9月14日には終わっていた、
パズルメイト『スーパークロスワード』誌の、
問題自体も自分で考える、
〝なごむ亭元楽〟名義の探し絵パズルが完了。
「ネコパズル」。
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↑
このコたちは、
頭にタマゴを載せているのが正解なのだけれど、
上から3段目左から二番目のコが乗せているのは、
「タコ」。
乗せているコの口も、
「タコ」。
それから、
上から4段目の左から二番目のコは、
正解のブロッコリーではなくてキノコを持っていて、
どうやらかじったようだけれど、
食べてはいけないキノコだったみたいで、
「えへへへへへぇ」とおかしくなってしまったようだ。
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『スーパークロスワード』誌2021年2月号分で、
12月19日発売。
(C)Hajime Sano
(株)マガジン・マガジンのパズルメイトシリーズの雑誌です。
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
◆◆◆
今日もまた「困った姉」以外の話。
もうずいぶん日が経ってしまったけれど、
7月20日のこと。
母の目薬がなくなったので母のところからの帰りに、
乗り換えで利用する大き目の駅の近くの、
母が行きつけだった眼科に行って新しいのをもらった。
で、
それから帰って食事の用意をするのも大変だし、
また、
食材もすでに作った食べ物の残りも、
たしかほとんど残っていなかった日だったかで、
駅からつながっている店舗が沢山入っているビルの、
地下の飲食店街で晩ご飯を食べて帰ることにした。
そのあたりはごくたまに食事に利用するけれど、
いつもは入らない店に入ってみる気になった。
そこは昼は定食、
夜は居酒屋で一品なんて感じの店だけど、
夜でも定食はあったのでそこにした。
入って言われた席に座って壁を見たら、
地方の日本酒も何種類か置いているようで、
「おっ、いいないいなここ」なんて思ったりして。
が、
ななめ後ろ方向の客がやけに大きな声でしゃべっている。
うるさいなぁ、と思って、
すこし振り返ってみてみると、
4人のおじさんたちが1つのテーブルで飲んでいて、
そのうちの一人がまっすぐに座らずに、
椅子に対して体を横にして隣の仲間の方を向いて座っていて、
そのおっさんが大きな声でガンガンと喋っては笑ったりしていた。
ガハハハハッってな感じで。
で、
そのおっさんの向いている方向には、
微妙に僕が入っている。
絵にすればこんな感じ。
「もう、おっさん、ちゃんと前向いて飲みーなぁぁぁ」
と思いながらなんだかイヤな気持ちで食事をしていた。
そう、
もうコロナ禍はすっかり始まっていて、
緊急事態宣言は解除になったけれど、
ちょくちょく飲み屋での感染者が出たりしていて、
「特に飲みに行ったら気をくばりましょう」
みたいな感じにはとっくに突入していたから、
なんとなーく食べる気持ちが弾まないというか。
定食は美味しかったのだけれど。
こんな時期だからもうちょっと周りに気を使ってよ、
おっさん。
ガサツだなぁ。
なんて思いながら食事をしていたら、
そのガハハのおっさんがこんな話をし始めた。
(別に聞くつもりなくても聞こえてくる)
そのおっさんがどこかの店に食事にいったらしい、
すると向こうの床をゴキブリが走るのを見たそうだ。
そしておっさんはこう言った。
「もうすっかり食べる気なくなったわ!」
ええ?
僕は思った。
おっさん!!
自分にはナイーブなんや!!
●
結構、
「人にはガサツ、自分にはナイーブ」な人はいる。
でも、
このおっさんに関しては、
コロナ禍でなければそう気にしなかっただろうし、
僕はそこに気づかなかったかもしれないな。
コロナ禍が見せてくれた、
おっさんの本性。
●
そういえば友人も、
ブログでこんな話を書いていた。
ちょうど4月7日に、
神戸なども含む一部地域に緊急事態宣言が出て、
県外への移動が止められて、
本格的な在宅勤務が始まってお店も休業する、
と、
そうなるまだほんの数日手前の頃のブログ記事での話で、
でも、
もう感染者が数日で急に3ケタに増えて、
不要不急の外出は控えて三密を避けましょうと、
最終的には全国に緊急事態宣言が出るかもしれない、
そんなことを言われ始めていた頃だったと思う。
彼の友人だか知り合いだか、から、
「集まって飲み会をするから来てほしい」と、
お誘いのお知らせがきたそうだ。
コロナのことがあるから「え? 」
と思った彼がその人に、
「今の時期に、集まるのはどうか?」と改めて聞いたら、
「焼肉は焼いてるから大丈夫!」なんて返事がきたそうだ。
なんだ〜?
