前からここでも何度か、
「そろそろかなー」と、
触れてきたことなのだけれど。
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まず、
2年ちょっと前の、
2013年10月に写した写真から。
「阪急三宮駅」の神戸阪急ビル東館。
(2013年12月からは駅名が「阪急神戸三宮駅」に改称)
上が外観で、下がその中になる。
つまり、阪急神戸三宮駅の東口の改札を抜けてまっすぐ進み、
少ない階段をおりたスペースにあたる建物だ。
阪神淡路大震災の前は、
↑この建物だった。
震災後すぐにとり壊されて、
最初の写真の赤と白の仮の建物になった。
円柱形のらせん階段の部分が、
昔のビルからそのまま引き継がれて名残りをとどめている。
仮設でありながら、
20年使われてもうすっかり馴染んできたのだけれど、
立て替えの計画がそろそろじゃないかと言われてきた。
最近僕は、
「もうほんとにいい建物をどんどん簡単に無くすなよぉー」
と思うことが多いのだけれど、
まぁ、これに関しては仕方ないかなー、
と思う。
やはり「仮設」だしなー。
けど、何せ20年で、
あまりに馴染みすぎて、
やはりちょっと残念か。
あとは、
「あんまりエラソなビルはやめてね。神戸らしいコンパクトでシュッとしたのにしてね」
と願うばかりだった。
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で、
今年に入ってから、
変化があった。
3日前('16年2月17日)の駅ビル東館。
覆われてしまっている。
張り紙のお知らせはこう。
東館のお店の営業が終わってしまった。
まぁ、実際にすぐに工事が始まるのかもしれないし、
でも、もしかしたら、
「とりあえず以前に決めた契約期間が終わったので閉めた」
とかそういう事だけかもしれない。
そのあたり詳しくはまだ知らないのだけれど、
とにかく、
震災後も長く映画館として利用されていた時の入り口で、
映画館が閉まってからはらせん階段を利用出来た通路も、
ピシャッ。
外かららせん階段が見えていた透明の円柱部分も、
ピシャッ。
なんだか、
「さびれた遊園地の中の、やめたアトラクションの入り口」
みたいになってしまった。
それから、
外を西に向かっていく、
カフェとかあったあたりも、
ガラピシャッ!
そして、
JRに向かう通路の、
女性向けの雑貨がゴチャッと置いていたお店も、
ガラピシャッ!
つまり「東館」の範囲になるのであろうあたりは、
全て今、
閉じられている。
「東館」の中に入っても、
女性向け雑貨・コスメなどがあったお店、
「カラーフィールド」が、
ガラガラガラ、ガシャン!
パン屋さんとくっついてやっていた、
何度か本を買ったことのある、
阪急系列の書店「ブックファースト」も、
ガラガラガラ、バタンバタン!
それから、
よく利用したスーパーマーケットの、
「いかりスーパー」の下りエスカレーター部分も、
ガラガラガラ、ガシャン!
さらに、
改札の方に階段を上がって、
振り返ったところの、
何度も豚まんを買った、
「551の蓬莱」も、
ガラガラガラ、ガシャン!
なんだか、
「えーん、ごめんなさーい! 開けてー開けてー!」
と泣きながらお願いしたくなるくらいに、
まとめて閉まっていた。
こうなると、
やはり寂しげだ。
さぁ、
どうなるのかなー。
まだネットで調べたりしていないので、
詳しくは解らないのだけれど、
そろそろなのかなぁ。
すぐかなぁ。
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この絵も、
進めよう。
そんなこんなです。
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