僕は58才で今も独身だ。
でも別に、
「結婚しない主義」というわけではない。
また、
念のために言っておくと、
あらゆる性的マイノリティの人に差別の気持ちは全く無いけれど、
僕自身はゲイではないし恋愛対象は女性だ。
これまで女性と何回か付き合ってきた。
今は彼女はいない。
それから、
この年齢だからといって、
別に「もう結婚はあきらめた」とは思ってはいない。
もし機会と縁があれば、
結婚をして女性と一緒の暮らしをしたいと今でも思う。
とにかく基本的には「人」が好きなので、
生まれ育ちと性の違う「人」と、
男女の暮らす生活をアレコレと普通にしてみたいなと思う。
だから、
別に結婚という形をとらなくても、
ただ一緒に暮らすのでも僕はいいけれど、
「結婚」の形をとる方が嬉しい女性も多くいるので、
ひとまずは「結婚を」と言っておく。
最近は外へ出て行く仕事もほぼ無くなり、
色々と条件が変わって人と会うことも少なくなっているので、
出会いの場がなかなか無いけれど、
それでも別にあきらめた訳でもない。
もし僕が、
全ての女性から見て、
「見た目や感じが気持ち悪い、絶対ムリと思う」というなら、
あきらめるけれど、
そうでないのなら、
やはり、
したいと思う。
さて、
本来はそこでおしまいの話なんだけども。
しかし僕には、
家族に関係して、
自分の事情に関係なく、
負ってしまった、
もしくはさらに負わさせるかも知れない問題があって、
それはやはり僕の「結婚」とかに、
影響がまったく無いということは、
たぶんない。
これは、
ちゃんと道理がわかっている人が読めば、
わかると思う。
(「愛で乗り越えればいいんじゃないですか」とか、
「アタマで考えずにその時はその時でなんとかなるわよー」なんて、
テキトーなことを言うような人にはわからない)
今回はそのことを書こうと思う。
3回続きます。
細かく書く前に、
それが何かということをまず大きく書いておくと、
「母と姉の住むマンションのローンの負債の名義人になっている」
「母に依存してずっとそばにいた姉は色々と出来なくて自立などとてもできない」
「その姉は本心では母のあとを引きついで僕が面倒をみてくれたら嬉しいと思っている」
ということだ。
3つ目などは、
「結婚」とは関係なくても理不尽なことだ。
「結婚」とは関係なくても理不尽なことだ。
どう?
「ええ?ほんとに? うそ? そんなことがあるの?」と思う人もいるかもしれない。
特に下の2つは、
僕自身もずっと、
「ええ?ほんとに? うそ? そんなことがあるの?」と思う人もいるかもしれない。
特に下の2つは、
僕自身もずっと、
「なんでそんなことになったの!?」と思っているくらいだ。
でも、本当のことで。
だからこそ、
こうやってここに書いている。
順番にいこう。
あ、
その前に、
このことも正直に書いておこう。
「結婚」に影響するかもしれないことに、
僕自身の問題である「収入が不安定」なことがある。
今だにそうだ。
これは「ただ普通に結婚したい女性」には、
結構大事なことも解っている。
若い時は特にそうだった。
おまけに去年のアタマから、
長年契約していたデザインの仕事が無くなって、
今は収入がそう多くない状態だ。
でも、
それは決していい条件ではないけれど、
「結婚」ということにおいては、
相手によっては可能性が無いことではないかもしれないし、
また応援してもらうことによって僕もがんばれる、
ということもあるかもしれない。
また、
仮にそういうことだけで「結婚」ができないとしても、
自分が好きなことをしてできた結果なのだから、
まぁ、納得もいく。
それだけでそうなったのなら、それで別にいい。
そもそも、
「好きな道を行こう」と30年以上前に決めたときに、
「それで結婚とかできなくても仕方ない」と覚悟は決めている。
後悔はしない。
でも、
やはりもし出来るならば、
何かご縁に出会ったなったらば、
したいよなぁ。
と思っているという話だ。
そりゃ。
普通に。
そりゃ。
普通に。
じゃあ、
僕にとっての大きな問題である、
現状の1つ目。
僕にとっての大きな問題である、
現状の1つ目。
(1) 母と姉の住むマンションのローンの名義人になっている。
(残高は約1000万。あと13年。父母の年金から返している)
これはなかなか実は深い話で、
もとをたどれば母の兄(僕の伯父)が、
無責任で自分勝手だったことにもつながっているのだけれど、
とてつもなく長くなので省略する。
(そのうち、伯父も含めた「どうしようもない佐野家の人々」の話は別に書こうと思う)
とにかく、
僕がマンションのローンの名義人になった経緯を簡単に言うと、
こうだ。
1995年に阪神淡路大震災があって、
実家は被災した。
ので家族(父・母・姉)は、
すでに一人暮らしをしていた僕の部屋でしばらく暮らした。
(ここで実家で一緒に暮らしていた祖母を巡って、
身勝手な伯父夫婦とひともんちゃくあった。これもいずれまた)
やがて全壊の証明が役所から出て、
それから家族(父・母・姉)は仮説住宅に住んだ。
2年くらい経って母は、
「今までのところはやめて違う場所に住みたい」
と思って新たに住むところを探し始めて、
(父はいつもながら何もしない、あとで口を出すだけ)
今までとは違う市にあるマンションを見つけてきた。
「今までのところはやめて違う場所に住みたい」
と思って新たに住むところを探し始めて、
(父はいつもながら何もしない、あとで口を出すだけ)
今までとは違う市にあるマンションを見つけてきた。
母はどうしてもそこに入りたいと言い、
でも父はもうすでに年齢的に借りられないので、
僕に、
「ローンの名義人になってもらえないだろうか?
