10月16日の記事、
『キミは「カボチャ大王」を知っているか?』で、
中学の頃を中心に買っていたピーナッツブックス
(スヌーピーやチャーリーブラウンの出てくるコミックス)を、
もう一度読み直していることを書いた。
で、読んでいると、
「ルートビール」という飲み物のことがたまに出てくる。
スヌーピーのセリフに出てきたり、
スヌーピーとウッドストックが乾杯したりする。
たぶん、
これをよく読んでいた中学の頃は、
「お酒のビールの一種なんだろなぁ」、
と思っていたんじゃないかと思う。
しかし、
今、大人になってビールをアレコレ飲むようになっているが、
「あれ?、多分ルートビールって飲んだことないなぁ、どんなもの?」
と、今回読んでいて思った。
だから調べてみた。
単に僕が知らなかっただけで、
知っている人も多くいるのかもしれないが、
「ルートビール」(正確には「ルートビア」かな)
というのはアメリカで有名な炭酸飲料で、
「コーラ」とか「ドクターペッパー」とか、
あの手のちょいと薬っぽいアメリカーンな飲み物らしいと解った。
「サロンパスを飲んでいるみたい」と書いているものもあった。
さっそく、
出かけたときに通りかかった輸入食料品の店で探して、
すぐに見つかったので買ってみた。
ルートビールの銘柄としては有名であるらしいA&Wのもの。
なんか見たことあるなー、って感じ。
もしかしたら、
今までも輸入食料品店で見かけたかもしれない。
で、グラスに入れて飲んでみる。
うーん、たしかに、
サロンパスの味がする。
いや、サロンパスを食べたことは過去に一度も無いので、
「味がする」というのもヘンだが、
ほんとにそんな感じだ。
子供の頃、
風邪を引いた時に飲まされたシロップの味にも似ている。
だいたい、
「コーラ」にしても「ドクターペッパー」にしても、
アメリカーンな飲み物はだいたい、
薬系というか、クセがある。
僕はそもそも個人的には「漢方薬のような味」というものが、
好きだったりするので、悪くはないと思うが、
なんとなく日本人好みでない感じはわかる。
そういえば、
アメリカでは普通に売られて飲まれているという、
「ドクターペッパー」も、
いつまでたっても日本では、
あんまり人気が出ないみたいだ。
それを思えば、
コーラはよく日本に根付いたと思うなぁ。
どうやら、
戦後に日本を占領したアメリカのGHQが、
「日本にコカ・コーラの工場を6カ所作るよう指示した」
ということもあったらしいから、
それが普及の原因の1つとしてもあるのだろうけれど、
戦後のみんなの「新しい時代の盛り上がり」のタイミングにも、
そして、その当時の、
「もう、新しかったら何でもどうでもええがなー、のスイスイスイ」の気風にもきっとマッチしていたのかもしれないなぁ。
そういうような状況がなかったら、
コーラもどうだったんだろうなー、受け入れたかなー、
みんな小さい頃から飲んで慣れちゃったけど、
あれも実はクセがあるぞー、
と、
そんなことを思ったりする。
まぁ、さておき、
これで、"40年前に存在を読んだ「ルートビール」"が、
どういうものかを、
この目と口でようやく確認できた。
あとは、
お腹がどんな判断を下すかなーというところ。
あ、下さないでねー、か。
| そうだねー /
| そうよねー /
ところで今回の、
「持っているピーナッツコミックスをもう一度読み直してみる」
も、あと一冊で終わる。
今、
「スヌーピー」というと、
「ミッキーマウス」とか「ミッフィーちゃん」などと同じく、
「可愛いキャラクター商品として愛でる」が中心になっている。
けれど、
今回読み直してみて、
やっぱり、
そもそもの「ピーナッツコミックス」はなかなか奥が深い。
今読んでも、
いい。とても、いい。
今こそ読むべきじゃないかと、
ちょっと大げさに思う。
ので、
そのあたりを何も知らずに、
「スヌーピーのマンガ? ああ、子供向けのマンガやねぇ? ホホヘヘヒヒ」
なんて言ったりすると、
ちゃんと「ピーナッツコミックス」を読み込んでいる人には、
「本当はそう単純なのものでは無いんだけどな、ヤレヤレ!」とか、
「もう戦後も80年代も終わったのだがな、やれやれ。」とか、
と思われたりするので、
ご注意を。
Hee Hee Hee!
そんなこんなです。