うん。
今日はほんとにいい天気で、
「秋晴れ」って言葉がぴったりな、
なんかヌケてる感じだったなぁ。
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ちょこちょこ読んでいた、
『昆虫はすごい』丸山宗利・著
を読み終えた。
すごく離れているところの大きな巣が、
予想外の大ボスに変わったということで、
「あれはあーだこれはこーだいやいやそーだ」
と言っている「人」という生き物もたいがい〝ヘン〟だが、
ほんとに、
「虫」も〝ヘン〟なヤツラだ。
例えば、
▲あるホタルは、別の種類のホタルのメスの点滅信号をマネして出して、それを自分たちの種類のメスだと騙されてやってきたオスを捕まえて食べてしまう、という詐欺のようなことをするらしい。
とか、
▲100度のおならを出して敵を撃退する虫がいる。人がやられると軽いやけどのようになるそうだ。(ミイデラゴミムシ)
とか、
▲渡り鳥のように南北に渡りをする虫がいて、それは鳥のように一個体が行って帰ってくるのではなくて、その種が何世代に渡って南下しては北上する渡りをするらしい。
とか、
▲アリは特に面白かったり奇妙だったり。キノコを栽培するアリとか、アブラムシを牧畜のように育てるアリとかいるらしい。また、別の種類のアリを幼虫や蛹(さなぎ)のうちにその巣から奪い去ってきて自分の巣に入れて、成虫になった彼らを働きアリとしてこき使う「奴隷制」のようなことをするアリなどがいるそうだ。
とか、
▲そんなアリたちの巣の穴に、巧みにこっそりと忍び込んでバレないワザを使って居候として住み、ちゃっかりとエサを横からいただいて暮らしている虫がいるらしい。
とか、
そんな感じ。
この本には、
虫のそんなことがアレコレ書かれている。
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それはそうと、
僕は知らなかったのだけれど、
「カマキリ」は、なんと、「ゴキブリ」に近い種らしい。
大体子供の頃にカマキリは、
バッタに近いところで親しみのあった虫なので、
なんとなくそっち関係かと思っていたら、
そうかー、カマキリ、
キミはゴキブリに近い出自だったのか〜。
そういえば、
羽根の後ろっかわの、
丸みのあるところのパサッと柔らかそうな感じとか、
触角のひょろっとした感じとか、
言われてみればちょっと近い感じがしなくもない。
色は全然違うけれど。
「脂ぎってるっぽい」のと「乾燥肌っぽい」という感じも違うけど。
さらに読んで「ひえ〜」と思ったことに、
東南アジアには、
テントウムシにそっくりな見た目のゴキブリがいるらしい。
「きゃー、かわいいーテントウムシー」
なんて捕まえてつかもうとして、
「それゴギブリだよ」なんて言われたら。
「ぎゃーっ」ってなりそうな。
(テントウゴキブリ)
ちなみに、
ゴキブリを見て「ギャーッ」ってなるのは、
親からの伝承(すりこみ)みたいなものでもあるという。
(たぶん子供の頃に見た母親の「ギャー」のだな)。
ゴキブリがいない地域の人にゴキブリを見せても、
「ふーん」てなもんらしい。
でもそういう人は、
ヤツラのナマの「ヤーな感じ」を知らないからかもしれない。
とてもイヤな人なのに、
写真を友達や家族に見せても、
「えー、別になんか、フツーの感じの人やーん」
なんていうこともありそうだもんな。
もしかしたらそういうことかもしれないな、
と思ったりもするけれど、
真相はどうなんだろう。
うーむ。
是非、「今までゴキブリを知らない」人を、
ゴキブリに会わせてから感想を聞いてみたい。
うだるような夏の暑い夜にその人んちのキレイにしている台所で。
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暫く雑誌イラストで忙しくしていたので、
その間に出来なかったことを忙しくやったり、
加えて、
続けてずっとやっているコトなども忙しくしていると、
再び雑誌イラストがアレコレ入ってきて、
また忙しくなりそう。
まあ、
どれもイヤなことではなく、
やりたくてしていることでもあるので、
「忙しく」はあっても他への「文句」は全然無いのだけれども。
そんなこんなです。
That's all for now.
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