今週月曜日は朝から、
母親の介護認定の訪問調査の聞き取りがあるので、
母の住むマンションに行った。
やってきたケアマネージャー(介護支援専門員)さんに、
母がいろいろと質問を受けて、
僕が立ち会って家族としても聴いたり言ったり。
ケアマネージャーさんは用紙に記録してゆき、
40分ほどで終わった。
このあと、
介護認定審査会がひと月くらいの間に、
今回の結果と主治医の意見書やその他(?)などから、
要介護認定(もしくは要支援認定)の段階の判定をして、
最終的な通知が来る。
どういう段階の認定になるのかまだ分からないけれど、
母が、
車の送り迎えをしてもらってリハビリに行けて、
筋力が落ちてカート無しでは歩くのが困難になってきたのが、
ちょっとでも良くなりもっと自力でラクに歩けるようになればいい。
さらに、
父が亡くなってから昼は一人でずっと部屋にいるのが、
たまにそうやって外に出て人と会って話をすることで、
気分が晴れやかになり(母は人と会って話していると明るい)
少しでも元気な気分になれればいい。
そして、
そういったサービスが、
介護保険のきいた少ない負担額で受けられるようになれればいい。
そう思っている。
昼ごろに終わって、
母親と二人で近くのいかりスーパーのイートインへ行って食事をして、
帰る道すがら母が急に、
「今日はKさん(かかりつけの近所の医院)に行ってレントゲン写してもらおうかなぁ。ハジメ夕方までおってくれへん?」と言い出した。
「ええ〜〜っ?!!」
何故驚いたかを説明すると。
まず先月、
母は姉と一緒に外に出かけて電車に乗ったとき、
母をささえている姉がちょっと強めにひっぱって、
母が転んでしまったということがあったらしい。
そのすぐ後でそれを聞いた時は、
〝お姉ちゃんが一緒におって何やねんそれ!〟
と思ったけれど、
母は「別になんともないから大丈夫」と言っていた。
それが、先週くらいから、
「腰のすぐ上の背骨が痛い」と言い出して。
だから心配して、
「もしかしたら転んだ時のが原因かもしれへんから、
念のためにレントゲン撮って貰ったら?」
言ったりしたのだけれど、
「いい。いらない。大丈夫と思う。めんどくさい」
と母は言っていた。
「もぉ、ほんとに」と思いつつも、
まあ、本人そういうなら、
無理に引っ張って行くわけにも行かないし、と、
そのままに任せていた。
そして、
月曜日のケアマネーシャーさんとの話の中でも、
「最近体のことで何かありますか?」
みたいな話から、
腰の上の背骨が最近痛いという話になり、
転んだ話にもなった。
するとケアマネーシャーさんも、
「ご家族のおっしゃるように念のためにレントゲン受けたらどうですかぁ?」
と言ってくれたのだが母は、
「いやあ、もういいんです、面倒で。ほほほ、大丈夫です」
とか言いながらニコニコしていた。
そのあと、スーパーに行く途中でも、
「ケアマネーシャーさんもああ言っていたから行けば?」
と聞いても「いや、いい」とかたくなで。
なのに、
急に、
気持ちが変わったのか、
「今日行こう」って言い出して。
ちょっとちょっと、もう!
まぁ、
もともと「よく心の揺れる母」でもあるが。
でも、
今日は訪問調査が終わったら帰って、
パズル誌のイラストを描こうと思っていたのに。
もちろん仕事は沢山あって、
水曜に1つ、そのあとも続けてある。
どうしようかー。
と、思って昼からの診察は何時からか?と聞くと、
診察カードを見せてくれて、
それによると午後は夕方の5時からだ。
「え、5時から?!!」
ということは、
ほぼ夜まで時間が取られるということか。
うーーん。
イラストは水曜出しだけど、
別のパズル誌の〆切りの数誌を忙しく終えたばかりで、
水曜分はまだ下描きも出来ていないから、
進めたいのだがなぁ。
でも、
考えた。
せっかく本人その気になったのならば、
また心が揺れて気が変わらないよう、
出来るだけ早くいった方がいい。
ん?
