一週間くらい前に、
「でーれーガールズ」という映画を見た。
岡山県岡山市を舞台にした映画だ。
「でーれー」というのは岡山弁で、
「とても」というようなニュアンスでいいのかな?
たぶん「どえらい」が変形したものなのだろうけれど、
関西弁では意味的に「ごっつい」とか「めっちゃ」に相当するもの、
でいいのかな?
学生のころ岡山県出身者が回りに何人かいて、
またその中で今でも付き合いのある岡山在住の友人もいて、
「でーれー」とか「おえん」とかの岡山弁は、
昔からなじみがある。
その映画自体は、
「いい」と思うかどうかは人それぞれだと思うけれど、
意外と「ぜんぜんダメ」な映画ではなかった。
とにかく、
ほんの数回だけれど行ったことのある岡山の街を見たかったり、
言葉とか聴きたいなぁと思って観てみた。
内容は、最近の青春モノに多い、
軽いコメディ調頑張りプチサクセス映画かと思ってたけど、
そうでも無かった。
けど、
きっと岡山人の僕の友人などが観たら、
中国地方出身以外の出演者の岡山弁は、
「ありゃ、ちょっと違うんじゃ、おえんわ」
かも知れないなぁ。
僕などもドラマで、
「妙な関西弁アクセント」をずっと聴いたりすると、
「むむむ」とどこかがかゆくなるみたいになるけど、
それと一緒かもしれない、
と思ったりもする。
「湯飲み」が欲しくて買ってきた。
いわゆる、
フツーの湯飲みが、
でも「百均」とかでは無くてちゃんとしっかりした、
そういうものが欲しくて、
先週、
画材などの買い物のついでに三宮で探してみた。
で、「サノヤ」さんでこの湯飲みを見つけた。
「サノヤ」さんは前から元町に本店がある、
和食器のお店だ。
若い頃に元町を神戸駅に向かってブラブラして、
6丁目に「サノヤ」の看板の前を通ると、
ちょっとウレシイキモチになったりしたお店。
三宮にもお店があって、
今回はそちらで買ってきた。
もちろん、
おんなじ「サノ」だけれど、
親戚じゃありません。
関係ありません。
それにしても、
30年くらい前の若い頃は、
和食器の店などはなんだか古くさい気もしていたけど、
今回、ちょっとお店の中をぐるっと見せてもらって、
僕の目も変わったとか、
作り手も世代が変わったとか、
時代の空気が変わったとか、
いろいろと理由があるのだろうけれど、
なんだかとてもオモシロイと思うものもあって、
ああいいなぁ、なんて思った。
ガラスで出来ていてフタが陶器で、
そのフタにシンプルでシャレタ絵付けがしている、
欲しくなるような醤油差しがあって、
もうちょっとで買ってしまうところだった。
ということで、
是非、
神戸においでの際は、
和食器専門店「サノヤ」
「サノヤ」!
「サノヤ」へどうぞ!
(だから親戚でも関係者でもなんでもないんやって)
その買い物に行った日は、
夕方に部屋を出た。
見上げると秋の空。
駅のホームに立ったときは、
もう太陽が沈みかけていて。
神戸三宮行きの特急電車が、
御影駅を通り越して西に向かったり、
大阪梅田行きの電車が西からやってきて、
ホームに入ってきて停車したり。
なんか感じが、
秋やねぇ。
そんなこんなです。