********「なごむアトリエ」足あと通信 最終便 ********
--<2008年冬・10年でひと区切り号 / いまだかつて無かった長メール>--
こんにちは。
もしくは、
こんばんわ。
まずは、
お知らせ。
-----------------------------
ブログを始めました。
●「なごむアトリエ」そんなこんな通信
http://nagomu.typepad.jp/
頻繁に、なんだかんだのそんなこんなを書いてます。
携帯からも見ることができます。
その場合はコチラ。
http://mobile.justblog.jp/t/typecast?blog_id=36847&user_id=237329
(自分の携帯にメール送りしてください)
-----------------------------
はい、
ではいきましょうか。
えー、今までメールをいただいたすべての方に、
ある日ひょっこりとお届けする、
例によって「長ーいメールトークでごめんなさい」の、
「足あと通信」がやってまいりました。
今回が初めての方には、
いきなり突然ごめんなさい。
ご無沙汰の方は、
お久しぶりです、お元気ですか?
と、
いつもの調子で始めましたが、
標題にもある通り、
こうやってメールでお知らせする「足あと通信」も、
これで最終便にしたいと思います。
もちろん、「なごむアトリエ」自体は無くなりません。
この、メールでお届けする「足あと通信」を、
今回でおしまいにしようかと思います。
こんなめちゃくちゃ長いメールが来るのも最後だよ。
しかも今回は最後なので、
とてつもなく長い。
過去最高。
「そんなに長いの? かなわんなぁ」と思うヒトは、
このあたりで閉じていただいてもオッケーです。
そうでないヒトは、
どんどん進んでください。
--◆--
そもそも1999年から出しはじめたこの「足あと通信」、
当初は年に2回だったのが、
そのうち年に1回になって、
とうとう去年は出ませんでした。
とってもヒマだったころにやり始めたコレは、
今は結構タイヘンだったりもします。
で、
このままフェィドアウトしようかとも思ったけれど、
しかし、何かにつけて、
「ちゃんと自分なりにケジメをつけておきたいワタクシサノハジメ」なので、
とにかくキチンと終わっておこうと思っての、
この「最終便」です。
--◆--
実は、
この2008年の12月で、
「なごむアトリエ」自体も初めてから10年です。
早いよねぇ。
その間にインターネットの感じもいろいろと変わったり、
僕自身もそれに対するスタンスがビミョーに変わったり。
それに、
ヨノナカとか街の空気とか、
ヒトの感じもなんだかちょっと変わってしまった気がします。
なんだかのんびりした感じが無くなってきた気が、
ちょっとします。
そんな中で、
「なごむアトリエ」も含めて、
仕事や作品作りやその他もろもろについて、
「さて、自分は、これからどういう方向に行こうか」
なんてことを近頃考えるようになりました。
まぁ、だからといって、
突然ガラリと音を立てて何か変わるワケではなく、
基本的には今まで通りの流れでいくのですが、
「次の展開」みたいなものを念頭に入れながら、
しばらくはちょっとアレコレやってみたいと思ってます。
そういう思いがあるので、
しばらく止まっていた「なごむアトリエ」の方も、
去年終わりくらいから、
アレコレちょこちょこ更新してます。
「神戸のほほんなごみ通信」とか、「カッパ沼」とか、
そんでもって、ブログも始めました。
そんな感じに、
ここんところ動きがあるので、
去年「最近ぜんぜん更新してないなぁ」と見に来なくなったヒトもまた、
よかったら見に来たりしてみてください。
--◆--
出来るなら、「前人未踏」を目指したりしようかなぁ。
--◆--
ブログに関して言うと、
「今さらブログなんて」とあんまり興味無かったんだけど。
与えられたものって、あんまり好きでないし。
ただ、
新しい動きとして、
次の展開の1つとして、
ちょっとやってみることにしました。
やってみると、ブログは更新がラクですね。
いままでの形だと更新が止まっちゃうとほんとに止まっちゃうし、
「見にきたのにどこも更新してない、どうしたの?」みたいな感じを、
解決できるならいいかなと。
で、やる以上は、
ちゃんとみのにものにします。
写真あります。
今の様子とか、
絵のこととか、
神戸のこととか、
自分の身の回りの道具のこととか、
あります。
ホント、性分で、
やはりやっちゃうと、
アレコレ凝ったコトをしたくなります。
あと、
お知らせの場にもします。
「なごむアトリエ」本体の更新のこととか、
それ以外の活動のコトとか。
で、
「更新の足あと」というカテゴリーも設けてますので、
今後はこの「足あと通信」の替わりに、
そちらで「いつ何を更新したか」を見て下さい。
(ね、ちゃんと考えてるでしょう?)