まてよ。
医院の診察は5時から7時半までだ。
何かとすぐに「仕事があるから私は出来ない」と言っている姉も、
連れて行ってあげられなくもない。
最近は帰りもそう遅くはないみたいだし。
だから母に、
「7時半まで診察あるなら、
お姉ちゃんに連れて行ってもらえるのとちゃう?」
と言ってみた。
すると、
黙っていた。
うん、分かった。
みなまで言うな。
僕が連れて行く。
そうかー。
でも、さすがに突然今日というのは予定外でつらいなー。
だから、
「明日でもいいかな?」
と聞いてみた。
とにかく下描きを終えてしまっておきたい。
下描きが出来ているのと出来ていないのとでは、
大きく違う。
ペン入れとパソコン作業はただただ集中作業だ。
アタマは使わない。
さらに、
下描きが早く出来るのか時間がかかるか、
それがまた分からなかったりもするので、
そこをじっくり終えておくと後がラクだ。
とにかく先に今日は帰ってそれにかかって、
夜遅くまで食い込んでもいいし。
すると母は「ああ、明日でもいいよ」
と言った。
でもすぐに、
いつも母が言っていることを思い出した。
そのK医院はおじいさん先生と若い先生とがいて、
おじいさん先生のことを母はあまり頼りにしていない。
一緒に行く僕もそれでは心配だ。
ので「火曜日は先生どっち?」と聞いてみた。
すると、「明日はおじいさんの方」と言う。
そして、今日は若い先生だと言う。
ああ、そうか。
おじいさんなら明日はやめておこうかぁぁ。
ついでに聞いてみた。
「水曜は?」
すると、
「若い先生」。
うーん、
じゃ水曜日にするかー?
けれど、水曜は原稿送りの日なので、
それはそれでちょっとキビシイなー。
早く済むのかギリギリになってしまうか分からないので、
水曜は逆に時間に余裕をもっておきたい。
となると、
やはり今日しかないか、
とそう思った。
よし、
今日一緒に医院に行ってレントゲンを撮ってこよう。
そう決めた。
すぐに医院に5時に行ってレントゲンをとって欲しいと電話した。
さて、
仕事をどうするかだ。
実は下描き用のサイズの枠を描いた紙と、
イラストの仮仕上がりページである「ゲラ」は持ってきていた。
電車の中ででもちょちょっと見ようと思って。
まぁ、この段階の時はだいたい外には持ち歩いている。
だから、
5時まで母のところで下描きをする、
という手が無いわけではない。
ただ、
前に姉が旅行に行って母のところに泊まった時、
結局しようと思っていたイラストのアイデア考えが出来なかった。
というのも、
母が「ちょっと悪いけれどあれ持ってきて」とか、
「これ、重いからやってくれへん」とか、
「前からしたかってんけどコレやってくれへん」とか頼まれて、
また僕もやってあげたいのでアレコレやって、
結局集中するある程度の時間が取れなかったのと、
動いて疲れたのもあって出来なかったということがあった。
だから、
どうするかなー、
と考えて、
「いつもよくやっているので行くか」と思いついた。
そして母に、
「5時前までどこか喫茶店でも行って、
集中して仕事してくるわ。
ここでしてもいいけれど、
おったらお母さんもいろいろしてほしくなるやろし、
僕もしてあげたくなるから、
ちょっと集中してイラストの下描きの仕事を済ませてくる。
いい?」
と聞いた。
そしたら母も、
「ああええで。どこ行くの? 駅の近くのスプーンハウスはどう?」
とか言って送り出してくれた。
その時の時間はだいたい3時すぎ。
母の言ったスプーンハウスという喫茶店に行った。
幸い客も少なくて静かだったので、
それから4時15分くらいまで集中して、
『ラッキー!クロスワード』誌の3問分のイラストの下描きの、
パソコンの画像検索で調べたい細かい部分以外を、
袋小路に入ってしまうこともなく、
なんとかだいたい描くことができて、
ホッとして母のところに戻った。
そして5時。
母を連れてマンションのすぐ前の行きつけの医院に行った。
レントゲンを取ってもらったら、
若い先生の見たところ、
骨折などは無いということらしい。
痛みの原因は分からないけれど、
もしリハビリが始まったら少しはよくなるかも、
という話をして帰った。
医院からの短い帰り道で、
母は小さな柔らかい声で、
「ありがとう。リハビリに行くの楽しみになってきた」
と静かに嬉しそうにふと言った。
母はこういうところが可愛らしい。
帰って少しだけしたら、
6時半過ぎくらいに姉が帰ってきた。
入ってくるなり大きな声で、
「今日はありがとう!!ほんとに助かったわー!
お母さんと一緒にやってくれてありがとう!!
助かるわー!!ほんとにありがとう!
私もホントはいたかったから。ありがとうー!
Kさんも行ってきたん?骨折してなかったん?!
よかったわぁー。
おかあさんを連れて行ってくれてホントに助かったわー!!!
ありがとうねぇぇ!!
