9月25日に終わっていた、
『文字の大きなクロスワードEX』誌のイラスト。
これももう発売になってます。
編集部からのお題は、
〝 たくさんの漢字を読んだ一年 光陰矢の如し、年末の足音 〟
↓
編集部からのお題は、
〝 た〜くさん出てくるよ 必ず「た」が入っています 〟
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編集部からのお題は、
〝 日本のポップス界最大の功労者 故・服部良一さんを偲んで 〟
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編集部からのお題は、
〝 奇問珍問登場!ルールにご用心 言葉が逆に入るマスがある 〟
↓
以上、
『文字の大きなクロスワードEX』12月号 のイラスト。
発売中、
全国の書店で。
(C)Hajime Sano
(株)マガジン・マガジンのパズルメイトシリーズの雑誌です。
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
●
今回のイラストについて。
1つ目。
もうずいぶん前。
1989年にJR東海が作った、
牧瀬里穂さんが主演してとても話題になった、
そして山下達郎の曲「クリスマスイブ」も一挙に有名にした、
新幹線のX'masシーズンのCM「クリスマスエクスプレス」の、
オマージュです。この絵は。
(オマージュ→ある作品・作家の場面や作風などを真似て、敬意を表すこと)
もちろんそのまんまではないけれど。
時代は今にしているけれど。
服に「肩パット」は入ってないけれど。
(当時の女性の服にはものすごく「肩パット」が入っていた)
ちなみに、
この記事が面白かった。
↓
「'89牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが良すぎて書き殴ってしまった」
このCMの牧瀬里穂ちゃん、
今みてもめちゃくちゃ可愛い。
1989年かぁ。
僕は28才で、
大阪のデザイン・イベント・映像・企画の会社で、
契約社員として働き始めた頃で(アルバイトとしてはもう少し前から)、
その後につながるアレコレをやって走りまわっていたな。
もう30年。
◆◆◆
「思わず“お茶をにごす”という言葉の語源を調べたよ、その3」
さて、
少し話を変えて。
以前に、
姉が、
「今まで銀行に行って母の口座から生活のお金を下ろしていたのを、
もうハジメがかわりにやってほしい」
と言っている、
ということを母経由で聞いた、
という話を書いた。
そして、
その理由が、
「本人でないといろいろ疑われるからそれがイヤやから」
で、
また、
「ハジメやったら疑われへんから」
と言ったらしい、
ということも書いた。
いつものように、
「人にいろいろ思われるのはいや。母への責任なんて知ーらない、弟にポイッ」だなぁ、
とそんなことを書いた。
その後の話。
またある日母のところに行ったら、
姉が母に、
今度は、
「お母さんがハジメと一緒にお金をおろしに行ってきて」
と言ったということだ。
そうか。そうきたのか。
そして母は「行かんとアカン、一緒に行ってくれる?」とお願いを僕に言っている。
母を連れて銀行にかぁ。
もちろんいいけれど、
7月中ばからずっと外に習慣的には行っていない母が行くのは、
かなり母が疲れてしまうかもしれないなあ。
少し離れたところに行くにはちょっと急にいきなりはなぁ。
ただでさえ銀行は金に関わる人がいて疲れたりするところだ。
それに、つき添うこちらも気をつけて行かないといけない。
少し覚悟がいるなぁ。タクシーだとしても。
と、
僕はまっさきにそう思った。
姉はそんなこと思っていないだろうなぁ。
「行ってきて」だけだろうなぁ。
自分は行かないからな。
そのくせ僕がこう思っているのを知ったら後であわてて、
「私もそう思っててん!」と自分を良くするように、
アピールして付け加えるだけが常だ。
そんな状態なので、
ちょっとせめて1日、
僕と母が心の準備をするためにあえて1日空けた。
が、次の日は母の便の調子が悪いので、
またさらに明日にしようということになった。
すると、
さらにその次の日の朝いつものように母へ電話すると、
「今日は姉が会社が休みで家にいる」と言う。
月初の忙しさが終わったから、
平日だけれども休んだのだろう。
ので、
銀行行きは先に延ばして、
僕も母のところに行かずに自分のところで仕事をしたり、
家のことをしたりした。
で、そういうことをしながら、
こう思った↓。
(読んでて気がついた人、いるよね? )
「あいにく」の忙しい月初が終わったから、
そして平日なのだから、
姉は今日銀行に自分ひとりで相談に行ったりするかな?
姉が母を連れていくのはもしものことがあれば大変だから、
(姉が母と歩いていて引っ張って転倒させて、
背中が圧迫骨折になってからちょうど一年くらいになる)
さらに明らかに母の体力も落ちているから、
やめておいた方がいいとしても、
せめてあらかじめひとりで話を聞いてきたりするかな?
だって、
今後も、
お金を下ろさないといけなくなるたびに、
母に行かせるのかい?
姉の気持ちがホントに前の手紙どおりなら、
僕に対しても本当に常に「申し訳ない」と思っているなら、
今日そのくらいのことがあってもいいだろうけれども、
どうか?
そんなことを思ったけれども、
すぐに、
「それはないな」
と思う。
そういうのが出来ないししたくないから、
こうなっているんだから。
あの手紙の丁寧さは単なる表面的な「いい子アピール」だから。
もちろんその通りで、
姉が休んだその日そんなことはなく、
結局その後母の様子を見ながら、
僕が先週の月曜日に母を連れて銀行に行って、
ちゃんと用を済ませてきた。
(つづく)