そんなこんなのそんなこんな通信。
日々のインターネット時間の折にでも、
ちょいと覗いたりしてみてください。
「なこむアトリエ」本体に来なくても、
まず先にそちらに来ていれば、
「なこむアトリエ」の更新も解りますので、
ブログから先にみてもらうといいかもです。
もう一度URL書いちゃうと、
ここ↓
●「なごむアトリエ」そんなこんな通信
http://nagomu.typepad.jp/
--◆--
さて、
このごろ、
「変化」みたいなものを、
ひしひしと感じます。
それもここ数年です。
●「変化」それは例えば、「気候」だったりします。
なーんか、
少し昔を基準にしたら、
ホントおかしくないですか?
去年の夏はなんだかヘコたれくらいに暑かったし、
季節の変わり目はなんだかスムーズでなくってぐしゃぐしゃだし。
あと、なんとなく気付いたんだけれど、
夏にしろ冬にしろ、
晴れたときの日射しが妙にきつくないですか?
ギラギラと刺すようです。
●「変化」それは例えば、それは例えば、
「ヨノナカ」というか「ヒトの感じ」というか、
そういうのもなんかちょっとこう、
変わってきつつある感じがしています。
「なんだかなぁ」というコトが多いです。
ニュースを見ていると知る出来事とか、
アチコチでマナーもへったくれもない人が増えた気がするなぁとか。
「気候」がおかしくなると、
「生き物」もやはり影響を受けるのかもしれないなぁ。
--◆--
もっと日常的なコトで言うと、
すごく「表面的」になっている気がするんですよねぇ。
いろんなことが。
グッと根ざしたものがない、というか、
すんごく味気ない、というか。
そんでもって、
「表面的」なものしか見えないヒトが多くなってる、
みんなが「表面的」なものに右往左往させられている、
なんか、
そんな感じがします。
--◆--
でもねぇ、
だからと言って、
「昔はよかった、昭和はヨカッタ」とか言って懐かしんでみても仕方ないんですよね。
今を生きるしかないんです。
あと、
「今、表面的にうまくやっている人」をねたんでみたりうらやましがってみても、
これまた仕方ないよなぁと僕は思います。
だって今、
表面的に、
「うまくやっている」人にも「安心している」人にも、
「調子のってる」人にも「はしゃいでいる」人にも、
長い目でみると必ずどこかでいつか自然に「変化」がきそうです。
というか、
これからの変化は、ほんと、
どんどんと「変化」する「変化」なんじゃないかなぁと思います。
そんな時代に突入してきていると、
個人的には思うんです。
何をしているどんな人にも、
みんな等しく「変化」にさらされていて、
そこでは「不安」は常に背中合わせで、
「こうなっておけば安心」なんて状態はもうない、
そんな気がします。
「こうなっておけば安心」と思った状態を手に入れてすっかり安心していたら、
きっと何かいつか別の「不安」がやってきそうな気がします。
--◆--
じゃぁどうしたらいいのかなぁ、
なんて思います。
じゃあ、
深く考えずに出来るだけ楽しいコトだけして「テレビ的」にはしゃいで暮らす、
というやり方もあるんだろうけど、
ちょっとそれじゃあ、
いつか飽きそうだし、
ずっーと先に、ある日突然サミシクなりそうです。
--◆--
僕自身、
はっきりとした答はないのだけれど、
でも、
最近は、
こんな風に考えてます。
「もともと不安はあって当たり前」
基本的には、
生き物である以上、
そもそも本来はどこまで行っても、
「不安は何かしら来る」んじゃないかなぁって。
「不安」を心配して妙に焦ると、
逆に別の「不安」な方向に引っ張れてしまうような、
そんな気がするんですよねぇ。
「もともと不安はあって当たり前ーっ。上とか下とか空気とかお尻みたいに、あって当たり前ーっ」
どーんと、
そう思っておいた方がいいんじゃないかと、
このごろ、そう思ってます。
そんな中で、
今のフツーな日々をちゃんと過ごしたり、
じっくりと自分や人との関係とかを育てたり。
その上で、
時には「何か」や「次」に、トライしてみたり。
結局はそういうことかなぁ、
とこのごろ思ったりします。
--◆--
えっ?