実際のお金は私たちが返して行くから」
と、お願いをしてきた。
(もしかしたら父ひとりでも方法はあったのかもしれないが、
父はとにかく「責任」をもちたがらない人だったので、
どのみち母としてはこれ以外は方法はなかったのかもしれない。
でも、父が亡くなった今の時点で結果は同じだった気もする)
で、調べると、
「災害」の特例みたいな何かがあるというのと、
「親孝行ローン」というものがあるみたいというのとで、
父と共同にして名義人になれることがわかった。
(細かいことはもう忘れちゃたよ)
「災害」の特例みたいな何かがあるというのと、
「親孝行ローン」というものがあるみたいというのとで、
父と共同にして名義人になれることがわかった。
(細かいことはもう忘れちゃたよ)
母には僕がフリーになった時に、
いろいろと援助や応援もしてもらったので、
(援助のお金は数年前までに全額返した)
逆に「何とか力になってはあげたい」とは思った。
けど、
かなり不安がありありで。
1つは、僕名義で負債をしたら、
僕自身が僕のために負債ができなくなるということ。
(例えば、結婚して奥さんが家を買いたいと思っても)
そしてもう1つは、姉だ。
姉の行く末のことはその時から気がかりで。
(その時点では何も仕事をしていなかったと思う)
それまでの姉の経緯からいっても、
もしこれからもずーーーっと姉が母にべったりで、
変わらずグズグズとやっているままだとしたら、
父母が老いていなくなった後はどうなるのか?
そのあたりは、
将来に僕が悩まされる結果になるかもしれない。
(その時点では何も仕事をしていなかったと思う)
それまでの姉の経緯からいっても、
もしこれからもずーーーっと姉が母にべったりで、
変わらずグズグズとやっているままだとしたら、
父母が老いていなくなった後はどうなるのか?
そのあたりは、
将来に僕が悩まされる結果になるかもしれない。
(しかも僕にそう思われているのを知ると怒るというややこしい姉だし)
そう思ったので、
それを母に言うと、
そう思ったので、
それを母に言うと、
「●子も環境が新しくなって変わったら、
きっと良くなって羽ばたいていくと思う。私はそう信じてる」
と母は言った。
「うーん、なんかそれって約束でもなんでもないよなー」と思い、
モヤモヤしたものが残りながら、
かつて僕に支援と応援をしてくれた母であることや、
震災後の伯父とひともんちゃくあった母を支えていた流れもあって、
ドンと覚悟を決めて母の望むように共同名義人になった。
早く落ち着いてもらいたかったし。
そして、
マンションを購入して僕以外の家族はそこに移って、
今に至っている。
結局、
姉は母の信用も裏切って、
姉は母の信用も裏切って、
羽ばたかないヒナのままでいる。
その後、
こんなことがあった。
マンションに引っ越してから数年してから、
あるとき母が、
「このマンションのことを、恩に着せられなくはないで!」
と言った。
「ええ?!」と思った。
なんでそんなことを?と思った。
でも、理由はすぐわかった。
これは母の「すぐに疑心暗鬼になりがち」という性格から、
来ているというのもあるし、
またそうなる原因の出来事が当時の僕の側にもあったのだが、
(僕の恋愛関係で。それはまたいずれ)、
そうなっている母に対して、後ろで姉が、
「名義人になったこと恩に着せているんやわ、お母さん。
ちょっとローンのことをやったからってエラソにしてるんやわ。
何か言うといた方がいいんとちゃう?」
みたいなことを裏であおって言っていたのは、
みたいなことを裏であおって言っていたのは、
だいたい想像できる。
それはたぶん、
姉の僕に対する「仕返し」で。
(それ以外にも、その類のことは沢山ある)
姉には、
「イヤなことをされた相手には〝仕返し〟をしたい」性質があって、
(子供か! 馬鹿みたい)
僕が震災や引っ越しの時の姉の態度でちょっと怒って、
姉をしばらく相手にしなかったことがあって、
それに対する姉の「仕返し」だったんだろうと思う。
(これまた長くのでこれまたもし憶えていたら詳しくは別に書こう)
僕が母にそんなことを言われるのを聴いて、
「へへ、ざまあみろ、私にイヤなことするからや」
という感じだったのだと思う。
という感じだったのだと思う。
そういうじとっとした子供みたいな性格なんだ。
なんか信じられへんやろ?
