『文字の大きなクロスワード』誌のイラスト完了。
編集部からのお題は、
〝 お茶にまつわる雑学いろいろ 摘みたての新茶をいただく 〟
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編集部からのお題は、
〝 もう一度読みたい! 昭和の漫画傑作選 〟
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編集部からのお題は、
〝 生誕150年! 歴史に名高い文豪 夏目漱石の作品 〟
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編集部からのお題は、
〝 いいことがあったんだね とっても嬉しそう! 〟
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(C)Hajime Sano
(株)マガジン・マガジンのパズルメイトシリーズの雑誌です。
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
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↑のイラストの上から三つ目の、
「夏目漱石の作品」の問題。
今回、これが結構悩んだ。最初。
このタイプのパズルは、
マス目の間にイラストを描くところがあって、
そこにヒントとなる絵を入れて、
それに当たる言葉を回りの1カ所に当てはめていく、
というもので、
「アロー」という種類のクロスワードパズルの問題だ。
で、
「夏目漱石の作品それぞれ」というのを単純に、
絵にするのにてっとり早いのは、
インターネットで初版本の装丁を調べて、
その表紙やカバーを絵にしたりするのが簡単なのだけど、
そうなるとタイトルをどうしても描いてしまうことになって、
そのまま該当のマス目のキーワードになってしまうので、
それは出来ない。
でも、
登場人物の絵をワンシーン風に描いたところで、
それだけではヒントとしては非常に弱い。
工夫して描かないと見た人も絵だけでは調べようがない。
それにだいたい僕自身、
夏目漱石の小説はほぼ読んだことが無いので、
どんなシーンがあるのかは知らない。
いや、まぁ、
昔と違って、
「そろそろ夏目漱石の有名な作品くらいは読んでみたいなぁ」
と最近思いはじめたりはしているけれど、
でもまだ読んでいないのでちょっと困った。
(「坊ちゃん」の映画かドラマだかをテレビで見たくらいだ)
自信をもって小説の中のワンシーンを描くことなど出来ない。
ネットで調べても限界があるしウソっぽくなるのもイヤだ。
うーん、
どうしよーかー、
と考えた。
悩んだ。
で、悩んだ末に「これならいけるか」
と思いついたのが、
作品の中の人物の相関図的な絵柄だ。
ほら、大河ドラマや推理ドラマなどで、
案内本やサイトなどでよくある人間関係を示した図。
僕自身、ああいうのを見るのが好きだったりする。
これなら問題を解く人も、
名前などから調べたり聴いたりすることも可能だろう。
「よしっ」と思えたので、
ウィキペディアや夏目ファンの人たちのブログなどから、
だいたいの登場人物を調べて、
調べたあらすじを踏まえてだいたいの雰囲気で描いてみた。
実際に描いた人物たちの、
雰囲気が正しいのかどうかは分からないけれど、
なんとなくそれっぽくはなった。
編集部とは随分前に、
「文字はできるだけ描かない」
と約束したのでちょっと「ごめんなさい」なのだけれど、
まぁ、今回はアイデア的に苦肉の策的部分で許してもらえるだろう。
で、
「よしよし」なんて思いながら、
改めて眺めてみると興味がわいて、
ますます「夏目漱石」の小説を読んでみたくなった。
(こういう仕事の予期せぬおもしろさでもある)
今ある、
「これから読む予定の買っておいている本」や、
「前に読んでもう一度読もうと予定している本」などが、
ひととおり読み終わったら、
「夏目漱石」を順番に読んでみたいな、
と今思っている。
で、
「うわ、ぜんぜんあのイラストの感じと違うやん!」
ということがあることも反面的に楽しみにしつつ、
読んでみたりしたいなー、
なんてことも思いつつ。
さぁ、
いつごろから読めるかなー。
そんなこんなです。
That's all for now.
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