でもそんなに簡単じゃない?
そうしたくてもそんな環境じゃない?
そうよなぁ。
いろいろそれぞれ事情あるし、
僕に勝手に言われてもなぁ。
すべての人がそんなに強いワケじゃないしなぁ。
「不安に思って」ということ自体には罪はないしなぁ。
けどさ、
やっぱりこれだけは思う。
「もともと不安なんてのはあって当たり前」
1つや2つの不安くらい「へ? 僕の相棒なのよ」てなもんで、
新たな不安がやってきても「おっ、キミもきたか」てなもんで、
なんて、
そんなココロ持ちで、
次に行けたらいいなぁ、
と。
いや、
もちろん、
僕自身もなかなかまだまだ、
なのだけれどもね。
--◆--
そういうのが、
「変化」に惑わされずにやっていく、
例えば、たくさんある中のひとつの方法なんじゃないかと、
ちょっと思ったりしている、
このごろです。
--◆--
あと、
メディアや人の言葉にまどわされない。
自分と、本当に信じることのできる人の言葉を信じる。
そういうのも、
「変化」に惑わされずにやっていく、
方法の1つかもしれないですね。
--◆--
うーむ、最後だけあって、
めちゃくちゃマジメな感じだなぁ。
まぁいいよね。
最後だし。
--◆--
あ、
ふと思った。
変化があっても別に気にせず、
不安もあまり感じず、
ノンキにゆったり優しく楽しく、
しっかりとしかもちゃんとやっていける人ならば、
それはそれで、
きっととてもいい感じの人です。
--◆--
さて、
「変化」と言えば、
もともと僕自身は、
「変化」を求めるのが好きな方です。
一昨年は環境を変えたくてここを引っ越しして、
去年再びまたここにもどってきました。
出戻りです。
17年近く前にここに入居してから、
さまざまな部屋の模様替えをしたけれど、
結果的に今回のが、
「究極の模様替え」になってしまいました。
そんなこんなで、
前にここを引っ越しするちょっと前にあった、
「なんだか最近パッとしないなぁ」モードもリセットして、
「よーし、次へ進もう。アレコレまたしようかなぁ」モードに入ってます。
--◆--
これから。
「なごむアトリエ」はやりたいところだけ、
コンパクトにやっていきたいなぁって思ってます。
ブログはしばらくちょっとアレコレやってみます。
まずは今の「なごアト」イチオシってな感じです。
あと、
仕事以外に、作品として、
「絵」をもっと描きたいと思ってます。
あるコンテストあって、今年はそれに出したいですよねぇ。
それ考えてます。
--◆--
あと、
部屋にいてアレコレするのは結構好きなんだけど、
それではイカン。ので、アチコチ行きたいと思ってます。
まず、
これは去年から始めているのだけれど、
東京行き。
去年は2回いきました。
今年も行きます。
昔はほんとによく仕事や私用でよく行ってました。
その時の仕事が終わってからというもの、
金銭的にも余裕がなくなって、
ずっと行ってなかったのだけど、
今ならできます。
もちろん、
あちらには、親しい人や、かつて親しかった人たち、
たくさんいます。
そういった人たちにも会って楽しんでも来るので、
100%仕事ではないのだけれど、
もともとの発想は、
「そろそろ次の展開を求めて、今までしてなかったことを」
からです。
