ほんと秋っぽく。
寒い位の時もあり。
引き続き父親の入院している病院には行っていて。
週にまぁ行ければ2回。忙しければ1回。
家族のうちで、ひとり行っている。
夜も8時ころまで面会できるし。
かといって、
「目をつりあげて頑張って」というのはではなく、
普通のするべきこととして、
ある意味自分自身のために、
「よし、行ってこよう」という感じで。
天気がよければ駅からテクテクと歩いて。
おとついの月曜もそんな感じで行ってきた。
昨日火曜は転院前に入っていた方の病院に行って、
母親の代わりに2ヶ月分の入院費を払ってきた。
会計のあと御世話になっていた看護師さんにも挨拶にいって。
「あら、わざわざ上まできていただいたの?」と、
看護師さん。
いろいろと気にかけていただいてたみたいで。
親切にその後を心配していただけるのは、
普通に「自分の父親のこと」として、
ありがたく嬉しい。
ちゃんとこの身で実際に行って、
家族として相手の顔を見て挨拶してよかったなと、
普通に思う。
そんなこんなの中で、
もちろん次のイラストの〆切りの準備はしつつ。
アイデアとか下描きとか。
この段階のものは外でも出来るので、
「出かける→外で」というのは、
こもりがちになる身には、
気分転換にもなってそう悪くはない。
そして、
それらのことをしつつも、
合間をぬってさらにやっていた絵、
「紅葉カノジョ」。
完成した。
ので、
その「できるまで」の、
前からの続きを。
(これより1つ前のものはこちら→「その後の紅葉カノジョ」の記事を)
左が、
最初の頃に途中までの絵をパソコンにスキャンして、
「こんな感じにしよう」と画像ソフトで軽く塗って、
「完成予定絵」としてプリントしたもの。
右が本物のまだ描きかけ途中のもの。
左の「予定絵」を目標の手本として、
右のが絵の実物で、
筆と絵の具で仕上げていってた。
↑前回はここまでをここに載せた。背景を作って目の感じを直したところまで。
↑いよいよ葉っぱを。
左の完成予定絵から多少位置を調整しつつ、
トレーシングペーパーで写したら、
右の本番分に写す。さらに上から鉛筆で確定して。
↑耐水性絵の具(アクリルガッシュ)で重ね塗り可能だけれど、
塗り方によっては多少下の色によって変わる事もあるので、
出来るだけ同じ発色になるように一応まず白に塗る。
↑本当は先にする予定だったのだけど、
うっかり順番を間違えて。でも大丈夫か。
頭と服に輪郭をほっそりと色の線で描く。
↑目がちょっと重たい気がしたので、
ほんの少しだけ「ぱっちり」な目に。
↑葉っぱの赤をどのくらいのどんな赤にしようか?
と思って2種類の微妙な違いの赤を候補に。
その2種類を紙に塗って葉っぱ型に切り取って、
↑それぞれ置いてみて考える。
結局どちらか一方の色だけではなく、
両方の赤を交互に使うことにする(この時点では)。
↑塗る。
↑塗る。
↑色の考察に使ったこの塗って切り取った葉っぱ。
ご希望の方先着1名にプレゼント。
「紅葉希望」と描いてメールをください。
(ジョークですが、ほんとに送ってきたらあげます)
↑これでひとまず葉っぱも完了。
けれど結局、
単色でベタッの塗ったのが気に入らなくて、
二種の赤両方をそれぞれの葉っぱにムラになるように塗って。
↑ここからは細かい仕上げ。
まず頬を少しだけうっすら赤く。
↑そして、向かって右の鼻の穴まわりが、
なんだか少しオカシイのできちんとして、
あと写真ではわかりにくいけれど、
目のあたりを修正したり緑をチョンチョンと足したり。
そしてサインを入れて、
「よし終わりにしよう」と。
↑パネル貼りした紙とかイラストボードではなく、
そのままの紙に描いているので(画用紙くらいの厚み)、
描いている内に絵の具の水分でどうしてもたわむ。
ので、伸ばす努力をする。
裏を水の筆でたっぷり濡らして、
表も強いシワの部分だけ水の筆でシュシュッと湿らせ、
表面に紙を載せてその上に重しをのせて、
3日ほどおいてプレスしておく。
↑で、伸びた。
この方法だとやはり小さなたわみが残りはするけれど。
↑けれどこうやって写すと問題ない感じに平らに。
はい、おしまい。
完成。
色味は、
この最後のものが一番近い。
(これだけ丁寧に補正した)
あ、でもそちらで見ている機器によって、
色の感じが変わっちゃうか。
それは仕方ない。
このコは、そもそも、
描き方のテストではじめたのだけれど、
考えて手をかけたので、
ちゃんと「小作品」として格上げしてあげた。
正式なタイトルを決めて、
額に入れたら写真に写して、
またここに。
(↑一番最初がコレ)
●
さあ、
どんどんと秋。
そして、
その向こうに冬。
そんなこんなです。
That's all for now.
✓