私のせいで転けたから責任感じてたから、
よかったわー。でもまだ痛いんやから、
心配やわーまだ責任感じてるねんー!!」
と。
なんかしんどい。
こちらは1日中でやっと終わってヘトヘトやのに、
ガンガンと早口で、
「自分はこんなに優しいのよアピール」。
まるで、
どこかで聞いている観客に自分をアピールするかのように。
カンベンして。
もっと静かにねぎらってくれればいいけどなぁ。
やわらかにねぎらうようになんて心配りはなくてのは、
無理なのはもう知っている。
そういう察する心はそもそも無いから。
けれども、
そう言うのは外の世界でもっと外の人に向けてやって。
借りてきた猫みたいにやっている外で。
なんだか「不思議の国」にいるようで、
どっと疲れてそれからすぐに帰った。
晩ご飯としておそばのセットを途中で食べて、
8時くらいに部屋に戻った。
●
その後、
火曜日、水曜日、と作業をして、
水曜送りの『ラッキー!クロスワード』誌イラストを
昼の2時半過ぎくらいにクロネコヤマト便として、
近くの酒屋から発送した。
無事完了。
その後に、
前から少しずつ途中までやっていた、
『まちがいさがしメイト』誌の「ペンギンパズル」を、
仕上げてメールでデータ送りをした。
(イラストはヤマトだけれどパズルはネットで送っている)
そして、
夜になって、
月曜に途中まで書いていたこれの続きを、
ここまで書いた。
●
そしてそして、
今は木曜。
今日は明日締め切りの、
『まちがいさがしメイト』誌、
「チュンチュン間違いさがし」を進めて、
月曜送りの『文字の大きなクロスワードEX』の、
イラスト下描きも進めておかないといけない。
そして夜にはまた母のところに顔を見せる。
(かなり前から毎週木曜の夜にはそうしている)
そういえぱ、
先週の木曜のこと。
姉が、
月曜に介護認定の訪問調査の聞き取りがあることを、
「月曜の介護認定私も一緒にいてあげたいねんけど、
18日は仕事であかんねん!」
と大きな声でアピールしてきたので、
「ああ、いいよ一人でやるから」と言うと、
〝何でも自分が一人でやっているみたいに言われるのが気に入らない〟と思ったのだろう、大きな声の早口でこう言った。
「ちがうねん!
私だってホントは一緒に立ち会いたいねん!
お母さんのことをいろいろ伝えたいねん。
一緒にいる私しか知らないことがあるもん!!!
でも、その日は、
会社で私しかできへん仕事をせなあかんねん!
だから普段のお母さんの事を紙に書いておくから!」
と怒ったように言った。
さて、
月曜日、
母のところに戻ると、
テーブルの上に姉が書いた紙がおいてあった。
さぞかし沢山書いているのかと思って見れば、
たった5行で、
「電車でこけた、そのあと調子が悪くなった、起きるのが難しい、座るのが難しい、足が弱い」
というようなことだけしか書いてなかった。
「私しか知らないことがある」と言ってたけれど、
これ全部僕も知っているやん!
一緒にいてもらっても、
結局その程度だったよなー、知ってたけれど。
と思いながら、
とちょっと笑ってしまった。
ええやん。
誰もが生活でやってる、
「食事の買い物と食事の用意」という、
姉の自分にも関係することだけやってたらええから、
もう。
期待していないから。
さっき母から電話があった。
「今日は●子が休んで晩ご飯を作ってくれるつもりやったけれど、
急に仕事に行かないといけなくなったので、
今日の晩ご飯、早く帰ってきて一緒にやってくれへん?」
と。
ええ?
そうなの?
うーん、こちらも仕事があるんだけどなぁ、
でもなんとかしてあげたいしなあ。
姉が
「今日は外で食べてくる。お母さんも簡単にして、
ハジメにも帰ってこずにそちらで食べるように言ったら」
と言えば済む話でもあるけれど、
姉は帰ってきて出来ているご飯が食べたいのだろう。
だから、
「ハジメに作りにきてもらうように電話したら」
とでも言ったのだろう。スルッと。
うーん、
僕も明日締め切りだが、
ごちゃごちゃしたことは置いといて、
そうやって電話してきた母の気持ちをくんで、
(母は僕が今週忙しいのを知っている)
そのあたりに重点をおいて、
出来る範囲で少しでもなんとかしてあげたい。
だからこう言った。
「じゃあ、明日の〆切りは落としたくないので、
こないだみたいに昼から行ってみたいなことはできないけれど、
普段よりは早めに、4時くらいに行って作るよ。
食べるの遅くなるかもしれないけれど」
と言うと、
母も「わかった。お願いするね」と言って、
切った。
さぁ、
だから
もうそろそろこのブログを書くのを切り上げて、
イラスト仕事をしないといけない。
別の仕事で1つFacebookのメッセージも送らないといけない。
細かい文章の再チェックはしてないが、
きっと誤字脱字あるし、
同じコトバが続いていないかのチェックもしてないし、
あとで見ると直したいところきっとあるし、
さらに、画像も全く貼っていないが、
これで、アップしよう。
そして、
アップしてから、
直したり修正したりする、
という反則ワザをしよう。
でも、個人のブログだからいいのだ。
リアリティを重視して。
さらに、
FaceBookやツイッターなどへのここへのリンクは、
あとにしよう。
では
ということで、
仕事にかかります。
現在10時49分。
そんなこんなです。
ザッツオールフォアナウ。
追記/
結局このままにしておくことにしました。
時間の関係もあるけれど、
特に後半はなんとなく勢いもあるし。
誤字もあったと思うけれど、
そういうのを残してひとまずこのままで。
この続きはまた。