ほんとだってば。
まぁ、
行くとヒトと会ったり楽しんだりどこか行ったりするので、
「仕事」は10%くらいになるかな。
その合間に、
何かそういう「仕事」や「活動」にかかわるコトなども、
ちょっとやってこれたらと。
でも、
秋に行ったときにね、
今やっているクロスワード誌の担当編集長に、
その仕事が始まって以来初めて会ってきてね。
6年やってて初めて。
編集部を訪ねて、そのあと一緒に飲みにいったりして、
話をいろいろとしてね。タノシかった。
やはり直接会うのはいいものです。
今はネットで顔を見なくても仕事ができちゃうけれど、
けど、「やはり顔を合わすべきだな」と痛感してきました。
それ以来イラストの電話の度に「今度、いつくるんですか?」と編集長。
近日また東京に行くのだけど、
また会って、飲んできます。
やっぱり会わないといけません。
そうやってヒトに直接会ったりして、
次の何かが見つかれば、
と思ってます。
--◆--
ロンドンに行きたいんです。
実は昔同じ会社でずっと連絡しあっていた女性が住んでます。
(そう、アナタのことよ)
今はイギリス人と結婚してアチラに住んでいるのだけれど、
その彼女に去年子供ができました。双子のハーフちゃんです。
「見にいこうかな?」とメールすると「来て来て。是非来て」と言います。
行きたい。
行ってビートルズのゆかりの地も見てみたい。
行くぞロンドン。
待ってろロンドン。
--◆--
あと、
アメリカ。
友人がもしかしたら行きます。(そう、アナタのことよ)
彼は行ったらしばらく暮らす予定だそうです。
ロスです。
もしその友人が行って暮らしたら、
遊びに行きたいなぁ。
--◆--
あと、
これは前からちょくちょく行っていたけれど
美術館などの展覧会。
もちょっとタクサン行きたいですね。
多少遠くても行きたい。
--◆--
そうそう、
いよいよメガネが必要です。
19年バソコンやっているので視力がどんどんと落ちて、
しかも最近老眼がついにちょっときました。
去年100均の老眼メガネを一時してましたが、
ちゃんとしたの買います。
決して「変装」でも「イメチェン」でもありません。
切実な問題。絵を描いていると近頃目が疲れる。
だから、メガネを買うぞ!
--◆--
あとねぇ、
そう。
チマチマしたことばかりでなく、
なんかこう、どーんと大きな「もの作り」がしたい。
--◆--
以上とりあえずは、そんなところかな。
まぁすべてが今年中というわけにはいかないだろうけど、
しばらくはこんな感じです。
あとは、
ずっとやってる「神戸のお手伝いしている会社の仕事」も、
引き続きいいお仕事をする、
のキモチです。
考えれば、そこももう9年くらいやってます。
神戸市関係のサイトデザインしたりしてるんですけれどね、
もうちょっと自分のウデをあげて、
いいお仕事したいと思ってます。
--◆--
さぁ、
「足あと通信」おしまいにあたって、
とりあえず言っておくことは言ったかな。
でも、
まだ続く。
続くよぉ。
「あかん、長すぎ、これ以上ついていけない。許して」というアナタは、
ここらでリタイヤして、
お風呂入ってお茶飲んで寝てもらってもOK!
ついて来れるヒトだけついてきてちょうだい。
いくよ!
