まず、
昨日(28日金曜)の夜の9時から11時までの間、
前回の記事の「ウサギとカメ」、
文章の一部が抜けていました。
9時ごろに文字を修正をした時に、
間違って数行消してしまい、
それに気付いたのが11時でした。
ので、
もしその時間に「ウサギとカメ」を見て読んだ人は、
もう一度見てもらえたら。
マイケル・ジャクソンが亡くなってから、
ベストアルバムを買って聴いていた。
その中に、
1985年のチャリティ曲「We are the world」の、
一人で唄っているバージョンが入っていた。
「We are the world」はマイケルとライオネル・リッチーの共作で、
他の多くのアーチストたちが集まって唄う正式な録音の前に、
デモとして録音したものがこれらしい。
これがなかなかイイ。
で、
そういうのがあったので、
1985年の「We are the world」のプロモーションビデオを観たくなって、
YouTubeで観ていた。
じっくりと観たの久しぶりかもしれない。
ああ、いいなぁと思って何度も観た。
でもって、
「うーん、手元においておこう」と思って、
AmazonでDVDを注文して、
昨日届いた。
「We are the world」がヒットした当時、
僕は24.5才だった。
早いな。
楽曲としては、
「Do They Know It's Christmas?」の方が好みだった。
(1984年に出た、「We are the world」のきっかけの1つにもなった、
イギリスのミュージシャンたちの同じくチャリティー曲)
それでもやっぱり、
アメリカのトップミュージシャンが一同に集まって唄う、
「We are the world」もなんだか本当にワクワクしたし、
当時アナログの12インチシングルも買ったし、
テレビのMTV番組でプロモーションビデオも何度も観た。
昔からの大スターと当時のトップスターとが並んで、
代わる代わる唄う姿にドキドキした。
ただ、
その後、年月がたつにつれ、
「We are the world」はなんだかあまり進んで聴く曲ではなくなり、
そのうちに、
聴くとちょっと気恥ずかしいような、
「いまさらWe are the worldでもないだろう」と思ってしまうような、
そんな曲になっていった。
ので、
数年前に、
手持ちのCDやレコードから、
曲を全部パソコンのiTuneの中に取り込んでしまってからも、
それだけ一曲を取りあげて聴くことはたぶんなかった。
でも、
今改めてじっくり聴いて観てみたら、
なんだかとっても良く思える。
楽曲の良さもともかく、
「よくもまぁ、こんな人たちが集まったもんだ」と、
贅沢でお腹イッパイな気持ちにさせてくれる。
それに、なんだか、
アーチストみんなが、
「虚勢」みたいなものより「ヨユー」のようなものが、
すごくにじみ出ているように思えた。
「あれが、もしかしたらアメリカのPOPSの頂点だったのかもなぁ」
なんて、ちょっとエラソなコトも思った。
さて、
ここまでは、
「またまた、"80年代はよかったなぁ"が始まったぞ」と、
他の世代から言われるようなコト。
けど、
ちょっとそんなのとは別に、
思ったことがある。
あのころは、
なんだかんだ言っても、
アメリカにもヨユーがあって
「米ソ対立」はあったけれど、
「対立」を出来るくらいにヨユーがあった。
テロ爆破とか金融危機とか、
まだまだ来て無かったし。
地球温暖化をどうにかしようというのも先のハナシで。
そんなヨユーのある国のアーチストが、
貧しい国の為に唄う、
それは当時、とても意義のあることだったと思う。
でも、今は、
アメリカでさえヨユーが無いように見える。
日本だって、
あの時代のそのあとバブルを迎えてウハウハだったけれど、
今ではおのおの自分のコトだけでキュウキュウだ。
いや、お金があったとしても、
心に「他人を思う」ヨユーが無く見える。
そんでもって、
世界中の問題がもう、
「世界規模」だったりする。
でも、
だから、
こんな時だからこそ、
今こそ、
「We are the world」じゃないかなぁ、
と、
そんなこと思った。
このブログでは、
基本的に、
「アリモノ映像」へのリンクははらないコトにしているけれど、
今回は特別に。
↓
YouTubeの「We are the world」
そんなこんなです。