日本では、表面的ではあるけれど、
街はクリスマスシーズンだ。
昨日、郵便受けを覗くと、
可愛らしいクリスマスカードが入っていた。
約10㎝四方くらいの小さなカードと封筒。
まぁ言わば、本場からの直送。
ハーイ。
最近、「会計ソフト」を習得しようとしている。
僕は今から20数年前に大阪の会社を辞めた時点から、
毎年、税の確定申告は青色申告でやっている。
青色申告には2種類あって、
10万円の控除が受けられるものと、
65万円の控除が受けられるものとがある。
10万円の方は比較的敷居が低くて、
簡単な入出金表をちゃんとつけて保存さえして、
「損益計算書」(要は売上げと経費を計算したもの)を出せば、
確定申告時に経費に加えて10万円を控除することが出来る。
これがあるから、個人で仕事をやり始めた人はとにかく、
白色申告から青色に変えた方が良いということになっている。
一方、確定申告時に65万円も控除出来る方は、
そんなに多くを控除してもらえる代わりに、
「複式簿記」でちゃんとした会計的に正式な帳簿をつけて、
その決算によって出た「貸借対照表」も提出しないといけない。
僕は昔、
大学の授業で「簿記」は学んだ。
あ、
いやいや、正確に言うと、学んではないなーーー。
絶対に学んだとは言えないなーー。
じゃ、えーーっと、
授業を受けた。
ああ、いやいや、授業もよくサボったから受けたとは言えないなー、
あれで受けたと言ったりしたらバレーボールの選手に怒られるなー。
んーっと、あーーっ、
授業をしている教室に入ったことがある。
(あははははー)
でも確か必須科目だったんじゃないかなー、
きっと、ギリギリ通ったんじゃないかなー。
忘れたなー。
まぁそういうテキトーな青年だった訳だから、
その当時からまったくチンプンカンプンで、
もちろんその後もずっと「簿記」をやり直したことはなかったし、
いっぱい控除されたいと思っていたけど無理だなーとあきらめていた。
その後、パソコンで「会計ソフト」が出たりし始めたけれど、
僕の使っているパソコンであるMacに対応したソフトでは、
「なかなかいいのが無い、どれも色々と難がある」という評判で、
ずっと手を出さずに、今まで通りでやってきた。
それが、
ちょっと考え直すことになったきっかけは、
メールのやりとりから始まってもう20年くらいになり、
今はFaceBookでも繋がりのある、
フリーのライターをしている「丘村奈央子さん」が、
FaceBookだかブログだったかで自身も参考になったと紹介していた、
"フリーランスのために申告と税について書いた本"だった。
そう!
僕がそもそも「自由業」になった当時、
80年代後半だの90年代前半だのは、
確定申告について知りたくても、
例えば小企業や商店主向けのようなもので、
部品や商品の仕入れとか機械の購入とか棚卸しとか、
ちょっとこう商売臭く堅い本はあったけれど、
フリーのデザイナーだのイラストレーターだのライターだの、
そういうフニャッといた感覚系の仕事のフリーの人たちに向けた様な、
申告や税について詳しく教えてくれる本がなかった。
うん、
そんな「組織」に属していない自由な人に、
親切な目を向けてくれた本なんて、
無かったぞーーーー!
僕の場合はどうしたかと言うと、
人に聴いたり、わかりにくーい本を眉間にシワ寄せて読んだり、
申告時に申告の書類ともに送られてくる「お役所的手引」を、
なんとか読んで自分なりに理解して、
「まぁ、細かい部分で間違えてても仕方ないやー」なんて感じでやってきた。
まぁ、それでもなんとかなってきたのだけれど、
丘村さんの記事で「そうかー、今はそんな本があるかーーー」と思い、
ちょっと「そのあたりもう一度、ちゃんと確認しておきたいなぁ」と、
なんとなく思った。
ということで、その本を買って読んでみた。
まぁ結果的に最終的にやっていることに間違いは無かったけれど、
細かい部分で知らなかったことや、
考え方として勘違いしていたことはいくつかあった。
それをようやく知ることができた、という感じ。
そして、さらに思った。
「じゃ、ちょっと、上の控除額を目指してみようかぁぁ」と。
考えてみると、
「Macの会計ソフトにはいいのが無い」という噂を聴いてからも、
もう何年かなるはずだ。
だから調べてみた。
なかなかピンと来るものがなかったけれど、
1つだけなんとなく気になるものがあった。
「Freee」という会計ソフト(サービスと言った方が正確かもしれない)だ。
それは、いわゆる従来あったようなパッケージソフトではなく、
ネットに入ってウェブ上でログインしてそこに現れるソフトに入力をして、
あちらのサーバー上で記録されてゆきながら計算されて、
簿記の作成や決算などの結果を表示出力することが出来る、
といういわゆる「クラウド型」のものだった。
最初躊躇したのは、
パッケージとして手元にないことと、
向こうのサーバーに入出金が記録されていくということだった。
でも、パソコンにおいてはパッケージにこだわるのは、
もうちょっと違うのかも知れない、とまず思い直し、
向こうのサーバーに記録されていくことも、
「そういや、FaceBookなんかでもiPhoneなんかでもまぁそうだしなー」
とそう結論づけた。
まぁ、それでもやっばり、逆に、
もっとそのソフトが評判で大きくなったら、
なんだか自分の営みをどこか1カ所に牛耳られているような感覚を、
なんなとなく覚えてしまうという可能性もあるかもしれないから、
もしそれでイヤになったら他を考えるとして、
とりあえず、まだそんなに評判にもなっていない今だから、
様子も見ながらの感じでとにかく1年やってみることにした。
(料金を払えばログインが出来るようになるナンバーがもらえる)
で、今、ちょっと前に買った「Freeeについて書かれた本」を見つつ、
毎日ほんのちょっとずつ、
11月の分から入力し始めた。
このソフトのうたい文句にもあるように、
基本的には「入金」と「出金」を登録していけばいいようになっている。
僕が昔やって頭がぐるぐるになった「複式簿記」のややこしい部分は、
全部ソフトがやってくれている(ようだ)。
まぁ、それでも、
ちょっとした細かいところは多少面倒かな。
また僕が長年やってる毎月の入出金付けや確定申告が、
知らないうちに功を奏している部分もあるのかなー。
とにかく、
最初はアレコレ1つ1つの項目に設定付けしていくのが、
少し手間もかかりそうだけれど、
それがひととおり済めば定型でなんとかなりそうな感じはしてきた。
今の「毎日少しずつ」のペースだと、
今年の分を全部入力してしまうまでには、
もうちょっとかかりそうだけれど、
「今年分が全部すんで、記入が今現在」になるのが、
ちょっと楽しみにもなってきた。
うん。
いつまでもおんなじパターンで安泰していてはいけない。
その思いで、
メリーにフリーしていれば、
何かそれこそ「功を奏す」こともあるかもしれないな。
なんて思いつつの、
メリークリスマス。
そんなこんなです。