前回のつづき。
中之島公会堂周辺をプラプラしていて、
見つけた東洋陶磁美術館。
この日の本当の予定では、
西天満での知人の知人の個展に行って、
次に中之島公会堂をひさびさに眺めて。
そして、
そのあと公園を散策しながらそこから西方向にある、
国立国際美術館へでも向かおうかと思っていたけれど、
その予定を変更してこの美術館に入ることにした。
前から駅などで気になっていた、
この不思議ポーズのポスターの展覧会。
入館すると、
「写真撮影可能です。ただフラッシュは使わないでください」
とのこと。
よーし写しまくるぞー。
今でも日本では「撮影禁止」のところが多いので、
腕がブンブン鳴る鳴る。
●
まず、
今の企画展の「唐代 胡人俑」の展示室から。
とりあえずまずまじめに説明しておくと、
この美術館の前身は安宅コレクションといって、
1977年に経営破綻した商社・安宅産業の、
2代目会長の収集がもとになっている。
会社の破綻後色んな経緯の後で、
大阪に寄贈される形で市立の美術館になった。
(Wikiで調べたさ)
今回の特別展は、
中国甘粛省の慶城県博物館のものを展示。
唐時代の墓から出土した胡人俑(こじんよう)を、
日本で始めて紹介。
胡人俑というのは唐のシルクロード文化らしい、
エキゾチックな異民族をかたどった個性的な陶製人形だそうです!
興味のある人はあとは自分で調べてください!
と、
一応キチンとしたことを踏まえたので、
ここからはワタシらしく、
楽しませてもらいます。
ちゃんと研究している方々、ごめんなさい。
では、
行きます!
●
「イエイエな人達」
| イエーイ! /
| どやっ! /
| よっしゃっ! /
| いえーい / (あまりノってない)
| 今日こそ言うぞ! 絶対言うぞ! きっと言うぞ! 言うぞ言うぞ言うぞ! 今日こそ今日こそ今日こそ! /
| 待ちくたびれたからもういい〜 /
| ♪ビロロ〜ン♪ /
| ♪ハイツェンバイ〜ルツッ/
| ヒッテンシュゲルツ〜♪ /
/ イタイイタイ、踏んでる踏んでる! |
| アハハハハハ! /
以上、
「イエイエ」な人達でした。
他にもいいのはあったのだけれど、
写し忘れたり、
その前で一生懸命長く見ている人がいたりで、
いいなと思っても写せないものもあったりして。
数自体はそう多くなかったけれど、
見ていて楽しかった。
●
館では、
「唐代 胡人俑」展に合わせて、
「人間像」展も同時開催。
こちらは、近現代の作家の人物彫刻。
9点ほど展示していた。
そのうちの1つ。
ジュテファン・バルケンホール作の、
「裸体像(女)」。
なんかアジがあって。
それにしても、
こういうのって、
うしろからも見たくなりません?
僕は必ず見たくなります。
なりません?
●
さてさて、
企画展以外にも、
コレクションが展示されていてね。
僕は陶磁器についてはぜんぜん解らない。
年代や技術や専門用語も知らない。
それがどういうタイプに属するのかもパッと見て解らない。
こういうことを知っている自称「通」の中には、
「何も知らずに何を言ってるのだヘッ」
なんてイジワルな人もいるかもしれないけれど、
まぁ、いいよね。
どっこい、
こちらサイドの方が心が広い。
ので、
写したものの名前も細かく確認しないまま、
「ウルトラ素人、でも何かを受け取る心はあるよ」
ということを宝物にしつつ、
見た目から感じたままに書こう。
まず、
この虎の絵の壺。
顔がいい。
可愛くもあり怖そうでもあり味もある。
「そやろ? ガルル」
うん。
ね。
それから、↓
この、なんだろう、
一輪差し? 違う?
この真ん中に描かれている絵。
魚を掴んでいるのか、
と思ってよくみると掴んでいないようだし、
魚が水から飛び出したところへ、
鳥が上から飛んできて、
「こないだありがと」なんてこっそり耳打ちしているようにも見えるし。
けど、
これはもしかしたら、
通の人に、
「やっぱりシロウトですなぁぁぁ。
それは中国の故事のアレコレのアレコレからの
題材やないですかぁぁ。まぁほんまに何も知らんと」
みたいに言われてしまうような、
(イヤミな人やなぁ、ほんとに)
そういう、
「知っている人にはわかる」
意味をもった絵なのかなぁ。
けど、
とにかく、
さておき、
とても絵自体に味がある。
欲しいなぁ。
(くれないけれど)
絵だけをTシャツにしてもいいかもなぁ。
海外の人が喜びそうだなぁ。
さて、↓
これは普通に植物なのだけれど、
何故か個人的に好きだ。
竹か笹だろう。
昔、
おばあちゃんが時々玄関の下駄箱の上に、
花を生けたりしていた。
これ↑を持ってタイムマシンに乗って、
当時のおばあちゃんに、
「これ使って」なんて言って渡したい。
そんな感じ。
(もし、くれたらだけど)
次。
これは絵ではなく模様なのだけれど、↓
ちょっと目に止まった。
よーく見ると、
こんな感じ↓。
それから、
こちらも同じようによーく見ると、
こんな感じ。↓
なんかこれ、↑
「サンゴの化石」のような、
また、
「クラゲの赤ちゃん」のような、
そんな模様だ。
つぶつぶがどうしても苦手な人には、
「いーーーーっ」ってなる模様かもしれない。
きっと、
ちゃんとした紋様の名前があるんだろうな。
さぁ、
今度は模様も何もない、
でも、
なんかとても気に入った、
これっ↓
形がなんか良くない?
このなんかクリッとしたマルッとした。
宇宙人のアタマをひっくり返したような、
昔の大友克洋さんのSFマンガのヘルメットのような。
(解らない人にはごめんなさい)
おまけに、
表面のヌメッとした感じがまたこう、
生もののようなしっとり感で。
こういうシンプルなのも欲しいなぁ。
(もちろんくれないけれど)
続いて、↓
とても小さな、
でも可愛らしい2点。
「飲む?」
「あ、ありがとぉぉ。持ってきてくれたん?」
な感じ。
それから、↓
こちらは持っている鳥がいい。
|ぐぁっ/
と、鳴いているような。
「ほら、見てー」
「あ、ありがとぉぉ。持ってきてくれたん?」
そして、
最後に、↓
この顔もいい。
| グェッ! /
テレビの横に置いて、
リモコンでも載せておきたい。
(やっぱりくれないけれど)
以上、
2018年3月7日の、
東洋陶磁美術館でした。
●
館を出たら、
また川の方へ。
橋を渡って、
北浜方面をブラブラと散策した。
有名な大阪取引所(旧・大阪証券取引所)をはじめ、
金融街として有名。
このあたりはいいなぁ。
ゆっくり南北に歩くのは始めてだと思う。
ちょっと古いビルがあったり、
「接着剤のコニシ」の昔の住居兼本社工場が保存されていたり。
たしか弁護士さんなど法律関係者が多い街でもなかったかなぁ。
それに、
オシャレだったり面白そうだったりする飲食店も多い。
雑多でごちゃっとした面白さではないけれど、
ちょっと入ってみたいお店も多かった。
遠くに住んでいて、
「大阪って行きたいけれど、怖くない?」
なんて思っている人は、
中之島あたりからここらを流してみるのもいいかもしれないなー。
以上、
久々と初めての大阪のあの地域をブラブラでした。
そんなこんなです。
That's all for now.
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