作っている音楽。
12月27日に作った8作目、
「昨日より寒い」
作詞作曲演出・佐野元
これは12月27日に作ったのだけれど、
「昨日より寒いっていう歌を作ろう」と思ったのは、
んー、その1日前か2日前か数日前か、
いきなりちょっと寒い日があって、
(12月はそれまで比較的暖かだったように思う)
それで作ることを思いついたのだけれど、
実際に作った日はまたちょっと寒さがマシになった日で。
歌と現実は出来るだけリンクさせたいから、
「あちゃぁ。昨日より寒くないやん」と思ったけれども、
まぁ冬はまだ続くし、
そのうちに「昨日より寒い日」もあるだろうし、
そんな日に無意識的にふと思いだしてもらえればいいかと。
ふと、そんなつもり無いのに口づさんで、
「アレ? これ何の歌やったっけ?」と思ってもらえたらベスト。
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それにしても、
「寒いのになんでラテンのリズムやねん!」とか、
「なんで寒いのに“イエーイ!”って楽しそうやねん!」とか、
思う人もいるでしょう。
でも、
「寒い時だから暗い曲調にしなきゃぁサノちゃーん」とか、
「明るいと寒い時の曲らしくないでしょぉサノちゃーん」とか、
「男はこう、女はこう、じゃないとダメでしょぉサノちゃーん」とか、
そんな昭和で20世紀なことはもう考えても仕方ないのだ。
意味ないのだ。
寒くったって心の中はラテンの人もいるだろうし、
寒くても「イエーイ!」な人もいるのだ。
男で女な人も、女で男な人もいるのだ。
そして、
自分はそうではなくても、
「ああ、この歌の主人公の人は寒くて実際寒いのはイヤだけど、
でも心はラテンなんだな」
と想像できることこそが、
本当のグローバルやん。
あちこちバンバン出かけて行くだけがグローバルじゃない。
心の中でもグローバルに。
それならむやみに感染症にもかからないし。
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