それは。
小学生男子が言いそうな。
テキトーでふざけてるなぁ。
そんな理屈は聞いた事もない。
そもそも対人の濃厚接触と直接の飛沫じゃないか。
僕の友人のその彼も、
その返事には「能天気」だとして、
「もしもの時は背負うものが大き過ぎると思う」
とブログに書いてあった。
本当だ。
その通りだ。
今ならお店も経験を踏んでそれなりの対策をしたり、
行く人もリスクを承知で行くという感じだろうけど、
あの時期はまだ本格的になり始めたばかりでそこまででなく、
まだわからないことも多くて油断して逆に危ない時期だ。
不安だから人を集めるのはやめておくのが普通だけれど、
それを「良いのか?」的に聞かれているのにもかかわらず、
「焼肉だから大丈夫」と決めつけて、
無理にでも一方的に人を集めようとするのはスゴイなぁ。
身勝手な人だなぁ。
どんな人か知らないが、
若い人なのかな?
そうかもしれない。
家族なんていなくて結婚もしていなくて、
責任のある仕事や役職なんてまだついていないのかもしれない。
人生経験もあまり積んでなくて薄っぺらい感じかもしれない。
なんだか学生気分の抜けないような無責任なことを平気で言えるのだから。
結婚していなくて子供のいない僕ですら、
年齢と経験を積んできたからその位の想像力と判断はあるものな。
自分が集めた人の中から感染者が出たら大変だ。
その相手もその家族に対しても責任が重い。
飲みたいなら自分一人で飲みに行けばいい。
もしくは、
あらかじめ「コロナになるのを覚悟の上」の人同士で行くとか。
参加者が家族に反対されても行くなら、
もしなってしまった時にのちのちの離婚も覚悟の上で行くとか。
だから、
その僕の友人の、
その友人もしくは知り合いは、
まだ何も配慮なんかできない、
まだ若くてペラペラっとしたヤツなのかもしれないなぁ。
いや、
しかし、
でもよ、
意外と「おっさん」かもしれない。
もしかしたら、
その人は、
ただ若いから配慮が足りない、
とかではなくて、
そもそも、もとから、
「自分が人を集めたらただただウレシイ」
で、そして、
「そこでただただ自分が飲みたい」
だけなのかもしれない。
そして、
それさえ自分が出来れば、
そこに来る人たちの事など、
本当の本当では別にどうでもいいのかもしれない。
だから、
本当の配慮なんて昔から、
そしてこれからも、
どこまで行っても「ない」、
のかもしれない。
そうだとしたら、
どっちかというと、
ネチッとしてゴリッとした「おっさん」っぽいな。
それもありえるかもしれない。
そして、
きっと「いや、あれはやはりまずかったなぁ、反省だなぁ」
なんてことも永遠に思ったりしないのかもしれないな。
「おっさん」だったら。
たぶん自分でも「自分はおっさんだから」と、
開き直って経験にはしないタイプだきっと。
その人が本当はどんな人だったのか、
ブログを書いた友人にはあえて聞かずにおこう。
ちなみに、
僕の友人はそのブログを書いている時点で、
不参加を決めていたっぽいし、
そのあとすぐに全国的な緊急事態宣言が出たので飲み会は実現しなかったのかもしれない。
でもそのおかげで大事にいたるようなこともなく、
今ではその「おっさん」は、
「ギリギリセーフ」なんて胸をなでおろして、
ちっとも懲りていない、
とか、
なのかもしれないな。
●
こういう風に、
このコロナの流行というのは、
その人の、
本性みたいなものを、
エゴみたいなものを、
あぶり出して表に出しちゃう「試験薬」みたいなもんだなぁ。
と思う。
トランブさんにしたって。
●
ところで、
僕もそのブログ記事よりちょっと前の3月21日に、
付き合いの長い友人を中心に、
彼の家で集まって飲んだことがある。
その飲み会のそもそもの計画は、
