8月16日に完了、
『文字の大きな アロー&スケルトン』誌のイラスト。
編集部からのお題は、
〝 やはり落ち着くよね 日本家屋に住みたい 〟
↓
編集部からのお題は、
〝 驚きのエピソードが満載! 偉大な作曲家の意外な一面 〟
↓
編集部からのお題は、
〝 目からウロコの ウソのような本当の話 世界珍事件 〟
↓
以上、
『文字の大きな アロー&スケルトン』Vol.6 用のイラスト。
全国の書店で、
ただいま発売中。
(C)Hajime Sano
(株)マガジン・マガジンのパズルメイトシリーズの雑誌です。
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
●
今回のイラストから。
3問目の、
〝 目からウロコの ウソのような本当の話 世界珍事件 〟
●右上から下に、
◯アメリカで恋人(のちに夫)からもらって無くした指輪が、
47年たってフィンランドで発見されて戻ってきたという話題。
◯地下鉄の線路にヤギが入り込んでいたという事件。
◯男がスマホを充電しようと旅客機のコックピットに入ってきたという事件。
●真ん中を下に、
◯赤ちゃんが発した第一声が「グーグル」だったという話題。
◯帰ってきたら自宅が間違いで解体されていたという事件。
●左上から下に、
◯パイロットが飛行中に居眠りしていたという事件。
◯風呂に全く入らないというので妻が夫を訴えた事件。
◯インドで死んだと思っていた90才を超える老人が葬儀中に起きだして実は寝ていただけだっという話題。
いろんなことがあるもんだ。
読んだら、
このヒントをもとにして、
『文字の大きな アロー&スケルトン』Vol.6 を書店で買って、
問題を解いて送って、
景品を当てましょう。
◆◆◆
春ころくらいだったか、
姉が急に、
「給湯器を新しいのに変えた方がいいから、
だからハジメにそう言ってやってもらって。
今はキャンペーンをやっていて安いから、
お金は私が出すから」
と言い出したことがあった。
もちろん言い出したと言っても僕に直接ではなく、
いつものように母にそう言って、
「ハジメに言っておいて」と母から僕にそう言わせて。
僕が母に言われると弱いのを知っているし、
自分は出来るだけ後ろにひっこんで隠れていて。
僕の文句などは母に受けさせて。
そしてもちろん、
そうやって、
問合せや手続きや立ち合いは僕にやらせるわけで。
あの「春の給湯器まつり(仮にこう名付ける)」の当時は、
僕が母のデイサービスのこととか、
その少し前は一緒に付き添って病院回りとか、
そのあとトイレの水栓の修理とかとか、
ガンガンと母の関係のことをやり始め頃で、
僕がいろいろしているので、
「自分もやってますアピール」
がしたくて、
そんなことを言い出したのだろう。
でも結局、
「自分もやってます」といっても、
実際の申し込みや手続きや当日立ち合いは僕がすることになるわけだ。
普通の考えなら、
自分が思いついたのだったら、
自分の住んでいる家なのだし一人の大人だし、
自分で手続きししたりするものだろう。
「平日仕事していて忙しいから」とか言いそうだけれど、
みんな会社からとか休憩時間に申し込み電話したりしているし、
姉は平日に代休している時もあるからできないことはない。
そして、申し込む会社は平日だけの営業でも、
工事などのサービス業の人は土日にやっていて、来てくれる。
まぁ、
つまりは、
今までもさんざん書いたように、
姉は手続きとかやれない。
人にちゃんと挨拶とかできない。
申し込みできない。
そういう一人前の大人なことは今までもしなかったし、
できないから避けるようにやりたくない。
母が色々できなくなってからは、
家のことは母を通して全部僕にやらせる。
そうやって人にやらせているのに、
「自分もやってますアピール」はしたくて。
でも、結局人にやらせて。
もうアタマおかしくなりそうで、
うんざりで。
結局その時は、
母も「今は使えているからまだいいと思うねんけど」
と言うし、
僕も母に必要なことで、
姉がしないからしないといけないことはたくさんあるし、
当然自分の仕事や自分の暮らしのことなど、
他にもすることが多いので、
もう、うやむやにして、
キャンペーンをやり過ごして、
一応は終わったと思っていた。
●
それが、
ここにきて最近姉が、
またその給湯器のことを言い出した。
やれやれ、
ってな感じだ。
半年ぶりの、
「秋の給湯器まつり」だ。
まずちょっと前に、
母から、
姉が僕に「給湯器のこと言っておいて」と言っている、
と聞いて、
それからしばらく何も言ってこないので、