--◆--
じゃ、ここらで、
足あと通信恒例の「少しだけお話を」です。
もうこれまた最後なので、
幾つもネタ、いっちゃいます。
いままで人目に触れないところで書いてたりしてたものも、
一挙に大放出です。
本来のここの趣旨も離れまくったりしたりしつつ、
バンバン行きます。
わかるのもよくよくわからないのもあると思うけれど、
気にせず行きます。
じゃ。
以下。
<少しだけお話を-その1>
----------------------------
よく家の庭先やブロック塀や電柱の下などに、
「ネコよけ」の為の「水の入ったペットボトル」ってのが置いてますが、
あれって、今、ほんとに効くんでしょうか?
前に他で書いたこともあるんですが、
僕は以前、ネコが家の隙間に置かれているペットボトルを、
ぐぐっと押してパタンと倒して出てくるのを目撃したことがあります。
それから、ある家の裏側の狭い通路に置かれた、
ネコ通行止めのペットボトルの4本組の上にぽーんと乗って、
見事にバリケード突破したネコも観たことがあります。
そりゃ、
たしかに最初は効果あったかもしれません。
しかしそれはただ単に「見慣れないヘンなモノ」がそこにあったからじゃないでしょうか?
例えば、
アナタがある日歩道を歩いていたら、
目の前にでっかい透明の水の入ったモノがどーんと置かれている。
「えー?何ー?これ。気味がわるーい」と、
よけるでしょう。当然です。
しかし、慣れたらヘイキ。そんなもんだと思って、
きっとスルーするに違いありません。
ネコもきっと慣れている。
もうアレは効かない。
しかも、「子猫ノラ」の時からアレを見ているネコは、
きっとアレがあるのがフツーのコトと思っているに違いありません。
はい。
ネコの勝ちです。
ただちにアレを撤去しましょう。
そじゃないと、きっと初めて日本に来た外国人が、
「水を大切にする日本の伝統儀式」とかなんとか誤解しちゃうかもしれない。
それに、
そのうちもっと賢いネコが出てきて、
ノドが乾いたら、
水の入ったペットボトルのところに行って、
両手でキャップを上手にもって、
うにゃっ、とフタをあけて、
ボトンと横倒しにして、
流れ出てきた水を、
ぺろぺろとなめたりするかもしれません。
「助かるにゃ〜。今日は暑いもんにゃ〜。人間って親切だにゃ〜」
ネコが喜びます。
あれ?
そうか、そうなるとネコが助かるか。
いいじゃないか。
みなさん。
どんどん水の入ったペットボトルを置きましょう。
うまくまとまとった。
<少しだけお話を-その2>
----------------------------
あるヒトが、
アフリカの動物たちの特集をしているテレビの番組で、
チーターが地上動物最速のスピードで獲物をしとめるの観ていて、
「ああ、すごいなぁ、チーター。走る姿、ウツクシイなぁ」
なんて感動しつつ、ふと思って、
向こうで他のコトをしている家族にこう聴いた。
「チーターって何歳くらいまで生きるんやろなぁ?」
と。
そしたら、向こうで他のコトをしていた家族がこう答えた。
「チーター?さぁ、元気やったら80才とか90才とか生きるのとちゃう?
あの人、まだ生きてはるやろ?」
(わかった?)
