7月26日に終わってた、
『ラッキー! クロスワード』誌の、
問題自体も自分で考える、
〝なごむ亭元楽〟名義の探し絵パズル。
「ヒーローパズル」で、
〝コンビニスピード7〟。
↓
『ラッキー! クロスワード』誌2020年VOL.51号用で、
10月下旬にセブンイレブンで発売(たぶん)。
つまり次の次の号。
--------------
↑
またまた今回も取り立てて書くことはないか。
--------------
(C)Hajime Sano
(株)マガジン・マガジンのパズルメイトシリーズの雑誌です。
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
●
こんな妄想をしてみる。
●
その妄想は、
実際に本当にあった以下の2つのことを、
下敷きにする。
1つは、
もう会うのをやめた“もとかわいい後輩”だった「ゴリ押し園児」くんが、
10年くらい前に僕の姉に関して言った言葉、
「そうは見えないですけどね」。
そしてもう1つが、
今から7年くらい前に、
姉が突然言った「彼女と別れたん知ってるねん」。
この2つをもとに、
妄想を組み立ててしまおう。
●
じゃあ、
上の2つをそれぞれもっと詳しく。
まず最初の、
「ゴリ押し園児」くんの話。
これに関してはこことかここなどに書いたことがあるのだけど、
まず、
「ゴレ押し園児」くんというのは学生時代の後輩で、
しばらく疎遠だったのが、
2010年くらいに再会して時々会うようになって。
当初は僕も「かわいい後輩」と思っていたが、
次第に面倒くさいことを言ったりしたりするようになって、
なんだかうっとおしいので、
会うのをやめたというヤツだ。
その彼が、
まだ再会して間がないころに、
僕の部屋に来て座りながら、
“唐突に言ってみる”という感じにいきなりこう言った。
「佐野さんのおねえさんも大変ですねぇ〜」
すぐに、そこに、
“僕が父母を姉に任せて好き勝手してる”
というニュアンスを感じたので、
「いやぁ、ウチの姉が難儀なんよ」と言うと、
それに対して、
「そうは見えないですけどね」
と言った。
以前、
このことを書いた時は、
「彼が姉に会ったのはもう30年近く前。
それでこの言葉はかなり〝変わってる〟。
一方、
もし仮に僕の知らないところでこっそり会っているとかなら、
この言葉はわかるけれど、
それなら逆に〝気持ち悪い〟」
と書いた。
彼はだいたいちょっと「とんちんかん」なところがあるので、
“30年くらい前の姉を思ってそう言った”
ということもあり得なくはないが、
今回のこの「妄想」では、
実際に姉を見ているからそう言った。
つまり、
“実は、「ゴレ押し園児」くんと姉はこっそり「会っていた」”
(もしくは映像などで姿を見た)
ということに確定して話を進めたいと思う。
●
さて、
次に姉の方の話。
僕は2007年から一人の女性とお付き合いしていたが、
結局2013年の春の始まりころにお別れした。
で、
それからどのくらいだったのかは忘れたけれども、
そんなに時間が経っていない頃、
当時週一で顔をだしていた父母のところに行った時に、
少し向こうにいた姉が、
なんだかチンピラが「知っとんねんぞ」といいながら、
ニヤッとする時みたいな顔をして、
「ハジメが彼女と別れたん知ってるねん」
といきなり言って、
“何か返される前に〜”みたいにすぐにあっちに行った。
もちろん、
僕は当時、
付き合っている彼女がいることは言っていたが、
別れた事は母にも姉にも言っていないので、
「気持ち悪いなぁ」
とは思ったけれど、
まぁ、
姉がそういうイヤな感じを含めたおかしな事を、
いきなり言うのはしょっちゅうで、
例えば、突然、
「お母さんが死んだらバラバラやぁ!」とか、
「私が死んだら貯金をハジメにはあげたくないねん」とか、
「女兄弟が良かった!」とか
その手の訳のわからない気持ち悪い言葉を吐くのは珍しくないので、
「またかぁ」
くらいに思っていた。
でも、
今回のこの妄想では、
“姉はほんとうに「知っていた」”
ということに確定する。
●
では、
姉はいったいどこでこのことを知ったのか?