そのままにしていた。
そうしたら、
金曜日に母がまた、
姉が「給湯器の新しいのに交換のことハジメに言っておいて」
と言っていると、
言いにくそうに言った。
母にはちょこっと文句を言ったが、
まぁ、言わされているのは分かっているし、
母が悪いわけではない。
ああ、
またかぁぁ。
もちろんそれは、
言うまでもなく、
注文から手続きから立ち合いまで、
全部してほしい。
ってことだ。
そりゃもう古いものだから、
新しくすること自体はいいことだと思うけれど、
自分の住む家のことだし、
言い出したのならば、
普通の大人として自らちゃんとやってくれれば、
こちらも忙しいから助かるし、
それでこそ、
こちらも相手を認めたりするものだけれど。
それが普通だけれど。
僕も、
母のこと、
それはレギュラーやイレギュラーなことも含めて。
それから、
もちろん仕事、
それも締め切りがあるイラスト仕事。
あと、自分のところでの食事や洗濯や片付けや、
それに、
例えば住んでいるマンションの何かの補修に立ち会うとかの、
暮らしているところの用事だとか、
すること沢山だ。
でも、
姉は、
そんなことおかまいなしで。
まあ言い方を変えれば、
わたしがしろと言ったことは、
全部しろ
だな。
で、
「そんな風には言ってへんやーん」でおしまい。
でも、言い方は違っても、
結局そういうことだ。
まぁもちろんそれは、
何度も書いているように、
姉はそういう一人前の大人なことは今までもしなかったし、
できないしそれは相手がいることだからやりたくない。
だから人にゴリ押しでやらせる、
だからであるのだけれど。
●
しかし何で今ごろ?
とも思うが、
でもなんとなく、
「これかもしれない」、
と思っていることがある。
これまでも書いているようにだいたい姉は昔から、
「自分がやりたいけど、出来ない」、
「自分がしなければいけないことだけれど、出来ない」、
を人にやらせようとする。
今、大人になっても。
まぁ
「春の給湯器まつり」の時のように、
「自分もやってますアピール」のために、
ということもあるけれど。
けど、
やらせる理由が、
もうひとつあるような気がする。
というのも、
たまに、
姉にやらされたあとで、
「どうしてそんなことを言い出したのだろう?」
「あれ? これってなんでしたわけ?」
「これ分からないからしてと言ってたが、
本当はわかってたんじゃないか?
とか、
そんな感じの印象を昔から受けることがあるので。
つまり、
ある意味簡単な話なんだけれど、
それは、
ただただ相手に「やらせたい」という理由で、
やらせた。
つまり、
人にやらせてそれでしてくれたら満足する、
人に自分のいうこときかせて動かしたら充足する、
人を従わせて思い通りにすると気持ちがスッキリする、
というのかな。
もっと短くいうと、
支配欲とか、征服欲とか、服従させたい欲とか、
そういうことになるのかな?
他にピッタリな言い方が別にあるような気もするのだけれど、
とにかく、
そんなだ。
相手を思い通り動かして支配したことで満足したい、
そんな感じがする。
僕にはそんな気持ちはよくわからないんだけれど、
まぁそれは昔から「人間」の中にはよくあることではあって、
そういう人が沢山いるのもわかるけれど。
僕はもちろん姉のことは子供の頃から知っているが、
すぐに偉そうにしたがるし、
命令するのが好きだし、
しかし、
逆に偉そうに言われたりするのはものすごく強烈にイヤで拒否するし。
そんな風に、
姉は昔からそういう支配欲がものすごく強いみたいだ。
でも、
一方で、
姉は外ではそんなことはできないし、
(やってくれると逆に面白いかもしれない)
姉には何かをする力もないし、
だから社会の中でそんなことにもならないし。
けれど心の中では誰かを何かを支配したい。
したくてしたくてギリギリしている。
そんな感じがする。
だから、
自分の家の中の人を言うとおりにさせたくて、
させる、
それで満足する。
そんな感じだと思える。
そして、
してくれたら、
「よしよし、これからもやらそう」と、
そういう「自分にとっていい存在=味方」というのをこれで確認した、
みたいに満足している感じに見えるし、
見方を少し変えると相手の自分に対する「愛情確認」をした、
みたいに思える。
そしてご機嫌になって、
相手にニコニコしたりいい子をしたりその時だけ優しくしたりする。
まぁ、
それはまるで、
小さな反抗期の子供がしそうなことで、
それがそのままなんだ。
これはほんとにほんとに困ったことだ。
せめて結婚でもして、
ダンナさんだけに、