<少しだけお話を-その3>
----------------------------
【恋する女】
女「ねぇ、私のこと好き?」
男「そんなこと言わなくてわかってるやろぉ」
女「言ってくれなきゃわかんないっ」
男「もぉ」
女「ねぇ、好き?」
男「うん」
女「じゃあ、どのくらい好き?」
男「そやなぁ、ポチと同じくらい好き」
女「・・・・」
男「どした?」
女「うりやっ!」
バシッ、
キャインキャイン。
男「あ??、僕のポチに何すんねんなぁぁ」
女「ねぇ、私のこと好き?」
<少しだけお話を-その4>
----------------------------
青年「あ、あの」
中年「はい?」
青年「あの、つかぬことをお聞きしますが」
中年「はい」
青年「いま、何年ですか?」
中年「へ?」
青年「いま、何年ですか?」
中年「2008年ですが?」
青年「また、2008年・・・・」
中年「・・・、どうしたんですか?」
青年「2008年・・・・、そんなばかな・・・」
中年「ど、どうした?キミ」
青年「・・・、いや、いいんです。2008年・・・」
中年「ダイジョウブか?」
青年「・・・、いや、ありがとうございました」
中年「どうした、なにかあるんだったら言ってみろキミ」
青年「いや、いいんです。話しても・・・・」
中年「気になるじゃないか。言ってみろ。私はこういうのはほっとけないんだよ」
青年「・・・」
中年「よかったら言ってみろよ」
青年「・・・、信じてもらえないと思うけど」
中年「なんだ、言ってみないとわからないじゃないか」
青年「ぼくは、さっきまで、1981年にいたんです」
中年「・・え?」
青年「いや、いいです。やっぱり信じてもらえません」
中年「いや、信じよう。言ってみなさい」
青年「さっきまで、僕は、あの公園で、友達といたんです。
1981年ですよ。僕は1961年生まれの20歳ですよ。
みんなで芝生で寝転がっていたら、突然眠気がして、居眠りをして、
そして気がついたら、同じところなんだけど、
なんだか風景が違うんです。友達もいないし。・・・・」
中年「・・・・」
青年「・・・信じられないないですよね」
中年「・・・・」
青年「で、落ちている新聞をみたら、2008年になってる。
まさか、そんな馬鹿なことが、と思って、何人かに聴いてみたら、
みんなおかしな顔をして2008年という・・・」
中年「それで私にも聴いたのか....」
青年「はい・・・」
中年「・・・、信じよう。うん、私は信じよう」
青年「ほ、ほんとですか?」
中年「ああ、本当だとも。キミはもしかしたら」
青年「はい?」
中年「タイムスリップしたのかもしれない」
青年「タイムスリップ?」
中年「ああ、安心したまえ、私はそういうの、信じる方だ」
青年「タイムスリップ・・・・、そんな・・・」
中年「おそらく」
青年「・・・、僕は帰れるんでしょうか?1981年にもどれるんでしょうか?」
中年「うーん、わからない、しかし、私は協力しよう。力になるよ。いろいろと一緒にしてみよう」
青年「あ、ありがうございます」
中年「まあ、いいさ。それにしても1980年かぁ。私は1959年生まれだよ。
そのころは21歳だ、たった2つしか違わないのに、私はずいぶんとおじさんだなぁ」
青年「はは」
中年「そう、そういう時は笑ったほうがいい」
青年「はい」
中年「1981年ごろか・・、いい時代だ」
青年「・・・、今はいい時代じゃないんですか?」
中年「うーん、そうだなぁ。よくない、と言った方がいいかもしれないけど、
あのころよりよくなったこともある気もする。いいことは忘れるからな、ヒトは。
けれど、 あのころはやっぱりタノシイ時代だったと思うよ。
今、キミは何が好きなんだい?」
青年「は?、ああ、音楽が好きです」
中年「おお、そうか。どんな?」
青年「YMOとか、良く聴きます」
中年「おお、YMOか。スネークマンショーは?」
青年「はい、レコードもってますよ」
中年「そうか、僕ももってたよ。CDになってからは持ってないけどな」
青年「CD?」
中年「ははは、キミもあと5.6年ほどしたら解るよ。あとは何が?」
青年「そうですねぇ、山下達郎とか」
中年「ライド・オン・タイムかな。フォー・ユーはまだ出てないか」
青年「あと、洋楽ではブロンディとか聴きます」
中年「おお、コール・ミーかぁ。ナツカシイなぁ」
青年「・・・・」
中年「どうしたんだ、元気だせよ」
青年「はい」
中年「さて、どうしたものかなぁ。キミ、家はどこだい」