それにしても、
母の気持ちに「ピュアに真に受ける」ところがあるのも原因で、
姉にあおられてそうなったとしても、
そんなことを母に言われるのはイヤな感じだったし、
まぁ、
母の気持ちに「ピュアに真に受ける」ところがあるのも原因で、
姉にあおられてそうなったとしても、
そんなことを母に言われるのはイヤな感じだったし、
まぁ、
例えばやさしいお姉さんなら、
もし母がそんなこと言っても、
「何いってるの。そんなん言うたらカワイそうやん」とか言って、
それで終わりそうな話だ。
もし母がそんなこと言っても、
「何いってるの。そんなん言うたらカワイそうやん」とか言って、
それで終わりそうな話だ。
ほんとに、
なんだかなぁと思った。
20年くらい前には、
こんなことがあった。
当時付き合っている女性がいて
彼女は僕との結婚を望んでいた。
で、そのコに「父母の住んでいるマンションの負債の名義人になっている」
という話をしたらびっくりして、
「それは親には言えない!」と怒って言われたことがある。
今でも「少しは解ってくれてもよかろう?」と思うが、
まあ、自分の結婚に夢を持って
「がんばっていつか自宅が持ちたい」と思っているタイプの女性なら、
最初からその道が無くなるのがショックなのは、
解らないでもない。
結局、
だいたい、
こんな風なことばかりの20数年だった。
「ドンと引き受けた」
し、
「引き受けた以上はドンとしていよう」
と思っていたし、
今でも基本的にはそうで、
引き受けたこと自体に後悔もしてはいないけれど、
それにしては、
これまであまり気持ちいい思いはしていない。
し、
「引き受けた以上はドンとしていよう」
と思っていたし、
今でも基本的にはそうで、
引き受けたこと自体に後悔もしてはいないけれど、
それにしては、
これまであまり気持ちいい思いはしていない。
自分で言うのも何だが可愛そうなくらいだ。
また家族に、
「家族の住むマンションのために責任をひき受けて、
家族として〝偉いヤツや〟と、誇りに思う」
なんて思われているんだなというようなことを、
「家族の住むマンションのために責任をひき受けて、
家族として〝偉いヤツや〟と、誇りに思う」
なんて思われているんだなというようなことを、
実感したこともあまりない。
それこそ「恩にきせる」つもりは無いけれど、
あんまりに「してもらったらあとは知ーらない」な感じだと、
もう今後はホントに何もしたくなくなる。
それこそ「恩にきせる」つもりは無いけれど、
あんまりに「してもらったらあとは知ーらない」な感じだと、
もう今後はホントに何もしたくなくなる。
唯一、
父はそういう「ハジメ偉い」的なことも思っていたようだが
しかし、気分によってコロコロ変わるし、
父はそういう「ハジメ偉い」的なことも思っていたようだが
しかし、気分によってコロコロ変わるし、
それで何か行動してくれたりくれたりする人ではなかったし、
無責任にそのままにして、
今はもういなくなってしまった。
無責任にそのままにして、
今はもういなくなってしまった。
母はたまに、
母が何か大きなことがあった時に(父の入院時にはあった)
僕がちょっとそれやったらあまりにあんまりとちゃう?