それは、
「僕のことをいろいろと知って、
僕の情報を発信している、
アヤシイ人たち」
から知ったのである。
この「妄想」では。
●
以下のように、
設定する。
そもそも、
もうずいぶんと前から、
僕はそのアヤシイ人たちに目をつけられていて、
色んなところをこっそりと盗み聞きされていたり、
ネット関係もみんな覗かれていたりする。
また色んなところを直接見られたいたりもする。
それから、
アヤシイ人たちは街中でもワラワラといて、
僕が前から歩いてきたら、
嬉しそうな顔をしてさっとスマホ(以前ならば携帯電話)をだしては、
みんなに僕のことを知らせている。
にいちゃん、おっちゃん、お姉ちゃん、
ママチャリに乗った主婦風、ヒラヒラした奥さま風。
若いカップル風、年の差カップル風、スーツケースを引っ張った女性、いろいろだ。
そして、
時には僕が人に言わないようなことまで探って、
「あいつも格好つけて気取ってるけど、
こんなこともやってるんや、ヘヘッ」
なんて僕を下げて喜んだりしている。
さらに、
その人たちの間や周辺の人たち含めて、
アチコチで噂を広めている。
その噂の中には本当のことも沢山あるけれど、
ものによっては「〜だったからきっと〜に違いない」という、
憶測で適当で的外れな事も入っていたりする。
“ストーカー”だとかあり得ない失礼なことまで言っていたりする。
とにかく適当にみんなで僕をイジって遊んで、
「愛すべき存在やわ」とかいってはしゃいでいたりする。
だから、
押し並べてみんな小学生の子供みたいな顔をしている。
中には、
“自分が僕のことを色々こっそり知っていて、
僕がそう言う状態になっているのを全く知らない”
ということが、
もう子供みたいに嬉しくて嬉しくて、
僕とすれ違う時に口を開けてニヤニヤして、
バカみたいな顔をして歩いている兄ちゃんや、
さらに、
僕を見かけるとつい「オレは知っているでアピール」をしたくなって、
僕とすれ違う時につぶやいて、
「〜〜で〜〜が〜〜なのも知らんと、ヘヘヘッ」などつい色々口にして、
「あまり僕に言わない方がいいこと」みたいな事も、
つい調子に乗って口を滑らせたりするような兄ちゃんもいたりする。
また、
すれ違うのが二人組などの場合は、
前から僕が来るのに気がついたら、
「もにょもにょ」「もにょもにょ」と何か僕のネタを言い合って、
げへへへへへと笑い合って、
ちょうどすれ違う時には、
ニヤニヤしながら目が斜め45度上をみて、
ドリフ時代の志村けんみたいな顔をして、
判で押したような様に同じ反応をしていたりする。
まぁ中には、
「こんな反応されたら気持ち悪いやろぉ?」
みたいなつもりでやっている場合もあったりする。
僕がいつもポカーンとした顔をしているから、
さらにみんな楽しくて仕方がない。
とにかく、
そこでは僕は、
そうやってアヤシイ人たちに、
「お前は何もわしらのこと知らんけど、
わしらはお前をいろいろ知っているねんでへへっ」
と思わせることでみんなに、
「あいつよりは自分は上だ」
という気持ちにさせて、
ちいさいちいさい優越感にひたらせてあげている、
というそんな立場に長い間いる。
まぁ、
中には、主に女性だが、
優しいコや分かっているコや良いコなどもいて、
「私はみんなみたいにバカみたいなことしたくないなー」
なんて賢いコもいたりもするんだけど。
と、
こんな感じの基本設定にしてみた。
この「妄想」では。
●
しかし、
実はその怪しい人たち自身も気がついていないけれど、
結局のところみんな、
無意識的に佐野の見えない魅力に引っ張られているのだ。
佐野のことがなんとなく、
気なって気になってしかたないというのは、
そして、
何か佐野のことについてアレコレ話したくなってしまうというのは、
そういう見えない佐野の力のせいなのだ。
それは佐野の中から生まれて、
自然に外に出てくるもので。
別に佐野はそんなに派手な格好もしていないし、
大きな声でもしゃべらないし大げさな身振りもしない、
でも何故かそこにいるとヒュッと目をひいてしまう。
前から歩いてくるだけでも座っているだけでハッとわかる。
だからスッと佐野が気になってしまう。
しかし、
気持ちを勝手に持っていかれてしまうのが、
本能的になんだか腹が立って逆に気に入らなくて仕方がない。
という人も多くいたりもする。
そういうのは佐野は自分では意識していないことだけれど、
結果的に、
佐野の術中にはまってしまっている、
ということにアヤシイ人たちも気がついていない。
なので、
ちょっと近づいてみた人の中には、
「ミイラ取りがミイラになる」こともあったりする。
と、
いう、
ちょっと深めの設定も加えておく。
あまりこの後の話に関係ないけれど。
あはは、
いいのいいの、
「妄想」だから。
好きに書いて。
●
さて、
それを、
姉が知るのだ。
そのアヤシイ人たちの間で、
僕の情報を交わされていることを。
どうして知ったか?