青年「笠町です」
中年「笠町かぁ、電車で2駅だなぁ」
青年「いってみましょうか?」
中年「うーん、どうだろうなぁ。キミは1981年にいなくなったということなら、
行方不明のままだよなぁ。お父さんとお母さんは驚くだろうなあ、20歳のキミが帰ってくると。
いや、本人であることを、信じないだろうなぁ」
青年「僕は行方不明ということになっているんでしょうか?」
中年「いや、わからない。で、逆にもしキミが、
無事もとの時代にこれから戻れたとしてたら、
そこには47歳くらいのキミがいるはずだ」
青年「ああ、そうか」
中年「けど、同じ人間同士が会えるかなぁ」
青年「ああ・・・」
中年「それから、どちらにしても、引っ越している、ということも考えられるしな」
青年「はい、そうですね・・」
中年「まぁ、しのごの言ってもはじまらない。ともかく電話をかけてみようじゃないか」
青年「電話を?」
中年「番号が変わっていなかったら、かかるはずだ」
青年「はい」
中年「このあたりは、10年数年まえにアタマに3を付け足すようになったから、
キミの家の番号の最初に3を押してからかけると、かかるよ」
青年「はい」
中年「じゃ、かけてみよう」
青年「なんて言ったらいいでしょう?」
中年「そうだなぁ、私がかけよう。高校時代の同級生だといって、聴いてみるよ」
青年「お願いします。なんだか、こわいな・・・」
中年「ダイジョウブ。わたしがついている」
青年「ありがとうございます」
中年「じゃ、電話をかけてみよう」
青年「はい」
中年「ちょっと待ってくれよ。携帯を…、
ん? あ、しまった、さっきバッテリーが切れたんだ」
青年「あ、ダイジョウブです。
自分の携帯もってますから」
<少しだけお話を-その5>
----------------------------
「僕ドラえもん!」
「あー、ドラえもんがきた。僕のところにも来たーっ!」
「ちょっと待ってね、よいしょよいしょ」
「何が出てくるのかな。ふふふ、わくわく」
ドン!
「はい、コレ何に見える?」
「ドア!! やったーっ、アレだな!」
「うん、ドアだよ。じゃちょっと待ってね。よいしょよいしょ」
ドン!
「こっちに置いたら何に見える?」
「え? ドア。やっぱりドア」
「うん。じゃあ、よいしょよいしょ、ちょっとゴミ箱のけるね。よいしょ」
ドン!
「こっちの壁においても?」
「ドア…」
「そう! どこでもドアー!!」
「…、いらないから、持って帰ってくれる?」
はい、
これで最後の「ちょっとお話を」もおしまいです。
なんだか「小ばなし集」みたいになっちゃったけど、
まぁいいんです。
では、
いよいよ最後のコーナー、
「●●の●月以降の足あとをどうぞ」なんですが、
もう2年もやってなかったので、
どこをどう更新したか、
調べるのもタイヘンなので、
ここはいっちょう、
「いままでやりたくてもできなかったこと」をしたいと思います。
では、2005年10月以降の足あとをどうぞ。
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「なごむアトリエ」
http://www.sanogen.com/nagomu
<2005年10月〜2008年1月までの足あと>
[全般的なコト]
※ いろいろ。
---「神戸のほほんなごみ通信」------------------------------------
http://www.sanogen.com/nagomu/tsushin/tsushin.html
佐野のまわりのここ最近です。随時更新しています。
●アレコレ。
---「なごむアミューズメント」-----------------------------------------
http://www.sanogen.com/nagomu/amuse/amuse.html
パソコンで作ったアレコレをお見せするところです。
●「カッパ沼」
http://www.sanogen.com/kappa/kappanuma.html
いろいろ。
でも、今、カッパいます。沼に。是非どうぞ。
他はまったく。
---「なごむプレゼンテーション」-----------------------------------------
http://www.sanogen.com/nagomu/presen/presen.html
佐野元の過去と現在の活動に関するアレコレの掲載どころです。
