さてさて、
年賀制作の続き。
原稿は出来たけれど、
「プリントゴッコ」で実際に作って行く前に、
色を決める。パソコンで。
↓だいたいこんな感じにするコトにする。
あーあ、もう見せちゃった。
仕上がりとほぼ一緒のものを。
でも、いいんです。
今回は全行程を順に見てもらって、
「言葉」によるイメージだけのあいまいな「情報」ではなく、
「人によって本当に行われたコト」の過程を見てもらいたいので。
それに多少の色変更もあったりするし。
さ、いよいよ「プリントゴッコ」を使って、
作っていきます。
アタマでどの順番に版を重ねていくのがいいかを考える。
「スミ版(黒の線の版)」と「トラの周りの小さな文字」の2つは後にもってこよう。
で、残りの、色がメインの2つの版のうち、
まずは、インクの部分の面積が小さくて、
その分乾きの早そうなのから行こう、と。
で、これを一版目にすることに。
さあ、では、
一版目。
まずは、
↓フラッシュで原稿を焼き付ける「製版」。
昔、この、
「ピカッ」てのをするのが、
タノシクて好きだった人もタクサンいるでしょう?
で、
製版をすませて、
インクを乗せていくんですが、
その前に僕はマメに絵や図の周りをブロッキングします。
スポンジ状のシールになったものを張って、
インクが外に流れないようにします。
これをやらないと、
他の場所のインクと混ざってしまって、
そのまざった色がそのままプリントされたりします。
それから、
これをやらないとインクがどんどん広がって、
次第にインクの層が薄くなって、
多くの枚数をプリントしている内にかすれてきたりするんだけど、
こうやって同じ場所にインクをキープしておくことで、
かなりの枚数、しっかりとインクを出すことができます。
で、そこにインクを置いていきます。
あ、
ちなみに、
製版して焼き付けた部分には細かな隙間が出来て、
その隙間をこのインクが通って、
プリントが出来るんですね。
で、
ビミョー色を使いたい時は、
↓こうやってインクを混ぜて乗せていきます。
↓そして、こんな風にインクが乗せ終わったら、
ペッタンと押してプリントして、
出来た一版目がコレ↓。
どんどんペッタンペッタンと押して、
↓乾かします。
乾いたら、二版目です。
↓こいつを行きます。
↓同じように製版・インク乗せをして、
↓一版目の上に重ねるとこんな感じ。
トラの周りから出ている線の色を、
一部、予定してた色から変更しています。
オレンジより濃い黄緑がいいかなぁ、と。
そんでもって、
どんどんペッタンペッタンと押して、
↓乾かします。
さっ、
明日仕上げる。
つづく。