わからない。(ガクッ)
いつからなのか?
知らない。(ガクッ)
「妄想」だから、
細かいことはいいのだ。
でも、
「ゴレ押し園児」くんとの兼ね合いを考えても、
少なくとももう10年くらい、
場合によっては15年以上は経っているとしよう。
それ以来姉は、
その僕に関する情報をこっそり入手している。
本来、
ちゃんとした心ある家族や兄弟なら
それを知った時点で、
「うちの弟に何をしてるのよ!」とハラを立てたり、
「ハジメ!こんなことになってるよ、知ってる?!」
と僕に教えたりするものだが、
姉は、
そんなことはしない。
そういうのが実際にうちの姉だ。
もともとコソコソするのが大好きなので、
僕が何をしているのか、
コソコソ知りたいだろう。
そもそも、
現実でも、
この20年近くの間、
何かといえば母に、
「ハジメは勝手に〜なことしてるんちゃう?信じられへんな?」
「きっと〜なことやってるわお母さん、そんなん聞いてへんやんな?」
「私らの知らんところで何してるかわからんで」
なんて言って母の心を惑わしては、
“僕を下げて自分を上げる”ということをしょっちゅうして、
自分が僕に比べて何もしてこなかった分をカバーしていたので、
そういった事に利用できる僕の情報は、
こっそり知ったままにしておきたいに決まっている。
そして、
心の中で、
「へへーん、私、ハジメのことこっそりと色々知ってるもーん」
なんて思ってこれまた優越感にひたったりするのだ。
で、
そういった流れで、
アヤシイ人たちからの情報から、
僕が彼女と別れたのも知っていたのだけれども、
ある日、
これまた姉もそんな事しなくていいのに、
どうしてもついつい、
「私は知ってるもんアピール」がしたくなってしたくなって、
「ハジメが彼女と別れたん知ってるねん」
と言ったのだ。
そして、
言ったあとは、
「でもハジメは私が色々と知っている事を知らない、へへへ」と優越感で気持ちよくなったりしたのだ。
●
さらに姉は、
そのアヤシイ人たちが情報をやりとりしているところに参加して、
「あの、うちの弟は、
私たち家族の知らないところで、
あんなことしたりこんなことしたりしてたんですね。
なんだか恥ずかしいですぅ。
だいたい弟は、父母の事は全部私に押し付けて
好き勝手してて、あの、私は大変なんですぅ」
なんてことを訴えたりして。
さらには、
「私が結婚できないのはそのせいなんですぅ。弟のせいなんですぅ」
なんてことにも勝手にしてしまったりして訴えたりして。
こらこら、おいおい、
お見合いワンサカ来てたの全部断ったり、
ずっと「お母さんの子供でいたい」みたいにしてたのは、
自分じゃないか!
それに、
ベタッと家にいることで弟に制約をあたえてきたのは、
アンタの方やんか!
