数日前に完了していた、
『コンビニ限定クロスワード』誌のイラスト。
編集部からのお題は、
〝 マスの中は貝だらけ 小さな貝も一網打尽 〟
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編集部からのお題は、
〝 天の川を見るチャンス! 観測しよう夏の星座 〟
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編集部からのお題は、
〝 昔はウジャウジャいたの? 妖怪大図鑑 〟
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編集部からのお題は、
〝 何歳だってドキドキしたい 人生は大冒険 〟
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(C)Hajime Sano
(株)マガジン・マガジンのパズルメイトシリーズの雑誌です。
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
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上のイラストから。
1番上のイラストは、
仕上がる前に思っていたより、
ちょっと良かった。
こういう二色印刷用の配色は、
たいていちょっと偏った色味の感じになるか、
逆に強すぎる感じになるのだけれど、
何だか色が全体にしっくりきてる。
SNSに載せたら知り合いが、
「生地の模様にしたい」と書いてくれていたが、
ホントに僕も思う。
2番目のイラストの妖怪は、
左から、
煙々羅(えんえんら)、ぬらりひょん、
いったんもめん、あかなめ。
努めて、
水木しげる作の妖怪にはならないようにした。
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さてさて、
ゴールデンウイークのあとに、
あったことをいくつか書いたけれど、
まだ書いてなかったことのうちの1つ。
ちょうどGWの真ん中あたりに、
「姉がわめいてかんべんしてよと思った」、
ということ。
まぁ連休とは関係なく毎週木曜は母のいるマンションに帰るので、
その日も夕方に帰った。
で、
父の死後の手続きに関係ある書類を、
「仏壇の引き出し」から
「すでに手続きが済んでいる書類を僕がまとめて入れている向こうの部屋の戸棚」
に移そうとしたら、
姉が慌てたように、
「それは!そこに入れておいて!いれておいて!」と言いだした。
「いや、これは手続きが済んで書類は古いやつだし、
次の何かの時に実際手続きをした僕が見る場合に、
あそこにあるとわかりやすいから」
と言うと、
「でもそこに入っているパンフレットがわかりやすいし、また見たいからそこにおいといて!おいといて!」
と怖い顔して強く言う。
どう言ってみてもそう言ってきかないので、
「わかった。じゃここの引き出しに入れて置くけれど、あとで何をやったからわからなくなるから、ここに書いておくな」
といいつつ封筒の表に中のもののことを書いて、
「ちょっと中を確認するな」
と言って中のものを出して僕は見始めた。
すると今度はいきなり、
「いや!!、やっぱりそれは向こうの戸棚に入れておいて!もういいから早く向こうに入れて置いて!!」
と逆のことを言い出した。
〝えー、もうややこしぃー〟と思いつつ、
「いやいいからこっちに置いておこう。いいで」
と言うと余計に、
「いや、それは向こうに入れておいて!もういいから向こうに入れて置いて!!」
と怖い顔と勢いでいいだした。
だから、
結局最初に僕が言ったように戸棚にしまった。
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すると今度は、
「私はハジメみたいにパッと言われヘンから最初はこっちと思ったけど、あとでそっちでいいと思ったんや!」
といい、泣き顔で両手の甲をこちらに向けて揺らしながら、
「わたし」のことをアレコレわめきだした。
〝もう〜なんか暗い〜〟とうんざり思ったので、
始めは「もっと明るく明るく〜!」
と手を上げて「アゲ」のポースをしたら、
「そうやって!!!!! 私をバカにする!!!」
と怒りだした。
と、
横で母が子リスのような目で、
「言い返さないでお願いお願い」と無言で僕に語りかけるので、
あとはもう黙ってきいていた。
途中で一度「はい」と返事すると、
「また、そうやってバカにする!!!」
とわめいてまたそのあともいろいろと声をあげて言い続けた。
仕方がないので、
収まるまそのぐちゅぐちゅをずっと聴いていた。
〝何よこれ〜。どうして最初からもうちょっと穏やかにはならへんの〟
と思いつつ、
手の甲を向けて上下に振りながら泣き怒り顔の、
母のそばにずっと住む還暦の姉の顔を見つつ。
僕がローンの返済の負債者になっているマンションで。
ほんと僕にはシャレにはならない。
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そんな風に、
「かんべんしてよー」な時間を、
ゴールデンウイークの真ん中に過ごした。
この、
「こちらがAでやろうと言うと、Bにしてという。
じゃあいいからBにするわ、というといややっぱりAにして!という」
のは時々姉はする。
そして、
この「AといえばBにしろ。BといえばAにしろ」は、
亡くなった父親もかなりよくやってた。
ほんとに、
肉親でありながら、
「何でそうなるの?、ワケがわからへんー」と、
子供の頃から何度も思わされたもんだ。
父親もほんっとナンギなワケの分からないところのあるヒトだった。
人にもなんだか言いたくない言いにくいような。
でも、というか、
だから、というか、
あとになって、
あのGWの真ん中のことは、
ひとまず自分をこう納得させるコトにした。
あれは5月の3日のことだったけど、
2日後の5月5日が、
亡くなった父親の誕生日だった。
だから、
「そうか、きっと父親が帰ってきてたんだな」
と。
けどなー、
「AといえばB。BといえばA」
という癖以外にも、
あの急な慌て方は、
その書類にまつわって、
ちょっとした理由もあるのかもしれないかもなーとも思うんよなー。
(つづく)
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夏はもう来ているのだけれど、
ちょっとまだアイドリング状態みたいな感じで、
ブルブルブルなんていって体を揺すっていて、
で、
時々少しだけゆっくりすすんでみたりして、
また停まってブルブルしたりで。
梅雨中にちょっとずつ速度をあげつつ、
梅雨があけたら一挙に行く、
夏か。
そんなこんなです。
That's all for now.
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