「スーパークロスワード」誌の次の次の号の、
"なごむ亭元楽"名義のネコパズル完了。
それから、
「はっぴい! アロー&スケルトン」誌のイラスト。
編集部からのお題は、
「毎日乗っているけれど 通勤電車は第ニの我が家?」
↓
編集部からのお題は、
「ヒマだな〜 テストの残り時間、どう過ごす?」
↓
編集部からのお題は、
「解ければスッキリ! 数字ギライが直るかも…?」
↓
そして、
「まちがいさがしメイト」誌の、
"なごむ亭元楽"名義のペンギンパズルと、
CHUN-CHUNのまちがいさがし絵。
(C)Hajime Sano
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
で、例によって、
パズル誌のイラストを紹介した記事のときは、
そのタイトルや絵から何か言葉を拾って何か書く。
「通勤電車」<今ではもう>
そういえば、
もう随分と長い間、
「通勤電車」というものに乗っていない。
ごくごくたまに、仕事や用事などで、丁度、
通勤時間の電車に乗り合わせたりすることはあるけれど、
ちゃんとほぼ毎日通勤という形で電車に乗るのは、
もう20年以上無いなぁ。
フリーになる前に働いていた会社でも、
僕は契約社員だったので、
他の社員と違って仕事が空いている時は平日に続けて休んだり、
仕事量によっては早く出勤したり遅く出勤したりしていたので、
ずっと毎日決まった電車という訳ではなかった。
でも、
その前のデザインの専門学校に入り直して通っていた時や、
さらにその前の少しサラリーマンをしていた時代には、
だいたい同じ時間の電車に乗ったりしていた。
同じ電車に乗ると、
同じ時間に乗ってくる人の顔を覚えたりする。
ああいうのが、場合によっては、ちょっと楽しみだったりする。
それから、
これは同じ時間でなくてもそうなのだけれど、
「最近の女性は、仕事に行く時にどんな格好をしているか?」とか、
そういうことが解ったりする。
今は自宅仕事で、
最寄りの駅前を歩いたり、
たまに、三宮などの繁華街に行ったりするけれど、
住宅地が基本のエリアだけや、
たまの街中では気づかないこともいろいろとある。
そういえば、
もう数年前になるけれど、東京に行った時に、
まさしく朝の山手線の通勤ラッシュに乗り合わせたことある。
「なんでこんな目にあわないといけないんだ?」
と思うような目に遭わされる。
たぶんあれは毎日乗っていないと、
テクニックとかコツや身の置き場の感覚がわからない。
だけど、
ああやって毎日超満員の電車に乗っていると、
定年になった時に、サミシクなったりしないのだろうか?
「いやいや、アレに乗らなくて良くなってせいせいしましたよ」
という人もいるかもしれないけれど、
「なんか、超満員通勤電車が懐かしいなぁ」
なんて人もいるかもしれない。
ちょっと想像してみた。
定年してから2年半。
妻が友達と出かけて家に一人の昼下がり。
ヒマだから、もう使わなくなったゴルフクラブだが、
ちょっと久しぶりにスイングでもしてみるかと、
彼は、廊下の途中にある物置の中に入った。
すると、客用の布団がいくつか、
くるくると丸めて紐でくくって縦置きにして並べてあった。
「あいつは、まだこんなズボラなことをしたままなのか」
と思いながら眺めていると、ふと、心に蘇ってくるものがあった。
丸めて立てて並べてある布団と布団の隙間に体をグイッと入れてみる。
「そうそう、こんな感じ。いや、こんなもんじゃない」
体をもとに戻して並んだ布団の一方から押して、
ギュッギュッと間隔をもっと狭めて、
そして再び布団と布団の間に体を押し込んでみる。
狭いところに無理矢理体を押し込んでじっとしているこの感覚。
なんだか懐かしい。そう、ワタシはこういう状態になりながら、
35年間会社に通いつづけた。そう、ワタシは頑張った。
頑張ったよなぁぁ。うんうん、頑張った。
そして、布団と布団の間に挟まりながら、
しばらくそのままの姿勢でじっとしていた、
彼であった。
なんてことも、
あるかもしれない。
| えーーっ! あるかぁぁぁぁぁ〜? /
| ゴボゴボゴボゴボ /
そんなこんなです。