あ、
いやいや、
ここでこの「妄想」にマジで怒ってみても仕方ないか。
話もどって。
現実でも、
姉は、
普段家では、
ものすごい勢いで大きな声でまくし立てるようにしゃべりまくり、
時に品のない失礼な言い方を平気でしたりする。
でも、
一歩外の社会に出ると、
うつむいておどおどとした感じに歩き、
話をする時も蚊の鳴くような小さな声で、
「あの、あの、私はおとなしくて、か弱い人なんですぅ」
みたいにしてしゃべる。
家という“縄張り”から外に出た時は自分を出せないし本性を出さないのだ。
それから、
これは僕に何か訴える時にもよくするのだけど、
何か自分が可哀想であることを訴える時は、
眉毛の間とおでこにシワを作って目を大きく開いて、
顔を「小リス」か「小鹿」のような「小動物」みたいにして
「私可哀想でしょ?」みたいにして訴える。
場合によっては涙すら出せる。
だから、
この「妄想」の中では、
姉はそれを組み合わせて、
いかにも弱々しい「小鹿のバンビ」みたいな顔で、
何の力のない私は可哀想なんです的な声と言い方で、
上のように、
「あの、父母の事は全部私に押し付けて
好き勝手してて、私は大変なんですぅ」
「あのあの、私が結婚できないのは弟のせいなんですぅ」
とアヤシイ人たちに訴えた。
とする。
アヤシイ人たちにしてみても、
僕の身内がネタをもってやってきてくれた訳だから、
まぁ面白くて大歓迎か。
とにかく、
アヤシイ人たちは
小鹿のバンビが哀れに訴える、
「わたしものすごく可愛そうなのアピール」
にコロッと騙されて、
適当でバカみたいな軽い嘘を信じてしまうのである。
そりゃまぁ、
まさかケロッと嘘ついて兄弟を裏切るみたいなことを、
普通はするとは思えないかもしれないけれど。
でも、
逆にそのあたりから一人くらい、
「おや? なんかこいつおかしい」って、
見抜けよぉぉぉ。
もう〜。
って、
「妄想」に怒ってみても仕方ないか。
●
さて、
再び「ゴリ押し園児くん」の方に戻る。
“実は、「ゴレ押し園児」くんと姉はこっそり「会っていた」”
だった。
どうして? いつ?
知らない(ガクッ)
うーん、
そうだなー、
そもそも「ゴリ押し園児くん」が、
他の何かちょこっとだけアヤシイ事に手を出した。
で、
そこで、
そのアヤシイ人たちの間で僕のことが噂になっているのをたまたま知る、
という感じにでもしておこうかな。
で、
僕に関する色んな噂を知っちゃう訳だけれど、
その中で僕の姉が、
「弟は父と母のことを全部私に任せて好き勝手しているんですぅ」
「そのせいで私は結婚できないんですぅ」
とか言っているのも知るのである。
「会っていた」と書いたけれども、
何か映像で姉がしゃべっているのを見た、
でもいい。
どっちでもいい。
で、
本来ならば、
姉より僕の方が古くから知っているんだし、
もう戻らない若い時期に数年過ごしてきたのだし、
「情」や「義理」などがあって今でも親しみを持っているなら、
「何だかなー」なんて感じで心では僕を信じそうなものだが、
人を見る目も無ければ、
全体の状況からの正しい判断をする力もない「ゴレ押し園児」くんは、
か細い声とバンビの瞳で「私はものすごく可哀想アピール」する姉に、
もうすっかりコロッと騙されて、
「佐野さんは父母を全部お姉さんに任せて好き勝手している」
と思い込んでしまったのだ。
この「妄想」では。
●
その時期は、
2010年くらいに僕と再会した前になるんだろうな。
で、
これは実際に現実であったことだが、
その後の彼との久しぶりの再会の待ち合わせの時、
もう一人来ていた後輩の方はニコニコしていたが、
「ゴリ押し園児くん」の方はなんだか様子を伺うような感じで、
妙に表情を殺したような緊張した顔でじーっとみていた。
ということは、
あれは、
