『はっぴい! アロー&スケルトン』誌の、
イラストが完了。
編集部からのお題は、
「思いっきりかきこみたい どんぶり大好き!」
↓
編集部からのお題は、
「若い子には伝わらない?? それって… おやじジャスチャー?」
↓
(C)Hajime Sano
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
で、例によって、
パズル誌のイラストを紹介した記事のときは、
そのタイトルや絵から何か言葉を拾って何か書く。
「どんぶりもの」<とワタシ>
それでは、
上の絵に書かれているであろうそれぞれのどんぶりと、
ワタシについて述べたいと思います。
「親子丼」は昔から好きです。若い頃から、うどん屋さんに入るとよく頼んでいました。「親子丼がおいしい店は他のものも美味しいんや」なんて解ったようなアホな80年代的言い方をして喜んでいた頃もありました。それはたぶんきっと、必ずしもそうだと決めつけることは出来ません。それはそうとして、今でも、うどん屋さんやおそば屋さんに入って、どんぶりものにしようかと考えた時は、まず「親子丼」をアタマに思います。逆に「あ、なんか親子丼食べたいなー」と急に思って、それを目当てにお店に入ることもあります。親子丼というものはやはりトリ肉なので、コクがありながらもアッサリしているのがいいですよね。それから、卵の状態についてですが、まるで卵焼きがドサッとご飯の上に乗っているかのような固いものとか、ほとんど生卵みたいな柔らかすぎるものとかではなく、それが半々くらいの程よい感じのものが、ワタシは好きです。
「中華丼」も昔からよく注文していました。「ご飯と色んなおかず」が一度に食べられるような、お得な満足感が好きでした。若い頃はこれプラス「ラーメンと餃子」なんてことも出来ましたが、最近ではさすがにそれは無理です。「中華丼」単品で充分です。それに、そう言えばこの頃は、「中華丼」単品で頼むことも少なくなりました。何故でしょう。「焼きそば」とかを単品で頼んだりします。以前は、「一食に必ずお米がないとイヤだ!」なんて思っていましたが、最近はそうでもありません。もちろん、日本人としてお米は大好きですが。話がそれました。中華丼の具材は、お店によって微妙に違いますが、「うずらの卵」が乗っているとウレシクなります。そして、食べ方は、酢をちょっとかけて、カラシもちょっとつけます。そう、八宝菜の食べ方ですね。まぁ、要は八宝菜がごはんに乗っているということなので、別にそれでいいでしょう。
「カツ丼」。男性はどちらかというと、ガッツリした「カツ丼」を好む人が多い気がしますが、どうでしょう。僕も嫌いではないけれど、上にもあるように、どちらかというと昔から「親子丼」になってしまいます。それに、年々ガッツリした感じは敬遠するようにはなってもいます。が、しかし、これは若い頃からもそうで、今もそうなのだけれど、ごくごくたまに、お店でメニューを見ていると、「あっ!、今日はカツ丼にしよう! うんうんカツ丼カツ丼!」なんて時があります。で、久々のたまに食べるカツ丼は、ほんとに「美味しいなー!」と思います。
「鰻丼」。うな丼も好きです。昔、子供の頃、神戸は三宮の新聞社会館に通じる地下の短い食堂街にあった鰻屋に(今もたぶんあります)、祖母のいとこである親戚の「京都のおじちゃん」がよく家族共々連れて行ってくれていたので、そう敷居の高いイメージの食べ物ではなかったです。あと、阪急電車の三宮駅の北側の高架下にあった「竹葉亭」といううなぎ屋にも、たまに家族で行ったりしていました。もちろん、「いっつもバンバン食べてまーす」と言うわけではなく、「たまの贅沢」だったのです。まぁ、そういったこともあって、今でも、特に夏になるとやはり「一度は食べておかないと」となります。ただし、チェーン店的なお店などの「鰻丼、安いよー」なんてのでは食べたくないです。やはり、たまになのだから、どうせ食べるのならば、ちゃんとしたところの、ちゃんとした値段の「本当においしーい鰻丼」を食べたいです。いえいえ、別に、「リッチな人」ではありません。そういった「たまの贅沢」という文化が日本にちゃんとあった頃の、末裔だ、というだけの話です。