「スーパークロスワード」誌に描いたイラストと
「ナンクロメイトDX」誌に描いたイラストと、
その都度。
---「なごむギャラリー」------------------------------------------------
http://www.sanogen.com/nagomu/gallery/gallery.html
「思いついた企画展をする」や「昔作ったものも記録どころ」のコーナーです。
昔作ったアニメーションなども載せています。
※何も。
---「なごむショップ」------------------------------------------------
http://www.sanogen.com/nagomu/shop/shop.html
手作り中心の「なごむアトリエ」オリジナルグッズのショップです。
「オリジナルスケジュール手帳」を年末に。
今もやってます。
他はぜんぜん。
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以上、そんなこんなの、この約2年のあいだの更新です。
そう、一度、こんな風にテキトーな感じにやってみたかった。
あー、すっとした。
ほんとによく前はコマメにやっていたなぁと自分でも思います。
さて、
ではいよいよ、
「足あと通信」もおしまいです。
いつも、
ずっとこんな長いメールにつきあってくださったみなさん、
ありがとうございました。
今回が初めての方、
ザンネン、今回が最後です。
ごめんね。
この「足あと通信」を始めた頃というのは、
インターネットやパソコンの世界にも、
なんだか盛り上がりがあり、
タクサンのヒトが個人のホームページをして、
いろんな可能性を秘めている気がしてワクワクとしたものでした。
またパソコンでのメールの交換もちょっと特別な感じがして、
とてもタノシかったものでした。
今ではそんな感じも薄れ、
メールも携帯の方がメインになって、
その分、重みのようなものも薄れつつある気がします。
そんな中で「足あと通信」も、
このあたりでちゃんと終了するのが、
タイミングだと思ってます。
この何年間かで、
いろんな変化がありましたが、
ヨノナカはこれからもしばらくは、
「なんだかなぁ」と思うようなことが、
いろいろとあるような気がします。
そんな中で日々を過ごすのは、
時に疲れたりもするもんですが、
そんな時、ふと、
「なごむアトリエ」のことを思い出して、
気がむいたら覗いてみたりしてくれたらウレシイです。
「ぜひ来て、なごんでください」
とは言いません。
いやぁ、そのキャッチフレーズはもう、
自分の中では終わりました。
もちろんタイトルを変えたりはしませんし、
これからも「なごむアトリエ」としてあそこでやっていくつもりですので、
ふと「どうしてるかな?」
なんて思ったときは覗いたりしてみてください。
もちろんもちろん、
「そんなコトいわれてても、毎日覗くぞワタシは!!」
という方は大歓迎です。
そうやって、
何かどこかでつながっている、
と思えるのは、
人間としての、
おもしろさと、暖かさでもあります。
それは、
可能な範囲で「なごむアトリエ」を触っていくことにより、
僕自身も感じていきたいと思います。
それはほんとに、
ダイジにしていきたいと思います。
さ、
いよいよほんとに、
「足あと通信」おしまいです。
みなさん、
ほんと、いい日々をね。
自分のポジションの中で、
せいいっぱいにね。
時にアホしたりしつつも、
のんきにしつつも、
楽しく遊んだりしつつも、
しっかりとね。
では、
まだまだ寒い日が続くので、
風邪などには気をつけて。
「足あと通信」としては、
これにて、
さようなら。
これを送るすべての人たちに、
親しみと愛情をこめて。
え?
しんみりしちゃった?
もぉ、
あかんなぁ、
そういう時は、
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なごむアトリエ
http://www.sanogen.com/nagomu/
これからもヨロシク。
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佐野 元
2008.10/6
From KOBE City
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こんな下までのぞいても、
もう何もないよ。