あらかじめ僕の噂が頭に入っていたので、
「家族にひどくしてて、したい放題してる奴」
なんてイメージで胸いっぱいになっていて、
僕のことをジロジロと目で探って、
それが表情に現れてあんな顔になっていた、
と解釈できる。
そして、
これも現実であったことだが、
たぶんそれが再会してから2度目のこと。
ある日、夜になって彼から電話があって、
「今会社の人と三宮で飲んでいるんですが飲みに来ませんか?」
と誘いがあった。
僕はその頃は“かわいい後輩”と思っていたので、
「うん、行く行く」と気前よくそれに答えた。
すると着くと彼は「ほんとに来るとは思いませんでしたわー」
とやけにはしゃいでいた。
その時は喜んでくれていると解釈したけれど、
実はあれも流れていた僕の噂によるものだったのかもしれない。
当時、僕には良く行っているバーがあって、
そこのママさんがよく夜になってから、
「ゲンちゃん今から飲みに来ーへーん」と電話をしてきて、
僕もそこで飲むのが楽しかった時期なので、
「行く行く」なんて夜から行ったりしてた。
その僕の行動は、
アヤシイ人たちも知っていて噂にも上がっていて、
それを知った「ゴリ押し園児くん」が、
「本当に呼び出したら来るのか? 試しに呼び出してみるか」
と僕を呼び出してみたら噂どおりにヒョコヒョコ来たので、
面白くて、
「ホントに来るとは思いませんでしたわー」とついつい言った、
と解釈できる。
そして、
再会してから多分3回目か4回目。
最初に書いた、現実でもあったやりとり。
彼が僕の部屋に来た時に、
ゴ「佐野さんのおねえさんも大変ですねぇ〜」
佐「いやぁ、ウチの姉が難儀なんよ」
ゴ「そうは見えないですけどね」
があった。
けれどもよ、
長い疎遠の後に再会してからまだ数回目で、
そこまで姉の話題はしたことないのだから、
普通はまず、
「お姉さんはどうしてますの?」とか
そういう切り出しになるよな?
また、疎遠になってから後の詳しい状況は知らないはずだから、
「家に御両親と暮らしているんですか?」とかなるだろう。
それをいきなり、
「佐野さんのおねえさんも大変ですねぇ〜」
から入るのだから、
これはアヤシイ。
たぶん、
「父母を全部お姉さんに押し付けて好き勝手しているんや」
という噂がまず頭にあったから、
普通は前置きがないとおかしいということには頭が回らず、
前置き無しで安手のテレビのミステリードラマの主人公のように、
「いきなりズバッと言ってやれ。
そして、佐野さんの反応を見てやれ。
うろたえたりしたら面白いし、
そのあたりの反応をまた噂としてみんなに流してやれ、ヒヒ」
ってな感じで僕を試そうとして言った、
と解釈できる。
そして、
僕が「いやぁ、ウチの姉が難儀なんよ」と答えたら、
彼は「そうは見えないですけどね」。
ほらー、
姉を知ってるんやんかー。
見たんやんかー。
自然な流れだな。
●
けど自然な流れすぎるんよななぁ。
書いてて思ったけれど、
この「ゴレ押し園児」くんのところ、
実際にあったことをもとに書いていると、
それが「アヤシイ」にぴったり一致していく。
でも、
これは「妄想」なのだから、
「実際にアヤシイ」に一致しては困る。
しかしけれども、
実はこれはまだ一回も書いた事のないことなのだけれど、
一度「ゴレ押し園児」くんは、
ちょっと「ん?」とひっかかる言葉を言ったことがある。
姉のことではない別のことでだが。
でも、
それは彼は絶対に知っている筈のないことだ。
彼と再会する前の話だし。
もしそれにまつわることを知っていたとしたら、
それこそ彼はほんとに「アヤシイ」。
でも、
今回のこれは「妄想」なので、
現実のそれに関してはまた別に検証してみよう。
●
ところで、
「そうは見えないですけどね」
という言葉はあまりにマズくないか?
