『クロスワード On!』誌のイラスト完了。
編集部からのお題は、
〝 とても楽しみ♡ はじめてのチャレンジ! 〟
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編集部からのお題は、
〝 コレも!アレも! 日本人が発明した 〟
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編集部からのお題は、
〝 そろそろ本気出しますよ… 今度こそやるぞ! 〟
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4年ちょい前まで気に入ってよく行っていたのに、
もう全く行かなくなったお店がある。
三宮近辺にあったお酒を飲むお店、
ママさんがやっているバーだ。
行かなくなった理由はいろいろあって、
1つじゃ無い。
僕のその理由のうちの、
例えばほんの1つを言うとするならば、
「たばこを吸わなくなった」だったりする。
でももちろんそれだけではない。
人はよく何にでも、
「アレが理由ですわ」と簡単に1つに決めたがるが、
ちゃんとしたオトナの場合はたいてい理由は複合的だ。
そんな風に、
いろいろと「思うところ」が重なって行かなくなった。
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でも、
行かなくても、
FaceBookでは、
僕の投稿にママさんはコメントをくれるし、
そのコメントに対して、
僕も普通に楽しく返事をしている。
ので、
もしかしたらFaceBookのそれを見て、
「ああやってやりとりしているからきっと佐野さんは行ってるんですわ」
と勝手に思う人ももしかしたらいるかもしれないけれど、
でもホントの本当にもう行っていない。
もし、
「本当ですかねぇぇ。行ってないのにしては仲よさそうに文章でやりとりしてますけどねぇ」
と思ったとしたら、
それは「佐野」と「ママさん」の、
「人となり」というものをちゃんと知らない人だ。
あ、こんな書き方をすると、
ある学生時代の友人からまた、
「佐野は〝自分に酔っている〟なぁ」
と言われるなぁ、
きっと。
でも、
まぁ、
僕から見ればその友人だって時々、
「中立で客観的で第三者的に一歩引いたそんな〝自分に酔っている〟」
ように見える時があるし、
他にも
「嫁に叱られるけど、僕は気の強い女が好きなんですわー」
とか、
「きゃー、今日来る気がしてたわぁぁ」
とか、
みんなそれぞれ〝自分に酔っている〟もんなので、
それはそれで別に悪くないものだし、
お互い様だし、
軽く「ほっとけや」、
くらいでいいんじゃないかと思う。
あれ?
話がそれたが、
とにかく、
そんな感じでもう行っていない。
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ママさんも昔は、
常連さんの一人がパタッと来なくなると、
「ふん、あのコの地元の他の店にいってるんやろ!」
と機嫌わるそうにしたりもしていけれど、
今はたぶんそんなことをあまり思ったりもないんじゃないかナ。
そう言い切る根拠はあって。
ママさん3年前に一度お店を辞めていて、
2年足らずのブランクのあとに、
思わぬ展開の「息子さんのサポート」で、
今のお店を場所を変えて再開した。
ので、
辞めざる得ない→ゆっくり休息した→再開してウレシイ、
なんて経緯の中で
たぶん色々と心境も変化しただろうなぁ、
と失礼ながら好きに想像したりしているのだ。
だから、
「ゲンちゃん(僕のこと)がもう来なくなったこと」
も、
「まぁ、もし気が向いたらまたくるやろぉ」
くらいにのんびり考えてくれているだろうと、
想像している。
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あ、そうそう。
閉店の少し前から再開後も、
お店自体には一切行っていないが、
一度だけママさんには会ったことがある。
その「お店やっていなかったブランク」の時に、
僕へお誕生日にカードをくれて、
そのお礼の流れで飲みにいった。
ママさんがお店再開の4ヶ月くらい前の夏だったな。
だから、
ママさんには1年半くらい前に再会していて、
いろいろとその前その後のコトなど聞いたり話をしたりした。
その時点では、お店再開の話は無かった。
で、その後、
ママさんはお店を再開したのだけど、
やはり、
考えて、
行かないことにした。
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そんな感じで、
ママさんとは、
たまにのFaceBookのやりとりだけになってしまったが、
上にも書いたように、
きっと、
「いつかゲンちゃんはフラッと一人であのドア開けて入ってくるねん、フフッ」
なんていかにもママさんらしい感じに、
行かないことにはこだわらず思ってくれているだろうと、
FaceBook投稿にコメントがあるのがそのシルシだろうと、
ひとり勝手に信じてる。
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そもそも、
そのお店というのは、
「スタジオハルツ」の活動をしていた頃に、
一緒にそれをしていたハルナと歩いていて見つけた。
それから彼と何度か行った後少しブランクがあって、
2005年くらいからまたちょこっと行くようになって、
2008年〜20011年にかけてはしょっちゅう行って。
その期間はほんとに楽しかった。
僕のここまでの人生の中で、
●〝大阪の会社で働いていた4.5年〟
●〝東京に何度もいきつつ「スタジオハルツ」の作品つくりをした4.5年〟
と並んで、
「1つのことで何年かに渡って面白く過ごしたコト」
のベスト3には入る。
どれも人間的な部分でもとてもいろんなものを貰ったように思うコトたちだ。
もちろん単純にそのお店で、
飲んで食べて喋って、
騒いで歌って踊って笑って、
それがもうほんとうに面白かった。
ウシのように反芻して今思い出しても、
お腹いっぱいだ。
懐かしいというよりは、
満腹だ。ゲップ。
うぃ〜。
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でも、
もう、
当面は行かないよ。
そう、
行かないけれど、
けれども、もしかしたら、
この先のいつか、
また行ったりするかもしれない。
だけど、
その時は誰かとではなく、
一人でフラッと行くだろうな。
ある時突然ふっと気分で思い立って。
で、
行くとママさんは、
以前とよく言ってたのと同じように、
「今日なんかふっとゲンちゃんが来る気がしたわ〜!」
とか言うんやろうな。
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うーむ。
やはり自分に酔っているかもしれないなぁ。
はははは。
なぁ?
ナカトよ。
そんなこんなです。
Because it is the story about a bar.
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