一応「暦の上では秋ですね」とかゆうてるけど、
まだまだムシムシと暑い。
あーつーいー。
あーつーいー。
あーつーいー。
はい、ご一緒に。
あーつーいー。
今年は、
湿気のせいもあって、
ベトーッと、グニューッっと、ネチネチーっと、ブニュブニューっと、
暑かったやん?
そやから、
スカッとしたくて、
夜の家ビールを、ほんまに沢山飲んだ。
だいたい、もともと、
ビールの銘柄とかは決めてへんねん。
その時に飲みたくなったもんや、
店にあったもんを買うねんな。
で、
日本の大きなビール会社のものも飲まへんことは無いねんけど、
ここ最近はよく、外国のビールとか、
日本のものでもクラフトビール(小規模生産ビール)とかを、
好んで飲んでてんな。
ところが、
この夏の8月の始めくらいかなぁ、
日本の有名メーカーの中でも今までそんなに飲んでなかった、
「サッポロ」を買って飲んだら、
なんかめちゃくちゃ美味しくて。
「あれ? こんなに美味しかったったけ?」って。
それからはこの夏中は、
日本の大手メーカービールを飲むならば、
「サッポロ黒ラベル」やねん。
なんか、おいしいねーん。
たぶんこれから時代は「サッポロ」やな。
(「へんっ、ほんまかいなー」をどうぞー! ……、はい、ありがとう)
あと、この夏といえばな。
去年の夏にずーっと「神戸学検定」の勉強してて、
そんで、結構、
「夏の暑い中でする勉強気分」
みたいなものが気持ちよかったんよ。
そやから、
この夏も勉強、やってんねんで。
前もちょっと書いたけど、
春からEテレの「高校講座」をハードディスクレコーダーに録画しててな、
それをちょっとずつ毎朝、
30分くらいするねん。
まず、テレビを観ながらザーッとコピー紙にノートして、
それを、さらにちゃんとしたノートに写してな。
暑い中、午前中に、
ちょっとだけ集中してやるのんがええのんよー。
タイムマシンがあったら高校時代に戻って、
高校生のオレに、
「夏は午前中にやっておけよー、オマエー」と厳しく言うねんけどな。
でも、
アイツが怠けてくれていたおかげで、
今、僕はこうやって「しよう」という気になってるんやな。
あのとき、完璧に高校の勉強してたら、
たぶん「あんなけやるだけやったし」とかゆうて、
今は絶対やってへんな。
「あの頃にやり残した感」があるから、
やっていてもやる気が失せへんのかもしれへん。
ありがとう!
あの頃のオレ!
なまけもので勉強しなかったバカなオレ!
ありがとぉ なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。
くぅーーーーーーーーーっ!
もちろん仕事は仕事でしてるで。
あーっ、
「よろしいもんですねー、仕事はちゃんとしてるんでしょうかねー、
それに、今ごろ勉強して何か、意味あるんですかぬぇー!」
って思った人いるーーー?
いや、僕の知っている人に、
そんなひねくれた面倒な人はいーひんな。
あと、
この夏にってゆうたら、
これまた「学生の夏休みの宿題」みたいやねんけど、
読書。
まぁ、本を読むんは、
別に夏に限ったことやないねんけどな。
でも、一日のうちに必ず時間をとって、
ベランダに出した低めの椅子にどっしりと座って、
本を読む。
そぉやん、
冬はだいたいベランダで本読んだりできひんやん?
暑い夏に、外気のある場所で、
冷たいものでも飲みながら、
本を読んで、
セミがどこかで鳴き、
夏休みの子供たちが声をあげて走り去り、
車の音がしゃあしゃあと。
ふと目を上げると青い空、
彼方には入道雲がもくもくと、
そして熱い太陽がじりじりじりじりと…、
…、
…、
と、
言いたいところやけど、
今年は、ぜんぜんそんなんやなかったーっ!
