『おもしろ アロー&スケルトン』誌のイラストが完了。
編集部からのお題は、
〝 住んでみてわかった この部屋、問題だらけ! 〟
↓
編集部からのお題は、
〝 このマークの読み方は? 世界の通貨 〟
↓
これは、
『おもしろ アロー&スケルトン』誌、2020年6月号 用。
5月1日、全国の書店で発売。
(C)Hajime Sano
(株)マガジン・マガジンのパズルメイトシリーズの雑誌です。
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
●
今回のイラストについて。
1問目の
〝 住んでみてわかった この部屋、問題だらけ! 〟。
左上から順に、
「床が傾いている」
「カビ臭い」
「幽霊が出る」
「隣の音がよく聞こえる」
「コンビニが遠い」
です。
さぁ、問題のヒントのほんの一部が分かったので、
発売されたら買って懸賞に送りましょう。
2問目は、
最終の印刷で入るのでここにはまだついていないけれど、
それぞれのマスの左上に各国のお金の単位のマークが入ります。
ちなみに、
マスの左下にある食品は、
「ホットドック」「ピロシキ」「寿司」「バナナ」「ビールとワイン」。
何処の国かわかるねぇ。
●
前回チラッと書いた、
今の「自分のコト」と「コロナ肺炎の影響」を、
合わせた時に思う、
〝不思議なこと〟を。
●
まず、
僕が去年の12月の後半から、
母の世話に「毎日」行きだした経緯を。
(ここの詳しくは今まで書いていない)
10月になって、
姉と一緒に出かけた時に転倒して圧迫骨折して以来、
母は体の調子が悪くなって、
11月頃から僕が病院に連れていくようなって、
家の用時も度々してあげるようになり。
そして12月になってから、
母が〝朝に突然電話してくる〟ということが頻繁におこり、
「今日〜やから来て欲しい」とか、
「今日来てくれるよね?」とか、
何かと〝今日すぐに来て欲しい〟と頼んでくるようになった。
それは、
1つはきっと姉に何か頼んでもきっと、
「ハジメにしてもらって!」と言いうだけというのがあったのだろう。
(もちろん今も)
で、そのあたりも含めて、
一人でいて色々考えると寂しいというのもあるったのだろう。
(母は寂しがり屋だ)
それらがよく分かるので、
サラリーマンのように時間には縛られていないので、
呼ばれたら必ずそれに応えて突然でもすぐに行くようにしていた。
そうやって、
願いを聞いてあげること自体はもちろん嫌ではないし、
母が一人でいるのは僕もいろいろ心配でもあるし、
急に呼ばれて行くのもそれはそれでいいし。
ただそれだと、
週に3回や4回とかになってしまうと、
仕事や色んなことの予定が立てられない。
「今日はあれをして明日はあそこして何日まで全部を済まして」
ということを決めても、
急に朝に母に呼ばれて行くと総崩れになって、
そうなると気持ちが焦るし、
予定を進めて行く上でもダメージがある。
一時は予定がめちゃくちゃになってしまった。
だから、
「うーん、それなら、よし」と考えて、
12月23日の月曜日から(ちゃんと記録に残している)、
もう母のところに行くことを最初から日々に組み込んで、
母にくっついて住んでいる姉が休む日以外の主に平日は、
〝毎日〟行くことに決めた。
行く時間と帰る時間を最初から決めて、
「仕事もしたいからその間だけになるけれど、
その分〝毎日〟顔を出すよ」
ということにした。
基本をそう決めればそれをベースに出来る。
沢山のことは出来ないし、
今やっていること以外の活動は出来ないかもしれないけれど、
最低レギュラーでしている仕事は何とかなるかもしれない。
加えて、
母のところででも、
少しでも仕事をすることも考えようと。
だいたいアイデアと下描き部分は、
もともと自分の部屋でなくても出来る。
さらにペン入れに関しても、
トレース台(バックライト、ビュアー)を持っていけば出来るだろう。
あと、今パソコンでしている作業も、
部分的には不可能じゃないかもしれない。
今ままで固まってしまった仕事の仕方を、
今後の事も踏まえて新しいやり方を試してみてもいいかもしれない。
そんな風にアレコレ考えて、
「毎日」母のところに行くことにした。
したかったことで出来ないことも出てくるだろうけれど、
幸い、どこで何をしても、
その中でそれなりに楽しみも見つけられるので、
ちょいと外れた感じになっても、
まぁ「ヨシ」とした。
●
始めてから、
「平日毎日行ってエライなぁ」と言ってくれる人もいる。
でも、
きっと、
色んな経緯や事情やそもそもの家族の形みたいなものや、
僕の思いなど知らないに人によっては、
「なんでそんな毎日行かないといけないのか?」とか、
「親はたまに顔みせたらいいんや」とか、
「他に何か考えてる理由があってしてるんと違うか?」とか、
思う人もいるかもしれない。
僕のやっていることは、
見ようによっては「バカちゃう?」と見られるかもしれない。
そんな風なことも、
しばらくは思っていた。
●
さて、
で、
世の中の方では、
年が明けて新型コロナ肺炎がニュースになり、
2月の中頃からこの騒ぎが始まった。
あれよあれよと大きくなって深刻度が深まって、
社会の呼びかけもあって、
飲んだり遊んだり街に出かけたりをしなくなった(出来なくなった)人も増えてきた。
そういう感じになり出した頃、
なんか妙で不思議な感じがした。
自分は母のところに行き始めてから、
日常的には、
ほぼ1日仕事だけに集中したり、
遊びに行ったり飲みに行ったり街に出たり、
そういうことが出来なくなって、
「世間から外れた」という感じがしていた。
でも、
新型コロナ肺炎が広がって、
世の中の人たちもそんな感じになっていき始めた。
こんな言い方はいけないのかもしれないけれど、
「よかった」というか「みんなと一緒になった」というか、
ヘンなキモチを持った。
ので、
「世間から外れた」感がちょっと無くなった。
まぁ、理由は全く別だけれど、
誰にでも突然の変化は来ることなんだ。
●
そして、
もう1つ不思議だなーと思っていること。
そもそも仕事柄、
部屋にじっといる時間が多かった僕が、
今は平日毎日出かけている。
電車に乗り、買い物をして、
仕事以外の母の用事でアチコチ行ったりしている。
が、
一般の人は次第に在宅で仕事を始めたりしている。
あれ?
なんか今年は今までの僕と一般とが反対だ。
そもそも僕は在宅でずっと仕事してたのが外に行き、
外で働くのが普通だった人たちが在宅している。
逆転してしまった。
なんだかこのことも、
ほんとに自分ではヘンだなぁと思っている。
僕にとって良かったことは、
毎日出かけることで、
外に出て、季節の変化を感じ、
木々や風や日差しなどの自然を感じる時間を、
今までより多く持てたことだ。
ただ、
これに関しては、
もし「全ての人が自宅から出ないように」
となればまた変わらざる得ないのだろうけれど、
行ける間はもちろんこんな感じで行こう。
もともとマスク嫌いで、
以前はほぼしてなかったけれど、
先のことも考えて今は周囲の様子を見て、
電車やお店や人通りではマスクをしている。
そんなこんなです。
That's all for now.
✓