姉に「会った」とか「知っている」をあからさまに言ってないか。
いや、
ついうっかりの失言してしまった、
のかもしれないけれども、
もしかしたら、
どうしても言わずにいられなかった、
「僕は知ってますよアピール」
だったかもしれないなぁ、
とも思う。
ほんとにまったく、
みんな。
●
そんな感じで、
その「妄想」の中で、
僕はずいぶんと長い間、
そのアヤシイ人たちから発せられている噂の中で、
「お姉さんに父母のこと全部押し付けて好き勝手している」
ということになってきた。
僕は「ゴレ押し園児」くんはこちらから離れたので、
彼が僕の直接的なネタを噂に流すことは出来なくなったけれど、
姉はずっと変わらず、
僕に関する話はこっそり手に入れ続けたろう。
そして、
やはり時々、
そこで仕入れたネタをもとに、
母に、
「ハジメはきっと影で〜とか〜とかしてると思うわ」
なんて言って、
僕を下げることで自分を上げるということに利用したりしてただろう。
そうやって母の僕に対する気持ちを惑わして、
何か僕が気に入らないことをした時に、
「仕返し」のつもりでやったりしただろう。
これは実際でもそうだから。
●
さて、
以下は現実の実際の話。
ほぼ2年近く前に、
父親が亡くなった。
そして、
僕は去年になってから、
父親の入院から亡くなってからの死亡後手続きなどのこと、
それから僕が置かれている状況のこと、
そして困った姉のことをブログにあれこれ書き出した。
それまであまりプライベートなことはプログにはかなかったが、
そのあたりから、
「どいつもこいつも、これはもうちゃんと全部書くべきだ」
と思い始めて。
さて、
ここから、
「妄想」に入る。
僕が姉のことで書いたことのうち、
父の入院後からずっと姉が父の病室に行かなかったことなどは、
アヤシイ人たちとの僕の噂のやりとりの中で、
「その時は言わないで後でそんなこと言うんですぅ。
その時に言ってくれたらよかったのにぃ」
なんて言って
なんとかごまかすことができたかもしれない。
でも、
僕が母の住んでいるマンションのローンの負債者になっいてること。
(父の生前は父との連名、死後は単独で)
これはどうか。
これは姉にとってはマズイんじゃないか?
何度も書いたけれど、
僕はあのマンションのローンの負債者になっている。
(ここからまた実際の現実の話)
震災後、
母と父と姉は仮設住宅に入っていたが、
母があのマンションを探してきて、
どうしてもここに住みたいと言うので、
当時年齢的にローンは無理だろうと父自身が言うのと、
(でも本当は震災に関わるので出来たかもしれないが父は臆病で)
親子で連名の親孝行ローンというのがあるというのを知って、
母の願いで父との連名の負債者になった。
当時から僕は、
今後も姉がベタッとこのまま母のそばに居続けて、
将来面倒でイヤな心配をさせられることになるかもしれない、
ということは予想していたが、
母は僕が自分の好きな仕事を進み出した時から応援してくれていたし、
フリーになった時は進んで援助もしてくれたし、
力になってあげたいとも思った。
母に姉の心配を言うと、
「●子もきっとこれから良くなると思う。私は信じている」と言った。
僕は姉に対してそんな甘いことを思ってはなかったが、
母の「母の子を思う大きな気持ち」に“徳”を重ねてあげたくて、
そして母の喜ぶ顔も見たくて引き受けた。
そのことを、
ずっと僕は友人を含めあまり人に言ったりはしてないが、
それにはそんなに深い意味はない。
別に隠していたつもりではないし。
ただ、その前後にあった震災時のダメダメな伯父とのことや、
これから先の姉のことなどうっとおしい話がくっついてて、
厳密にはそれも話さないといけないのが面倒くさい、
というのは多少あった。
あと、自慢げに取られるのもイヤで。
だから、
こっそり僕を探って知っているアヤシイ人たちの間にも、
その話は過去に上がってこなかったのではないかと思う。
「そんなことは初耳やな」だったのではないかと思う。
(「妄想」に入ったよ)
だけど、
その負債のことを書きだしたのは、
この「妄想」の姉にとっては、
きっとかなり困る。
だって、
今まで僕のことを、
「私に父母のこと全部押し付けて好き勝手している自分勝手」
にしてきたのに、
実は、
「もう25年くらい前から、
リスクを承知で父母の住んでいる家の負債者になって、
ちゃんと父母に子としての責任を果たしている、