ふと見上げると灰色の雲、
彼方には同じく灰色の雲。
そして湿気でむしむしむしむしむしむしむし。
ああっ。
が、
幸い、風がある日が多かった。
さわさわと、ひゅーひゅーと、
そして時にはゴーゴーと、
それは台風やーーっ!
てな感じで、
まぁホント、この「夏」は一筋縄やなかったけど、
できるだけベランダに出て本を毎日数分読んでてん。
とにかくな、
なんてゆうたらええのかな、
夏の読書は、
「ふと気づけば肌のまわりがいとおしい」。
特に、
この夏にベランダで読んだんが、
村上春樹さんやねん。
昔読んだ長編と短編とな、
それから、読んでなかった昔の短編と、
一番新しい短編と。
こんな風にな、
もし「2014年の夏は?」と聞かれたらな、
すぐに、
「曇り空とじめじめとサッポロビールと高校講座と村上春樹」
てな具合に答えられる、
ちゃんと主題のあった夏やねん。
湿気でホンマにしんどかったけどな。
それはそうと、
これはもう9月に入ったこないだやねんけど、
ちょっと三宮に買い物に行ってな、
夕方ここらに戻ってきて駅から部屋に帰る途中に、
ひさびさに宮崎さんの奥さんとアンジュちゃんに会うてん。
前にも何度かここに書いたことあるけれど、
宮崎さんというのは近所の人で、
去年の夏まで酒屋さんをしてはってん。
で、10年以上前からになるけど、
トミーちゃんいう犬を飼っててな。
当時僕はタバコを吸うてたから、
タバコやお菓子や水を買いにしょっちゅう店に出入りしててな。
あ、クロネコヤマトの宅急便も宮崎さんから出しててな。
そんで、そう、
トミーちゃんはとても人に警戒する犬で、
僕も最初は吠えられてんけど、
そのうちにすっかりなついて、
店の扉あけただけで気が付いて、
奥で「あん!」とひと吠えしてから、
ターッと飛びだしてきてくれたりでな。
もう可愛くてアタマなでなで、でな。
顔を手で挟んでくしゅくしゅ、でな。
そんなトミーちゃんが一昨年やったかに病気で亡くなって、
奥さんがガッカリしはって、
それを見かねた息子さんが新しい犬を買うてきて、
それがアンジュちゃんやねん。
顔がちょっとトミーちゃんに似てんねんけど、
性格は真逆でダレでもカレでもすぐなついてな。
けど、そこがまた、
彼女は彼女で可愛いかってん。
その後、
去年の夏に事情があってお店を閉じて、
もうしょっちゅう会えなくなってな。
たまに、
散歩している時に偶然バタッとしか会われへん。
せやから、
この間はカメラ持っていたから、
写したよ。
ほら。
アンジュちゃん。
こんな風に、
夏の締めくくりはアンジュちゃんやってん。
ま、
数字的な夏は終わったけど、
実質的な夏はまだもうちょいやんな。
それにしても、
夏っちゅうのは、
あれやんなー。
こう、がーって、アタマ振り回されて、
ヨレヨレになった頃に、
ふっと、秋がくる、
みたいな感じやんな。
「アレッ?、何やったん?」
ゆうて、それから、
たしかにここにおった「僕のアタマを振り回した人」
を探しても、
もうおらへんねん。
で、
はっとみたら、
「さあ、おしまいおしまい」ゆうて、
周りのみんなが跡片付けをはじめて、
ええ、っと思っていると、
だーれも居なくなった、
みたいな、
そんな感じがせーへん?
そやから、
せめて、
「僕はお肉とジャガイモととうもろこしは確かに食べた食べた食べた」
という風に実感のあるコトしときたいなー思うねんけどな。
え?
そういうのは、
夏の来る前にゆうとけって?
あはは、
そーやなー。
ということで、
ほんなら、また。
神戸"やんねん"ペロペロトーク、
サノハジメでした。
BGM:
「BIg Box of the Ventures」 the Ventures
そんなこんなです。