暑い。
一週間前は充分にコートだったのに、
今日はもうシャツ1枚でも暑かった。
今日も朝早くから外仕事。
その帰りに三の宮で画材の買い出しと、
洋服を数点。
三の宮は、
今日もみなニコニコと。
立って人を待っていたり、
携帯で誰かと連絡をとっていたり、
話しながら歩いていたり、
人が多いね、さすが土曜日。
こんなのもいいもんだ。
また行こう。
で、
歩いていたら、
もう暑くて暑くて、
汗がたらたら出てしまった。
ジーンズを見ていたら、
薄い、ほとんど白に近いような、
水色のジーンズを勧められた。
その色は、
昔、ボクが20代の頃に流行った、
そんな色のジーンズだ。
なんかナツカシイ。
ボクも持っていた。
「また、今こういうの、流行りだしてるんですよ」
と店員くん。
ヨノナカのアレコレは、
いろいろと巡ってくる。
「絶対」はないなぁ。
ある男が、
ジーンズを買ってきたのでちょっとはいている時に、
うっかりと池にジーンズを落としてしまった。
「ああ、買ったばかりなのに…」と嘆いていたら、
池からブクブクと泡が立ち、
中から神さまが出てきた。
そして、
こう言った。
「おまえの落としたのは、この銀のジーンズか?」
「は? いえ」
「では、この金のジーンズか?」
「あ? いえいえ」
「おお、なんと正直な男じゃ。ではこの金のジーンズをおまえにやろう」
「は? あの、今日買ってきたジーンズでいいんですけど」
「おおお、なんと欲の無い男なんじゃ。気に入った。よしこの銀のもやろう」
「いやいやあの」
「遠慮はいらん、さっ受け取るがよい。さらばじゃ」
ブクブクブク。
「あのー、こんなカチカチのジーンズ、履けへんねんけどぉ」
と、男はパンツいっちょうで。
そんなこんなです。