『おもしろ! アロー&スケルトン』誌の、
〝なごむ亭元楽〟名義の探し絵パズルが完了。
「うさぴょんパズル」
↓
(株)マガジン・マガジンのパズルメイトシリーズの雑誌です。
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
●
「学びからの気づきシリーズ」
この間、
NHK Eテレの、
「高校講座 数学1」を自主勉強をしていたら、
こんなことを言っていた。
「0で割ることは出来ません。ですからここの答えの値はありません」
ん?
「0では割ることは出来ない」?
どうゆうこと?
と思って調べてみた。
これがなかなか面白い。
↓
---------------------
まず、
普通の割り算を考える。
たとえば、
27 ÷ 3
これは「27」を「3」つに割るってことだ。
これを書き換えると、
「27」にするには「3」と何をかければよいのか?
ということで、
3 × ● = 27
となる。
すると、
3 × 9 = 27 なので、
● = 9
で
27 ÷ 3 = 9
となる。
で、ここで「0」の登場だ。
ジャ〜ン!
「0」はまず「0に何をかけても0」だ。
人に関しては、
「アホに何やらせてもアホや」とは、
必ずしも言えない場合もあるもんで、
「アホやけどアレをやらしたら100倍やなすごいな」
ということは僕も含めてあるけれど(あははは)、
数字に関しては、ゼッタイに、
「0に何をかけても0」だ。
いや、
たぶんこの「0に何をかけても0」というのは、
もっと真剣に考えるとかなり奥深い話がありそうだけれど、
今回はまぁ「割り」の話なので、
シロウトらしく軽くスッと流して。
さて、では、
その「0」と割り算を考えでみる。
「0で割る」の前に、
まずその一族である、
「0を割る」の方を考えてみる。
たとえば、
0 ÷ 3
はどうか?
これは「0」を「3」つに割るってことだ。
でもアンタ、
「無い」ものを割れない。
というか、正確に言うと、
「無い」ものを割っても「無い」。
だから、こう言った方がいいのかな。
「何も無いで。おまへんもんはおまへん。
でもアンタがどうーしても3で割りたいゆうんやったら、
まぁ、勝手に割ってもらってもぜーんぜんかまへんけど、
割ってもらったところで無いもんは無い、おまへんで!」
ということで、
答えは0なのだけれど、
これも最初と同じように書き換えて、
「0」にするには「3」と何をかければよいのか?
の形に同じく単純にあてはめると、
3 × ● = 0
となる。
すると、
3 × 0 = 0 なので、
● = 0
で
0 ÷ 3 = 0
となる。
このように「0を割る」ことは出来る。
さてさて、いよいよ、
問題の、
「0で割る」を考えてみる。
3 ÷ 0
これもここまでと同じように書き換えて、
「3」にするには「0」と何をかければよいのか?
の形に同じく単純にあてはめると、
0 × ● = 3
となる。
が、しかし待て!
先に書いたように、
「0に何をかけても0」だ。
なのに、
答えが「3」?
おかしい。
あり得ないじゃないか!
ええい、
あやしいヤツめ、
お前何者だ!
詐欺だな!
何もないのに3を得ようとして、
オレオレ詐欺だな!
「ちっ」ガチャッ!
うーん、
話を面白くしようてして、
読んでいる人が、
何が何か分からなくなってしまうようにしてしまったような気がする。
つまり、
「0で割る」とは
↓
3 ÷ 0
↓
0 × ● = 3
↑
あり得ない。その答えの値は無い。
ということになるのだ。
つまり、
3 ÷ 0 = 値は無い。
なるほどなー。
面白い。
ちなみにもうひとつ「0」の面白い計算があるのを知った。
まあ、これも「0で割る」ではあるのだけれど、
↓
0 ÷ 0
↑これだ。
これは面白いよー。
どうなるか知ってる?
同じようにやっていくと、
↓
0 ÷ 0
↓
0 × ● = 0
となる。
さぁ、
「0」に何かををかけて「0」になるには…、
そう!
● = どの数字でもOK !
ちゅうことである。
「3」でも「12」でも「200856」でも、
「いちごシロップ」でも「デミグラスソース」でも、
「店長、BGMをボサノバにしてもいいですかー?」でも、
何をかけてもらってもオッケーよーってことである。
だからつまり、
「0で割る」は「あり得ない」って書いたけれど、
「0」を「0で割る」場合のみ可能ってことやね。
しかも、
「何でもオッケー」。
「おまえなぁー、極端なんじゃー」
って感じ。
つまり、
0 ÷ 0 = どの数字でもOK !
面白いねー。
ただし、
最後に付け加えておくと、
ここに書いたことはたぶん、
「もっと専門的学問的に数学をやっておられる方」
からみればおそらく、
「実は厳密に言うと、そう単純なのとは少し違うのですよ」
だったり、
「数学的には場合によってはそう言えないこともあります」
かもしれません。もしかしたら。
もっと奥深い数字の世界が横たわっていて、
これらはほんのさわりで、
しかも表面をなめただけで、
しかも実は中の味はもしかしたら違うかも、
おまけに僕は調べて書いただけひゃーっごめんなさーい、
ということを注意書きとして付け加えて、
本日の授業は終わらせてもらいます。
キンコ〜ン、カンコ〜ン♪
はいはいっ、みんなー、
次は音楽室ねーーー。
そんなこんなです。
that's all for now.
✓