ロンドンに行った話の、
そのまた「素顔のロンドン編」の、
その2です。
お世話になったMsちゃん家の近くに、
大きな公園があります。
朝、子供たちを学校に送りに行くのにつきあって、
一緒に散歩しました。
とてもいいところです。
もともとは大富豪の所有地、
つまり個人の邸宅の庭だったそうです。
「丘と森」。
そういった印象です。
その感じが西洋っぽい、
というか、
僕がここまで暮らした「日本にはあまり無い感じ」、
の景色な気がします。
もちろん、
木の種類も違ったりするので印象が違う、
というのあるのでしょう。
赤ずきんちゃんだとか白雪姫だとか、
そういった西洋の物語でイメージづけられたような、
そんな森が向こうにあります。
下は、6日目に行った、
グリニッジの公園です。
やはり、丘と森。
そんな感じです。
丘の上から向こうに街が見えます。
僕が産まれ育って暮らしたのは阪神間から神戸だけなので、
一概にそういうと怒られるかもしれませんが、
日本は「山と平地」、
という勝手な印象があります。
でも、
そう沢山見てきた訳ではないけれど、
なんかロンドンでみた自然の景色の印象は、
「丘と森」、
でした。
さて、
その中でよく見かけたのが、
リスでした。
上のリスは、
Msちゃん家の近くの大きな公園で見かけたコです。
それから、
グリニッジでも、
他にも、
僕はちゃんとは見そびれたのだけどMsちゃんちの庭や、
それからちょっと買い物がてらに付き合った医院の庭でも、
リスがチョロチョロとしていました。
そう、
感覚的には、
日本での「ノラネコ」と同じくらいの出没率で、
いるのじゃないかなぁ、と思います。
建物は、
ほんとに「ああ、いいなぁ」と思うものが沢山ありました。
ここまでに載せきらなかった建物を、
幾つかここに載せておきます。
まず、到着した次の日、
地下鉄の駅の周辺の商店などが並んでいるあたりに、
連れて行ってもらいました。
前日の到着の際は、
空港から家まで車に乗せてもらって移動しただけなので、
実際、自分の足で歩いて間近に見たイギリスの街はこの日が最初でした。
ので、
街の見るもの全てが「おおっ!」でした。
赤い電話ボックスや、煉瓦造りのお店が並んだ建物。
街中の建物が全て洋館(当たり前?)
そして、
綺麗な教会。
その後、
色んな場所に行くようになって、
最初の「なんでもかんでもに、おおっー!」
といった単純な感激のようなものは、
慣れるにしたがって薄くなっていくのですが、
それでも、(逆に、かな?)
「ああっ、いいなーっ」と思う建物はいくつかありました。
全てを写真に残せた訳ではありませんが、
例えば、
4日目のガムデン・ロック・マーケット行きで降りた、
地下鉄の「チョーク・ファーム」駅。
ここの駅舎は美しかったです。
マーケットに向かっていたのでじっくりとは見なかったのですが、
ぱっと見ただけでも「ちょっといい感じ」の建物です。
調べてみると、
日本語版Wikiにもチョーク・ファーム駅の項目がありました。
建てられて100年以上になる駅のようですね。
それから、
ホルボーンという地域(だったかな?)で、
パブのはしごをしている時にみかけた、
ステイプル・イン(Staple Inn)という有名な建物、
これもとてもいい建築物でした。
その名前はなんとか調べて分かりましたが、
説明が英語だけのページも多く、
詳細は、だいたいの事しか解りませんでした。
が、とにかく、
「ロンドン ステイプル・イン」で検索して出てきたブログによると、
なんと、建物自体は1586年(1585年?)からのものらしいです。
調べると、日本では豊臣秀吉が関白になった時期だそうです。
うーん、あっぱれじゃ。
さて、
今回、かなりお世話になったのが地下鉄です。
時にはMsちゃんやRくんたちと乗り、
何度かは1人で利用した、
ロンドンの地下鉄("the Underground")です。
「London Underground」というのが正式名称らしいですが、
"the Tube"という愛称でも呼ばれているとのことです。
到着翌日に最寄りの地下鉄の駅で、
Msちゃんが全体の位置関係と乗り方を教えてくれました。
異邦人には、
まず切符の購入が1つのハードルになりますが、
(見慣れぬ言葉を探して見慣れぬお金を選ぶという)
今回は、
Msちゃんが予備の「オイスターカード」を貸してくれて、
それで随分とラクでした。
「オイスターカード」というのは、
あらかじめチャージをしておけば自動改札でピッと触れるだけで通れる、
日本の首都圏のJRの「SUICA」や、
関西でのJRの「ICOCA」私鉄の「PiTaPa」みたいな、
非接触型交通機関ICカードのことです。
駅についたら余計な手間はいらず、
「ピッ」とするだけで改札内に入れて、
しかもチャージは現金を使わずに、
券売機からクレジットカードで補充できるので、
一度やって慣れればもう何ということはありません。
カードに残高がちゃんとあるか注意するくらいです。
もう、ほんとにこれは頼りになりました。
最初の単独行動の時などは、
やはりちょっと不安で緊張もしたりしましたが、
切符を買うという手間を省かれただけでも、
助かったような気がします。
あまりに頼りにしすぎて、
ずっとポケットに入れていたせいか、
返す時に見たらビミョーに曲がっている程でした。
調べたら、
観光客用の「ビジターオイスターカード」というものも、
あるみたいです。
もし、次に行くことがあれば、
あらかじめこれを買ってから行くのもいいかもしれません。
日本でもそうですが、
ホントにここ10数年の間に、
こういうものは便利になりました。
あと50年くらいしたらそういう便利を利用して、
(タブレット的な端末も利用しつつ)
皆、ごちゃごちゃ言わずにもっとひょいひょいと、
海外に行っているかもしれません。
さて、
特に単独行動の地下鉄利用で、
もうひとつお世話になったのが、
地下鉄のこのマーク。
このように、
ブルーのヨコ棒の部分に、
地下鉄を示す「UNDERGROUND」と書いたものが、
基本のマークで、
それぞれの駅の中での駅名表示は、
横棒部分にその駅名を書いたものが使われています。
ほんとに、
このマークにもかなりお世話になりました。
手持ちの地図でもこのマークをまず探し、
街にかかげている地図でもこのマークを探し、
そして、
実際に街角でもこのマークを、
目印として探しました。
もう頼みの綱でしたから、単独行動時の。
地下鉄の利用はもちろん、
現在地の位置関係の目印としても。
おかげで、このマークには、
なんだかかなり親しみをもってしまいました。
そのせいでしょう。
先日テレビのNHKでたまたまやっていた、
「ウインブルドン・テニス」の総集編を見ていて、
開催会場の周辺地域を流している映像の中で、
地下鉄・ウインブルドン駅と共にこのマークが映った時、
なんだか「ナツカシウレシイ」キモチになったりしました。
面白いものです。
さて、このくらい。
「そのままのロンドン、その3」に続きます。
次回で、
ひとまずは「ロンドンに行った話」もおしまいです。
そんなこんなです。