「鉄火丼」。うん、これもいいですね。好きです。「海鮮もののお店」に行けば、かなり「選択率」の高いどんぶりです。魚介類のどんぶりものは「カツ丼」などよりも、なんだか「健康的」な気分になれたりします。特に、「こってりしたものはもういらないなぁ」なんて時には、あっさり目なのでいいですね。ワタシは昔から「鉄火巻き」などに馴染みがあったせいか、トロの身よりも赤身の方につい手が行きます。だから、赤身の「鉄火丼」の方が、「ネギトロ丼」よりも好みと言っていいかもしれません。
「ウニ丼」。ワタシは「ウニ丼」を食べたことがあるのか、ちょっと考えてみました。もしかしたら、「ウニ丼」は食べたことがないかもしれません。いや、ウニ自体は大丈夫です。好きです。飲みになど行って、いろんな流れの中でたまーに、値段もしっかりと付いている「ちゃんとしたウニ」を少しだけ食べたりすると、本当においしいと感じます。だからこそ、「ウニ丼」は逆に難しいと思います。「ウニ丼、安いよー」なんてところで食べて、ガッカリしたくないです。やはり、安いならば「漁港のすぐ近くの全てが新鮮なお店」とか、街ならばやはりちゃんとそれなりの値段のするお店で、ちゃんとおいしい「ウニ丼」を食べたいなぁと思います。だからなのかたまたまなのか、そういう自分の選択が無意識的に働いてなのか、食べたけど忘れてしまっただけなのか、それは憶えて居ないけれど、でも、「ウニ丼」は食べたことないんじゃないかなぁ、と思ったりしています。
「天丼」。同じ油系でも「カツ丼」はたまに食べたくなります。けれどそういえば、「天丼」は本当に食べません。いや、天ぷらが嫌いな訳ではありません。「天ぷら」自体は好きですし、「天ぷらうどん」や「天ぷらそば」は問題なく好んで食べます。それから、「ウニ丼」のように「今まで食べたことがないんじゃないか?」というのでもなく、確かに今までも何かの機会で食べたこともあります。しかし、普段、自分から「天丼」を単体で注文することはほばありません。何故だろうか?と考えてみました。もしかしたら、あのパサパサ感を持つ天ぷらが、そのままご飯にのっているのが理由かもしれません。「カツ丼」はトロッとした卵がかかっているので、自分としてはOKなのかもしれません。そういえば、あの卵が無くてご飯の上に千切りキャベツとトンカツだけがドンと乗った「カツ丼」を出すお店に行ったことがあります。「うーん、なんだか違うなー」と思ったように憶えてます。「それなら、このトンカツとキャベツを別のお皿に入れてほしいなー」なんて感じたように思います。たぶん、ワタシの場合は、カサカサッとしたものがどんぶりの上に乗る場合、なにか半液体でつなぎ的になるものが無いとイヤ、という感覚をもった個体なんじゃないかと思います。
最後に「イクラ丼」。一見、「ウニ丼」のポジションに近そうに思われます。ただ、「イクラ丼」の場合は「イクラ丼、安いよー」というものでも、食べてしまうかもしれません。その「ビミョーな違いは何なのですか?」と聴かれても、本人も上手く説明できそうにないのですが、もしかしたら、スーパーで買う「チラシ寿司」に、2.3粒ほどイクラが乗っていることに、関係しているのかもしれません。いやこれでは余計にわからないですね。とにかく「いいイクラ丼を食べたい」と思いながらも、「安いイクラ丼」のことも許せてしまう、そんなよろめきな感じのワタシです。
以上が、
それぞれのどんぶりと、
ワタシについてのことです。
そんなこんなです。