今日はもと同じ地元の古くからの友人KYとのみに行ってきた。
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今週は疲れた。
先週からの続きで予約していた病院に母を連れて行き、
急にまた別の医院に連れて行き。
母には悪気はなく年のせいだとしても、
ああしてほしいこうしてほしいと、
急な思いつきで言い出したり。
カートの新しいのが欲しいので行きたいといい、
テーブルを片付けに来て欲しいといい、
他にもアレコレと。
さらにその向こうに、
姉が色々言ったりしたりしている影もチラホラと。
もちろん母にやってあげたくてやっている。
だから「もうイヤだ」というのでは決してない。
まぁ、
その中で僕自身は結果的にはニコニコ上手くまとめて、
色んな経験値がドンドン上がっていく気もするが、
毎日で、おまけに風邪が完治せずで調子悪く。
仕事は年内〆切りのものは終わったが、
年明けすぐに〆切りのものを少しずつ、
本来はもっと終わっているハズなのだけれど、
ちょっとジリジリしながらも合間に進めて。
さらに、他のことに関しては全く進められていない。
一方姉はとことん、
相変わらず自分のことしか考えず自分のことだけで。
今までと違ってお弁当だの食事の用意などで、
仕事も行くから私も忙しいと言っているだろうけれど、
それは本来生活している大人ならするものだし、
そもそも、いい歳までずっと母に全部やらせていたから、
そりゃそうだろう。手際も悪いし。
何より今それをやっている時の全体のキモチが、
あからさまにイライラした風でとても雑な感じだ。
おおらかなニコニコや丁寧さなど全くない。
母がいろいろと丁寧に細やかにしてくれたことに、
同じようにお返ししようというキモチは生まれない。
心が「自分がしてもらうのが当然」の子どもだから。
それで、
母にアレコレしている僕には急に愛想がよくなって。
前は知らんぷりみたいな時も平気であったのに。
しかし、
毎日僕が行ってやっていることに対して、
心の中からの暖かい反応はきっと別にない。
「やってくれるならまかせとけ」くらいだろう。
例えば僕の出費なども考えにも及ばないだろう。
で、
表面的には口だけでいいように言うだろう。
言うとますます分かってしまうから逆に言わない方がいいのに。
ちょっと前に姉が母のために買ってきた、
家用のズボンは形もわるく、
あっという間に太もものところがもろもろに汚くなった。
あれは珍しくケチな姉がお金を出したと聞いたが、
多分ものすごく安いものなんだろう。
今まで母親のいい品の洋服をさんざん着ておいて、
母にもっと張り込んでいいものくらい買ってあげればいいのに。
で、
あまりに早くふともものところが汚くなってきたので、
母も気に入っていなくて、
「あそこのタンスに入っている私のズボンを履くから出して」と、
そう言うのでいくつもあるカッコイイののうちから出してあげた。
僕も「そうやんあるねんから履いたらいいやん」と。
で、あれ?と思った。
母はそういう昔買ったパンツをもう家用にして履けばいいのに、
姉がそういういいものは自分が外で履く用に残しておきたいから、
母の家用に安いのを買ってきたのかな?
分からないけれど、
もし仮にそうならヒドイ話だなぁ。自分のことだけだ。
母のパンツなのだから、
そして今はほぼ家にいるのだから着心地のいい自分のパンツを、
どんどん履けばいい。
そうじゃない?
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てな具合に、
体力的なモノや気疲れに加え、
「なんだかなぁ」もアレコレあって、
一週間。
で、
それより少し前から気分転換がしたくて、
友人KYに「時間が出来たら今年最後にお前と飲みに行きたい」と
お願いしていた。
で、なんとか、今日は母にも言って、時間を作って、
行ってきた。
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かつて、
大阪の地下街の東の外れには、
「泉の広場」という目印としても有名な場所があった。
地下でありながら本当に水の出る噴水だった。
昔、関西ローカルのコマーシャルで、
「♪はぎや整形〜 泉の広場あがる」なんてのをやってたこともある。
しかし、
つい最近、噴水を無くしてしまって、
周辺のお店もリニューアルしたというので、
昼過ぎに落ち合って、
そのあたりへ行ってみた。
そういうリラックスするような場所に行くと、
逆に自分でも自分が疲れているのがよく分かる。
友人KYにも「お前なんか目が疲れてるなぁ」なんて言われたり。
しかし、
そんな感じで一件目のクラフトビールの店を終えて、
二件目の魚介の店に入ったころには、
アレコレ話しながら二人で笑ったり。
山芋の入った卵焼きや自家製のミソのアテに、
「うまいうまい、これうまい」なんて言って、
最後に梅田でよく行く立ち食いの寿司屋に行って、
寿司と生牡蠣を食べてしめた。
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で、
5時くらいにKYと大阪阪急梅田で別れる。
彼は宝塚線、僕は神戸線。
「じゃあな、今日は楽しかった」と握手を求める。
僕の好きな友人はたいてい照れずにサッと躊躇なく手を出す。
そして握手して、
少し離れてから「九州行き、気をつけてな」と言う。
彼は「おう、ありがとう」と言ってから宝塚線のホームに向かった。
僕は神戸線の方に向かったが、
ちょっとコーヒーが飲みたくなって、
神戸線のホームの隅に昔からある喫茶店に向かった。
すると、昔の喫茶店は無くなってレストランになっていた。
「あれぇ?」と思って、
逆方向の京都線の隅にあった喫茶店にも行ってみた。
そちらも昔からの喫茶店は無くなって、
「タリーズコーヒー」になっていた。
コーヒーさえ飲めたらいいのでそちらに入った。
階段を上がって二階になっている席について、
コーヒーを飲みながら、
京都線のホームに電車が停まって人々がどっと降りては、
改札にどんどん向かうのを見ていた。
見ていてこんな風なことを思った。
僕がもし、
つい最近、
今日でもいいや、
そうだなあ、
徳島とか鳥取とかの地方のさらに田舎から出てきて、
ここに座ってこの風景を、
ものすごい沢山の人たちが降りては歩いて去って行くのを見たら、
きっとおどろいて、
びっくりして感動するか、
逆に怖く思うか、
するだろうなぁ。
そう想像しながら、
しんどそうな顔をしながら流れていく人々を、
カップを持ちながらじっと見ていた。
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そんなこんなです。
2019年12月28日 土曜日