数日前から観ていた本を、
今日読み終えた。
兼先 勤さん著の『神戸街角今昔』。
なかなか興味深い写真が、いくつも載っていた。
で、中でも、ちょっと気になる写真があった。
それは阪急三宮駅の西口の写真で、
まだ、三宮駅よりも西に電車が通じていなかった頃の写真で、
(のちに神戸高速鉄道が乗り入れて西につながる)
終点の三宮の西口で「ここでおしまい」になっている写真だ。
昔の三宮の写真の載っている本はいくつか持っているけれど、
この状態の写真は始めてみた。
面白い。
そして、今の場所でいうとどこなのだろう、と思った。
西口を出てすぐのところか、もう少し西の交差点のところか、
どちらかだろう。
ので、カメラを持って昼の食事のついでにササッと行って来た。
西口を北に出てすぐに。
ここだ。きっと。
外壁や内装などは変わっているだろうけれど、
基本の構造はそのままみたいだな。
左の壁のアーチ型の出入り口がたぶん同じじゃないかな。
しかも、何より、
上の屋根にあたるところのカーブの曲がり方が一緒だ。
素早く納得。
目をもう少しだけ入り口の方に移す。
「ここも、もうちょっとしたら変わってしまうのかもしれないなぁ」
と思ったりする。そうかぁ。
そう思って、
もうちょっと中に入って、
出入り口を改めてちゃんと写しておく。
これらの、
西口の写真を写したちょっと前、
電車で三宮に着いて西口に降りるときに、
先日の記事にも載せた西口の構内を、
前とは逆の方向からも写しておいた。
西口改札から出る時のこの感じ、
僕は何回見たことになるのだろうか。
この西口の感じ、好きなんだけれどなぁ。
そして、小さなアーチを抜けて、
階段もしくは左のエスカレーターを降りる時は、
こんな感じ。
今度は大きなアーチを抜けながら下へと。
昔は降りてすぐ左に書店があった。
ああ、この照明はいいなぁ。、
改めてじっくりと観ると、カッコイイ。
ここを壊して変えてしまうときは、
この照明はどこかに残してほしいなぁ。
でも、やはり、
「そんなん知らないでちゅ。昔のものは、捨てちゃいまちゅー!」
なんだろうな。
もっと小さければ、欲しいくらいだな。
さて、
せっかく三宮に出たので、
この間の、阪急三宮駅周辺を記録した記事、
「今は何気ないものだけれど無くなると忘れるからここに残しておきたくて。パイ山に風が抜ける間に。」
の時には写しきれていなかった写真を写してきた。
まず、
前の記事の、
阪急三宮駅東口を東へと出た、
昔は映画館のあったこの広い通路。
この逆向きで、
東口の改札に上る階段がコレ。
上って正面が改札で、
上がって左に行くとJRの西口改札へとつながる。
ここも、何度も上がったり、下がったりしたなぁ。
昼にも夜にも。
次は、
北側に出て、下の写真のところ。
これをずっと右、すなわち西へ行く途中に、
線路の下を南側に抜けることのできる通路がある。
それが↑の写真。これは南から北を向いたもの。
この感じももう古くからなじみの景色だ。
僕が子供の頃から基本的な雰囲気はほとんど変わっていない。
少し薄暗い感じが、逆にいいのだけどな。
建て替えられると、どこもかしこも、
テカーッと明るくなっちゃうのだろうな。
どこもかしこも明るいというのは、
実はあんまり心身ともに健全じゃないのになぁ。
で、
そして、
前回、「楽天地」の紹介のところで、
「ここも楽天地の範囲内じゃなかったかな」と載せた、
JR側の2Fの古くからある狭くお店の並ぶこの部分。
先ほどの北南に抜ける通路の途中に、
ここへ昇る階段がある。
やはり、ここも三宮阪急楽天地。
居酒屋とか増えているなぁ。
行ってみたいなぁ。
ある時期はほんとに閑散としていたのに。
まぁ、家賃の安さとか、最近は気取らないお店が人気とか、
なんてのもあってかもしれない。
そうやって、ようやく最近、
場所の特性が逆にいい作用として出だしてるんだから、
この時点であっけなくここを無くしたりしない方が神様の受けは絶対にいい、
と強く思う。
またまた、
写して来た写真をこうやって整理をしていると、
やはりまだ写し足りない気がしている。
特に、
「線路の下を南北に抜ける通路の写真」は、
もうちょっと南の喫茶店とか寿司屋とか並んでいるあたりとか、
逆向き写真とか、写しておけばよかった。
あと、中華の民民とか喫茶店JAVAとか、
ということで、
また、第三弾、あると思います。
そんなこんなです。