まだコロナの騒ぎが全く始まっていない1月とかくらいに、
その友人が立てたもので、
彼の娘のNちゃんが就職で東京にいくので、
彼女になじみのある人を集めて家で送別会をしようというものだった。
が、
3月になってコロナの不安が徐々に高まってきて、
大事なことはちゃんと配慮して気にしてくるその友人は、
3月14日という、
まださほど感染者はいなかった頃だったのだが、
「どうしようか?やってもいいのかな?もしやって迷惑かけたらなぁ」
とLINEを送ってきた。
ので、やりとりをして、結果、
他の人全員に「どうしようか?」と聞いて、
一人でも、
「ちょっと今集まって飲むのはやめたい」という人がいたら中止しよう、
ということになった。
参加する予定のメンバーは、
その友人の家族と、僕と、
それから友人が家族ぐるみで付き合っている近所の家族全員と、
友人の姪っ子の家族全員だ。
それぞれの家族と僕は面識があるし、
それぞれの家族の男性陣4人で今まで何度も飲みに行っている。
で、
結局、
友人の娘Nちゃんは東京に行っちゃうともうしばらく会えないし、
大人も子供達も男も女も参加予定者全員が一致で、
コロナは承知で「やろう」と言うことになった。
もちろん僕も小さな子供の頃から知っているNちゃんだから、
やはり参加したいと思った。
まだ外でもマスクをしている人も半分くらい、
感染者も飲み会当日でも国内で1日に50人以下、
というギリギリの時期で良かったという部分もある。
ほんのもう数日でも感染拡大の広がりが早ければ、
もしかしたら中止していたかもしれない。
で、
当日は、
彼の家に着くとすぐにまず、
みんな手洗いとうがいをして、
そして飲んで食べて、
楽しくNちゃんを送る会をした。
今は石垣島にいる友人のお姉さんのところに身を寄せている、
Nちゃんのおばあちゃんもネットでリモートで参加したりして。
その後、
参加したメンバーから、
その飲み会による感染などは出ていない。
(はずだ)
が、
そういった過程だから、
もし感染者が出ていたとしても、
みんな納得ずくだったと思う。
友人の小さな配慮が小さく効いている。
あの飲み会のあとグンと全国で感染者が増えていって、
それまでマスクをしていなかった僕も、
3月の終わり頃から徐々にマスクをつけ始め、
もちろん今ではいつもつけている。
●
もう、
あれから、
多人数でお酒を飲んだりしていない。
半年以上か。
また、
どこかのお店に行って飲んだりということも、
今年に入って全くしていない。
いや、
コロナとは関係なく、
母へのサポートとイラストの締め切りと、
その他の自分の家の生活のアレコレごとなどでもう一杯で、
どのみちなかなかそんな時間は取れないし、
もし時間があればまずは部屋の細かな片付けなどしたいし、
その次にのんびりぼうっとしてたい、
(それはほとんどできないが、ちょっとでもできたらウレシイ)
という感じだ。
ほんとに、
コロナの影響はあんまり関係ないなー、
相変わらず。
あ、
あるとすれば、
ほぼ毎日高齢者の母と一緒にいるので、
そういうところに行って感染したりしたら、
ちょっと困る。
感染するわけにいかない。
というのはある。
●
まぁ、
外に飲みに行かないのことにも、
慣れてしまった感じもちょっとあるもしれないかなぁ。
しかし、
たまに、
「お店のサーバーから入れたビールを、
キューッキューッと二口くらいで飲みたいなぁ」
と思ったりもする。
※まだコロナの「コ」の字もなかった頃、2019年6月のビール。うまそう〜。
そんなこんなです。
That's all for now.
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