そんな風にしてくれていれば助かったんだけど、
母のもとでずっと子供みたいにしていたかったから、
こうなって、
ほんとに、
もう、
なんじゃそら。
●
だから、
「秋の給湯器まつり」は
何か原因があってそうしたわけではになくて、
そんな気持ちがフツフツと沸いてのことじゃないかと、
思っている。
( 給湯器だけに )
以前から、
週一で母のところに行ったりした時に見ていると、
仕事から帰った姉が、
最近アルバイト先の会社に自分にとってイヤな人がいて、
その人にいろいろ言われて、
ものすごくハラだたしく思っていることを、
母にものすごい勢いで言っていることがよくあった。
たぶん今でもそうだろう。
だから、
おそらく、
そういった今までのことから想像するに、
たぶん今、
アルバイト先の会社とかで、
「私のいうとおりしなさい」みたいな人がきっといて、
それに従わなくていけなくて、
偉そうにされるのがイヤでイヤで、
かといって外の世界では実際は何もできなくて、
でも、
そもそも自分にも強い支配欲があるので、
それを満たしたくて、
家に帰ってイヤだったことされたことを母に、
ガンガン言うだけではだんだんスッキリできなくて、
「秋の給湯器まつり」を言い出した。
そんな感じかもしれないなぁ。
前に一度、
僕が姉に何かを注意したら、
すごく怒って、すぐにその場で、
「きっとハジメは外でイヤなことがあったら私に当たった」
とか大きな声で母に訴えていたことがあるけれど、
きっとあれは、
自分こそ、そうだからそう言ったのだと思う。
(僕にはそんな発想自体がない)
もちろんだから、
僕が思っているように、
「自分の家のことだから自分でしたらいいのに」
とか、
そんな常識的なことは関係ないのだろう。
むしろ、
そのために、
自分では絶対にしない、
かもしれない。
●
でもなぁ、
そういうのが原因なら、
いくら僕がうまくかわしても、
また言ってくるだろうなぁ。
そしてまた母に言うだろう。
そして、
もっと難儀なのは、
その、
母に言って僕との間に立たせた時点で、
すでにちょっとスッキリかもしれない、
ってことかなぁ。
つまり、
僕がそれをかわしてやらなければ、
また母に言う。
また母に僕に言わせて、
僕はまたそれを断わざるをえない。
そしてまた姉は母に言う。
また母に僕に言わせる。
その度に、
ちょっと支配欲が満たされる。
うーん、
どんどん母が疲れて可愛そうだ。
しかも、
姉は何度も何度も母に、
「“僕がきっとイヤがることを言わせる”という嫌な役目をさせて」
それでも平気なんだ、
だいたい。
むしろ、それで、
「母を支配してる」気になるのかもしれないな。
姉は。
うーん。
●
と、
いった感じに、
色々とここに書くに当たって、
いろいろ考えていたら、
ふと、
んーーー、
ん。
そうか、
いいか。
と思えてきた。
じゃ、
そういうことを、
それらを全てわかった上で、
するか。
と、
思い始めた。
まぁいいか。
理由が「支配欲」みたいなところではないかというのが分かったので、
それを分かった上でとりあえず姉にスッキリしてもらおうか。
と。
別にそれをしたからといって、
いや、
本人は「今後もそして将来もこの調子で」、
と思うかもしれないけれど、
でも実際は、
別にこれと、将来のことが、
直結してるわけではないと僕は思っているから、
まぁ、いいか。
と。
ただ、
この「秋の給湯器まつり」は「春の給湯器まつり」と違って、
割引キャンペーンがないかもしれないので、
お金のことでなんだかんだ言ってくるかもしれない。
前は「キャンペンだから全部出す」と言っていたけど、
今回は「母に全部だしてほしい」とか。
もしかしたら、
「私も出すけどハジメも出してほしい」とか、
(「ほしい」と言ってもこれは結局「出せ!」ということで)
そういうところに、
次は持っていくかもしれないな。
言いそうだなぁ。
そして、
それを母に言って、
続けて「ハジメに言っておいて」と言って、
母に言わせるのだろうな。
やってくれる。
という支配欲がクリアになったら、
次は、
じゃあ次はこうして
とか、
次の支配欲を出してきて、
どんどん「次は次は」と
自分が命令を出して従わせたい欲をスッキリとしたがるかもしれない。
それはどうしようかなぁ。
まぁ、
一応、
「つづき」にしておこう。
書けたら書きます。
つづかなかったらごめん。
そんなこんなです。
That's all for now.
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