親孝行ないい奴」
だったということになる。
話が食い違ってくる。
しかも、
自分は、
「ただただそこの母くっついているだけで、先々弟の心配の種」
ということになっている。
さぁ、
この「妄想」の中の姉は困った。
さて、
どうするか。
きっと、
無いこと
にするかもしれないな。
実際の姉でもよくそうであるように。
アヤシイ人たちがそれを「初耳」だったのを幸いに。
アヤシイみんなとのやりとりで、
「弟が家の負債者になってるなんてウソですぅ。
弟はアタマがおかしいんですぅ。
あの家は最初から全額払ってますぅ」
なんて言って。
それから、
僕が負債者の話のあとに証拠としてブログに載せた、
“ローンの残高の書類”などの写真についても、
「弟はああいうパソコンで画像を触るプロなので、
そういうのが本当にあるみたいに自分で作ったんですぅ。
全部ウソですぅ」
ってことにして。
本来なら、
弟が父母のために負債者になったことを、
褒めてあげてもいいくらいの立場の人なのに。
しかし、
アヤシイ人たちは、
またまた、
「たどだとしい言葉で哀れに訴える小鹿のバンビ」にコロッと騙されて、
その言葉をすっかり信じてしまった。
もちろん「ゴレ押し園児」くんもイチコロだ。
今どきだから、
「その人に負債があるかどうか」くらい、
調べる人が調べたらわかるかもしれないけれど、
そんな面倒なことはしないな。
僕は、
今までの、
「お姉さんに父母を押し付けて好き勝手している奴」
に加えて、
ブログでウソをついていて、
もともとおかしいけれどさらに頭がおかしい、
ということになってしまった。
ああー。
なんて「せつない」んだ。
この「妄想」の中の僕は。
しかも、
アヤシイ人たちに本当のことを伝えることもできない。
可哀想だなぁ。
●
以上が、
考えた、
「妄想」でした。
しかも、
これは読んだ人の中に、
「こいつ、妄想だとか言いながら実は本当で、
この記事自体が、
こいつの“僕は知ってるでアピール”になってるんとちゃうんか?」
なんてことを思うことができる人がでるように、
「妄想」の二重構造になっている。
だけど、
もちろん「妄想」で。
これは。
だって、
こんなことはあるはずがないし、
こんなことがあってはいけないし、
こんなことがあったらそもそもおかしい。
それこそ、
「僕も含めてみんながみんな、アタマおかしいしアホで間抜けやん」になってしまう。
そんなことはない。
でしょ?
●
じゃ
いったいこの「妄想」で何がいいたかったかというと、
「うちの姉はかなりおかしくてヘンでめちゃくちゃで、
周りの人間もひきずり込んで、
おかしくヘンにしてしまう。
あまり関わるとワケ分からなくされてグシャグシャにされてしまうから、
気をつけてね」
という感じかな。
あ、
そうそう、
あと他にあるとしたら、
ついついしたくなる気持ちはわかるけれど、
「自分は知ってるアピール」はやらない方がいい。
結果的になんだか間抜けな感じがするから。
ということと、
まぁあと、
「人を下げることで自分を上げる」
なんてことはしない方がいい。
人を下げないと自分が上がらないなんて、
あまりに見ててみっともないから。
かな。
分かったような、
分からないような?
謎回です。
●
さぁ、
長くなったけれど、
今回の記事もそろそろ終わり。
まぁそれにしても、
最近は色々なことを、
色々な形でぐいぐいと書いているので、
「佐野さん、色々とあって精神的にまいってしまっているのかしら」
なんて心配してくれている人もいるかもしれない。
でも、
なんとか大丈夫。
かなりおかしくてまともじゃなくてめちゃくちゃで、
時に狂気すら感じる「姉」のことを考えると、
また、
それによって起こる先々の面倒を考えると、
確かに頭が「おかしく」なってしまいそうになるけれど、
でも、
こうやっていろいろと書けている間は、
ホント大丈夫。
まぁ「おかしい」とか言われること自体は、
平気だけれど。
でも、
ぢちらかというと、
「イカレてる」とか言われた方が好きかな。
「あいつは相変わらずイカレてる」
とか。
●
そう、
今から10年ほど前に、
上にもチラと書いたよく行ってたバーで、
ある女性が僕に、
「自分で自分がおかしいの解ってたん? おもろいな」
と、
おかしいけれどとてもおもしろいことを言ったことがあったけれど、
まぁ、
今でもそんな感じかな。
そんなこんなです。
That's all for now.
✓