昨日の夕方、
あまりに寒く感じたので、
今シーズン初めてストーブを出してつけた。
最近はパソコン作業が多くてあまりしていないけど、
ベランダに椅子を出して、
〝書き仕事〟〝アイデア出し〟〝本読み〟をする、
最適のシーズンもそろそろおしまいかな。
あ、いやいや、
↑上の写真の椅子は、
いつも座っている椅子ではなく、
これは足を置いてラクにするために使っているチェア。
座っているのは別の椅子。
オッケー?
野菜などの皮を剥く為の「ピーラー」。
これね。
↓
僕はよくこの「ピーラー」と、
女性がまつ毛をクリンとする為の「ビューラー」を、
つい言い間違えてしまう。
で、
それはちょっと最後までおいといて、
このピーラーの横についている突起。
僕は今までこれを気にしたことが無かった。
「そういえば何だろう? デザイン? 引っかけるところ?」
くらいか。
いや、それすら普段は考えて無かったというのが正解か。
それが、
数日前、
これは「ジャガイモの芽を取るのに使う」のであるのを知った。
初めて知った。
そうかーーー。
知らなかったなー。
「毒素があって良くない」と言われるジャガイモの芽を、
これでグリッと取るためのものだったのかー。
いままであるのに使えずにいたと思うと、
うかつだったなー。
これまで沢山包丁で芽を取っちゃってたよー。
どうして今まで気にしなかったのかなー。
この世には知らずにいることが多い。
たぶんまだまだある。
くれぐれも、
「あれはああでこれはこうだけですやん、そうですやん」、
などと思って「そこに何気なくあるものを疑問に思わない」、
なんてことにあぐらをかかない方が、
結局キモチが豊かで広くなれるよなぁー。
何事にも唯一それだけが真理として通じているナー。
また改めて、肝に銘じた。
大林監督の昔の映画『ハウス』のサントラを買った。
1977年のポップで軽快なホラー映画で、
池上季実子さんや大場久美子さんが出ている。
この映画、音楽が好きなんだ。
耳に残るキレイなメロディー。
演奏と歌は、
まだ「ガンダーラ」でヒットして有名になる直前のゴダイゴ。
アルバムで全部を聴くのは初めてになるけれど、
やっぱりいいと思うなぁ。
それから、
映画のDVD『007カジノロワイヤル』と『スペースボール』も買った。
『007カジノロワイヤル』は、
子供の頃、日曜のお昼などにテレビで放映して、
何度か見たことがあった。
ほぼ同タイトルの『007カジノ・ロワイヤル』という、
正式な007シリーズの映画が10年くらい前にあったけれど、
それとは別物で、
007をパロディにした1967年のコメデイ映画だ。
なんだか子供の頃に見た印象が強くて、
内容はバカバカしい映画なんだけど、
これも音楽がバート・バカラックやハーブ・アルバートだったりして、
その部分では侮れない。
『スペースボール』の方は1988年公開の映画。
丁度、その後契約社員になる大阪の会社で、
アルバイトで時々出入りし始めた頃かな。
その近くにあった旧・毎日新聞社社屋地下の、
今は無き「大毎地下劇場」で観たのだと思う。
そこは少し前の映画を2本立てでやっている名画座で、
まだフルで働く前の時間に余裕があった頃、
何度かそこで観た映画のうちの1つだった。
これはスターウォーズのパロディ映画で、
他のSF映画ネタもアレコレ出てくる。
これまた内容はバカバカしいのだけれど、
特撮SFXが結構本気で作ってあって、
その部分ではバカに出来ない。
だいたいパロディ映画は好きだ。
でも、何かで「本気度」が無いと好みじゃなくて。
単なる「表面だけでのおちょくりもの」は、
他にコメデイとしての別のおもしろさがない限り、
「イマイチだ」と思ってしまう、
そんな感じかな。
それにしても、さっきの、
『ハウス』『カジノロワイヤル』『スペースボール』
はどれもネットの「アマゾン」で買ったもので、
ホントに便利になった。
でも以前は、
例えば三宮のセンター街などに出かけて、
その周辺のCDショップ(さらに前はレコード店)に行って、
アチコチ探してCDを買ったりしていた。
それはそれで何だか楽しかったと思うな。
「CDを見つける為に街に出かけていく」という、
行為そのものが。
ついでに三宮のセンター街の他の場所をブラブラしたり。
それに、そうやって店に行くと、
たまたま目的のものでは無かったものを、
見つけてそこからまた何かが広がって、
というちょっとした出会いもするもので。
「ネットで買うからCDショップが売れなくなった」
とも言われるけれど、
しかし、例えば、今回上に載せたのラインナップを、
今ショップに行ってすぐに見つけられるかは疑問だなー。
店としても「めったに売れないもの」を置いておくのは、
やはり覚悟と「映画や音楽が大好き」という心意気がいるだろナ。
昔のように「バーンと売ってバーンと儲けたい」となれば、
やはり「今有名でバーンと売れそうなもの」をメインに、
となるんだろう。
だけど残念ながら、もはや、
「売れていて皆が買うもの」を買うような人は、
「もうめんどくさいからネットで買っちゃおうよー」
な人でもある。
わざわざ店まで行かずにネットで買っちゃう。
配信だって今では充実。
で、一方で、もう、
「欲しいものがあるなら出かけてもかまへんでー」な人は、
「今は大きなショップに行っても無いからなー」と思う様なものは、
最初からネットで探して買っちゃう。
となると、
やっぱり大きなCDショップは難しいんだろなー。
どう考えても。どのみち。
かつては「そんなには売れないもの」を切り捨てたけれど、
これからは、「バーンとしか売れない」ものを切り捨てて、
小さな規模で「ドカーンと儲からなくてもいい」と覚悟して、
「そのモノへの熱意」みたいなものもセットにして、
「しかし、欲しい人がそこにいけば必ずある、
もし、無ければなんとかしてくれる」
風にする方がいいのかもなー、
と思ったりしながら、
みかんを食べたりしている。
まぁ、
そんな風に、
「どうしても欲しいCDを探してアチコチのショップをはしごする」
ということもなくなった、
かつ、実際に大きなCDショップも無くなってきた、
三宮のセンター街。
先日、知人とセンター街を歩いていると、
アーケードからアヒルがぶら下がっていた。
この日は平日だったけれど、
人がワンサカといた。
そういえば、
僕が学生だった35年くらい前は、
平日は結構ひっそりとしてたのだがなー。
まぁ、そうだろう。
若者の「不定職ウロウロ率アップ」も多少あるかもしれないし、
「主婦のウロウロ率アップ」もあるかもしれない。
でも、最近ふと気がついたけれど、
その当時はきっと忙しかった、
人口の多い「団塊の世代」の人たちが、
「定年したー、子育て済んだー」っていうんで、
ウロウローウロウローしているのもあるのかもしれないな。
それが結構大きいかもなー。
そう思ったり。
ともかくそんな風に、
ちょっとずつアレコレと微妙に変わっていくよねぇ。
最後に、
A「ちょっと、大根の皮むくから、ピーラーとって」
B「あ、はい」
A「お、ありがとう、そうそうこれで大根の葉っぱをギューッとして、くるっと、くるっと巻いて、まぁカワイイー、ってこれはビューラーやっ!!」
ちゃんとついてこれたかな?
そんなこんなです。