と思ってちゃんと説得したそういう時だけ思い出したように、
「そうやな」と感謝の意を表してくれるだけだ。
普段はなんか思っているのかいないのか。
たまに「えっ?!」と思うようなことも言われる。
(うしろで姉が何か言って引っ張られているにしても)
そしてもちろん姉は、
そんなことは微塵も思っていない。
僕の追わされた責任も悩みも別にどうでもいいようだ。
むしろそれを口にすると、
「ちょっと家族の為にしたからって偉そうにしている」
とか、
とか、
「このマンションの負債者になったのを恩に着せている」
とか思い、
とか思い、
母にもそう進言する。
それよりも何よりも、
姉は自分自身がどうなるのかの事の方が心配。
そんな姉だ。
おまけにそれを言うときっと、
「そっちだって私の心配より自分の心配してるやん!! お互い様や!」
とかいいそうなだし、(よくそんな風に言われる)
場合によっては、
「お母さぁん、ハジメは偉いなぁーって言ってほしいらしいでぇ!、へっ」
とか底意地悪く言ったりするのも〝今まであるある〟だし、
「お母さぁん、ハジメは偉いなぁーって言ってほしいらしいでぇ!、へっ」
とか底意地悪く言ったりするのも〝今まであるある〟だし、
一方で僕のいないところで同じ口で母に、
「マンションのこといろいろしたハジメが偉いと私思うねん」
とか母に口先で言っていい子ぶったり、
僕には何かお願いしたい時にだけ、
「私はハジメは偉いと思ってるねん。だから〜してほしいねん」
みたいに言ったりするだけだ。
なんか、
ほんと姉はめちゃくちゃで。
「家族の中だけの小さな世界」で、
したい放題言いしたい放題。
外に出るとほんとに小さくなっているのに。
そして、
実際に、
父が亡くなって色んな手続きを一人でしだしたら、
真っ先に姉の方から、
「私は収入が少ないからここのローンの名義人にはなられへんねん」
と一方的に宣言され、
(そのくせ「マンションの所有の登記には絶対入れてほしい」とすぐに言い出した)
そう言い出したら相談もへったくれもないのは解っているし、
いろいろ手続き目白押しでもうめんどくさいから、
父と共同だった住宅ローンの負債を僕一人で相続した。
姉はその点に関しては「私のことじゃないから別にどうでもいい。知〜らない」だ。
そしてみんな何も無かったかのように暮らしている。
そんな、
あり得る?みたいな状況に置かれていても、
現実には、
残高は約1000万。あと13年。
存在している。
それは社会的には僕の借金だ。
そして、
今は年金から毎月7万円分返している母が、
全額返すまで生きるとしたら、
101才まで生きなけければならない。
あははは。
なんか笑っちゃう状況やろ?
(「101才まで生きた母」を笑っている訳ではないよ)
でももし、
例えば、
姉が普通にちゃんとしたしっかりした人で、
自立しているか、
また家にいたとしてもキチンと考え行動する普通な人であれば、
いざということになっても相談してなんとかならない話ではない。
そろそろ話をしようか、とか。
さぁ、どうしようかねーとか。
ああしよとかこうしようとか、
じゃ私はこうするわとか。
ほんとはね。
ところが、
そんなんじゃない。
(ほんと「佐野家」は、いつも「そんなんじゃない」)
その「そんなんじゃない」が、
残りの2つの大きな問題、
「母に依存してずっとそばにいた姉は色々と出来なくて自立などとてもできない」
「その姉は本心では母のあとを引きついで僕が面倒をみてくれたら嬉しいと思っている」
の2つ、
残りの2つの大きな問題、
「母に依存してずっとそばにいた姉は色々と出来なくて自立などとてもできない」
「その姉は本心では母のあとを引きついで僕が面倒をみてくれたら嬉しいと思っている」
の2つ、
ということになる。
これは次回以降続きを書こうと思う。
ほんとになー、
ただでさえ、
実質は父母が払っているにしても、
社会的に残高約1000万の負債を負っている、
ということが僕をある部分縛っているのに、
さらにこの上にまだ家族がらみであるんだから、
もうカンベンしてほしい。
ただでさえ、
実質は父母が払っているにしても、
社会的に残高約1000万の負債を負っている、
ということが僕をある部分縛っているのに、
さらにこの上にまだ家族がらみであるんだから、
もうカンベンしてほしい。
だいたい、
この1000万の負債のことを、
好きになった女性にどう言えばいい?
いつ言えばいい?
よく考える。
よく考える。
おまけに家族はそこのところを、
あんまり気にかけてもいない。
あんまり気にかけてもいない。
姉などは外の世界の人は基本的には、
「相容れない、関係ない人、すぐにイヤな人」だから、
そんな僕の悩みどころのことは考えもしない。
さぁ、
そんな、
僕と結婚してもいいと思うかい?
例えば女性のアナタ。
ほんとにこれ、
どう思う?
(「その2」「その3」に続く)
●
※このあたりのマンションのローンの話は、
今まで友だちにもあまり言ってない(言った友人もいる)。
読んだ友人の中には、
今まで友だちにもあまり言ってない(言った友人もいる)。
読んだ友人の中には、
「聴いたことないなー」と思っている友人もいるだろう。
でも、
身内のなかなか言えないようなことを含んでいるし、
でも、
身内のなかなか言えないようなことを含んでいるし、
こうやって書いたものでもめちゃくちゃ長くなる。
しかもまだその先続きがある。
口で詳しくしゃべったら何時間もかかるかもしれない。
とてもじゃないけど考えただけでこっちもタイヘンだ。
それに久しぶりにあった遠方の友人とは楽しく過ごしたいので、
そんなことで時間をつぶしたくない。
だからあまり言ってない。
ただ、
ここまでくるとあまりのあまりになってきたので、
こうやって書くことにした。
[ 以前の関係する話 ]
そんなこんなです。
That's all for now.
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That's all for now.
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