6月17日には終わっていた、
『デラックスクロスワード』誌のイラスト。
編集部からのお題は、
〝 大切な友達との交流 熱い友情にグッとくる 〟
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編集部からのお題は、
〝 会話できたらいいことありそう! 動物の声に耳をすませ 〟
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編集部からのお題は、
〝 おいおい、無理をいうなよ 〟
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編集部からのお題は、
〝 預金、有志、投資や個人年金 銀行のお仕事 〟
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以上、
『デラックスクロスワード』9月号 用のイラスト。
7月18日、全国の書店で発売。
(C)Hajime Sano
(株)マガジン・マガジンのパズルメイトシリーズの雑誌です。
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
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今回のイラストに関して、
描くことは別にないかな。
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平日の毎日に、
僕は母のところに行っているが、
いつも途中で二人が「お昼に食べるもの」を買っていく。
で、
その時、
「僕の食べるもの」と「母の食べるもの」は、
別会計にしている。
レジで毎回毎回ちょっと面倒で、
その分少し時間もかかるので急いでいると困るけれど、
それでもいつも買い物かごやトレイの中で分けて、
「こっちとこっちは別会計にしてください」
なんてやっている。
なぜか?
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そのことは2月17日の記事でも書いたけれど、
母のところに通い始めた最初のうちは、
お昼代はまとめて母が払ってくれていた。
これはそもそも昔からの感じの母心で、
「お昼代くらい出すで。来てくれてるねんし」と言って、
僕が母の分と自分の分を一緒に買った分を、
母がまとめて払ってくれていた。
しかしそのうちに、
姉が、
僕がお昼ご飯代を母にもってもらっている事が気に入らなくなって、
母と2人だけの密室の時に母にアレコレ文句を言って責めて、
とうとう、
「●子が色々言うから別にしてもらわれへんやろか?」
と母が申し訳なさそうに言ってきて、
それから分けて会計するようになった。
なんかホント、
家族で兄弟なのにヤな感じだ。
でも、
いかにも姉らしい。
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理由の1つは、
僕と母が仲良くやっているのが焼けてしかたない、
というところがあるだろう。
(いったい何歳?)
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また、
僕が家のお金を使って得するのが腹たって仕方ないのだと思う。
僕が「いい思い」をするのが。
しかし、
自分は何だ?
家にいて普通大人一人が生活するよりかなり少ない出費で済ませ、
“敵扱い”だった父の給料だの年金だののお金で買ったものを使い、
洋服は母の買った良い洋服を自分のもののように全部着て、
父母のお金で買った食事を当然のようにして食べて、
さんざん父母のお金で成り立っているものを使ってきたじゃないか。
まぁ、そういう人だからこそ、
他の人が同じように「いい思い」をしていると。
気に入らないのだろう。
それで母を責める。
本当に思うけれど、
これはバチが当たるよなぁ。
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それから、
上のことも含まれるのかもしれないけれど、
こういうのがある。
僕は昔から姉をみていて思っているのだけれど、
どうもこんな言い方はアレだけれど、
姉は動物的だ。
なんだかものすごく「縄張り意識」が強い。
そんな風だ。
★
「人が買った」家であろうと「人の責任」の家であろうと、
自分のいるところはそのまま全部自分の縄張りで、
(たとえ姉が「敵」だと思っていた父のお金で買ったものでも)
自分の縄張りにあるものは全部自分のもので、
その中で自分の許せないものごとがあると腹がたち、
自分の利益にならないことがあると排除したい。
縄張りの中で好き勝手できるのは自分だけで、
他の人が好き勝手するのは絶対に許せない。
その勝手を許してくれたら「味方」でじゃなければ「敵」だ。
で、
縄張りから外に出ると一転してビクビクおどおどしている。
そんな感じがピッタリだ。
ああ、
書いていて本当にそうだと思ってしまった。
(こういう考えをここまでまとめたのは最近)
とにかくそういう動物的「縄張り意識」のキモチもあって、
僕がお昼代を持ってもらうのが気に入らなかったのだと思う。
(ホントにそういうコトはそれ以外でもよくある)
まぁ、
そういう人を知らない人にはピンとこないだろうし、
「ホントかなぁ」とか思ったりしても無理はないけれど、
正直、
兄弟の僕でさえ、
時々なんだかそんな獣(けもの)的なところが、
「ある意味コワイなぁ」とか「不気味だなぁ」と、
思ったりするくらいだ。
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そんな姉のその今の“縄張り”は、
かつて震災後に母の力になりたくてなった、
「僕がローンの負債者になっているマンション」で、
大人なことは何も出来なくて人にやらせようとする姉は、
いつか今の“縄張り”に僕に来てほしいと考えているか、
僕の住んでいるとこならばどこでも「次の“縄張り”」にしたいと、
そう思っているのが自然だ。
さらに今まで僕にしてきた理不尽なことも“無かったこと”にして。
普通の人には信じがたいコトだと思うけれど、
そうなんよなー。
しかも、
外の人たちには理不尽さを知られずにスルスルっとそうしたい。
よく分かる。
子供の頃からいつもそうだから。
カンベンしてくれー。
なんか、
「サイコホラー映画」だなあ。
「二人になったら私はどこかで一人暮らしするから、
ここは売ってハジメの負債は返そうね」
なんて、
普通の「人」らしいことは言われたこともないし、
実際にそう実行する気持ちはないし出来ないだろう。
手続き等は一切したくないしやらないから出来ないし、
「ついてきてくれる?」だし、
さらに何かでやる気がなくなったらもうしないし、
“責任は何も持ちたくない”だし。
「自分が一番可愛そう」と訴えたと思ったら、
終ればエヘヘなんてご機嫌取ってすり寄ってくるし。
あとでの言い訳はしまくりだし。
それどころか、
「マンションを売ったお金は半分は私のものだ。
なんで全額ハジメの負債に返さないといけないの?!」
なんて“非情”で“非常識”なことを言い出しても不思議じゃない。
なんでこんな兄弟を持ってしまったか。
でも、
そんなことがいつまでもずっとうまくいくか?
●
さておいて、
と、
まぁ、
そんなことがあって、
僕の買い物で母と僕の会計を分けるようになってから約5ヶ月、
僕はアチラコチラのお店で、
「これとこれは別会計でお願いします」
と言って買い物をしている。
だからたぶん、
アチラコチラのお店で、
僕はもう「別会計の人」と言われているかもしれない。
「最近、“別会計の人”こないねぇ」
「え? 昨日きてたよ」
とか、
「うちのくるみカマンベールパンってどんなだっけ?」
「ほらほら、“別会計の人”がいつも買ってるやん」
とか。
ごめんさない、
オチつけて。
そんなこんなです。
That's all for now.
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