昨日(12日)は、
この南の浜手に広がる酒所に行った。
↓まずは住吉川を下って。
↓途中の川岸でまずは谷崎潤一郎が一時期暮らしたという家屋が、
「倚松庵」という名で残されているところへ。
僕の昔見た教科書の写真の印象では、
「ちょっとスケベっぽいおじいさん」という印象の谷崎さん。
↓で、まずはその近くの「菊正宗」の記念館に。
↓中でこんなポスターを見つける。コレ、欲しいな。
案内係のおじさんと話しをしたり、
きき酒をさせてもらったり、
お酒や酒袋で作ったポーチを買ったりしてから外へ。
↓反対側から見た記念館を写す。
趣はあるけれどこれは比較的新しい建物。
昔からの古い建物の多くを震災で失ったと聞く。
残念だ。
そのあたりは灘五郷(「西郷」「御影郷」「魚崎郷」「西宮郷」「今津郷」)
のうちの「魚崎郷」になる。
↓続いて、中クラスになるのかな?
「浜福鶴」の記念館。
酒樽がらしいけれど、建物は近代的。
中を覗いて日本手ぬぐいや杯など買う。
↓ そのあと「桜正宗」の記念館に。こちらは残念ながら休館日。
↓とりあえず、
冬にかかげられる「新酒できましたサイン」の杉玉を写す。
もう、少し茶色くなっている。
↓そして、近くのこういう趣のある建物を。
こういうのは美しい。
いや、僕が日本人だからそう感じるというだけでなく、
きっと僕がアメリカ人でもイタリア人でも、
スカンジナビア人でもアイルランド人でも、
美しいと思うと思うんじゃないかなぁ。
↓続いて、大手の「白鶴」。ここは記念館も立派だ。
と、こんな日本的な建物の写真ばかり載せると、
今でもそんなところで酒作りをしていると思われるかもしれないけれど、
実際は全国CMになっているような名の通った大手は、
↓近代的な工場とちゃんとした社屋を持っている。
けれど、
その内っかわでは「給与削減」とか、
「人員削除」とかがなんとなく見えたりする。
今、真珠などもそうだけれど、
神戸の地場産業は思わしくないそうだ。
↓もう少し歩いて灘五郷の「御影郷」にある、
小さな酒蔵「泉勇之介商店」に。
ここは今でも古い蔵を現役で使っている、
昔ながらの製法にこだわっていると聞く。
もしかしたら「今、海外で日本酒ブーム」の立役者は、
こういうところかもしれない。
大手の酒造会社の関係者の知人も、
「大きいと小回りがきかなくなっているんです。
ウチももっと早くからやっておけばねぇ」と。
他にも有名な酒造会社の記念館はあるけれど、
何カ所かできき酒をさせてもらい、
まぁ普段ならばそのくらいではダイジョウブだけれど、
暖かい日射しと歩き回ったせいでポーッとなってきたので、
このくらいで切り上げた。
だけどさ、足下にある、
このあたりならではのオリジナルで歴史ある営み。
知恵と力で乗り切ってほしいなぁ、
僕も日本酒飲むからさぁ、
と思う。
そんなこんなです。