さて、
ちょっと前に完了したものをしばらく載せてきたけれど、
ちょっとだけ追いついてきたかな。
先週終わった、
『デラックスクロスワード』誌のイラスト。
編集部からのお題は、
〝 食欲の秋を前に舌なめずり… おもしろグルメ川柳 〟
↓
編集部からのお題は、
〝 鮮やかなコントラスト 青と赤の組み合わせ 〟
↓
編集部からのお題は、
〝 個性があふれる 絵が描きたい! 〟
↓
編集部からのお題は、
〝 サトウさんもスズキさんも 名字のようで普通の名詞 〟
↓
(C)Hajime Sano
(株)マガジン・マガジンのパズルメイトシリーズの雑誌です。
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
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関西はまだ梅雨入りしていない。
なんだか遅い。
なんだかもたもたしている夏だナ。
●
さて、
ここのところたびたび書いている、
「佐野さんのことは気に入りませんし信用してませんわ。
でもベタベタくっついて会いたいですわ気になりますわ。
酔っ払って夜に電話して〝今から飲みに出てきてくださいよ〟と呼び出しますわ」
の「かんべんして〜」の彼。
6月18日、
彼から、
荷物が届いた。
何かというと、
彼が編集したDVDだ。
さぁ。
---------
そもそも、
5月のアタマに、
彼からメールが来た。
そのメールを要約すると(本当は「ですます調」)、
(彼が元サークルの上下の人間を集めやっているOB会的)飲み会が、
最初のきっかけを含めて10年になる。
だから、
その飲み会やその他を撮影して皆に何枚か送ってきた、
ビデオDVDの総集編を作りたいと思っている。
その際に最初の頃に佐野さんの部屋で映して自分で編集した、
「情熱大陸」風動画が自分でも気に入っているので、
是非収録したい。
だから勝手なお願いですが承諾をお願いしたい。
何も問題なければスルーしてもらえると、
あと1週間くらいで作成して送る。
送るのは佐野さんの学年と私の学年をあわせて10名あまり
というものだった。
そのメールが来たのが、
5月6日。
僕は最近はもう彼からメールが来ても、
ずっと返事はしていないのだけれど、
今回は、
「んー?どうしようかな」と考えた。
ちょっとなんとなく、
何かひっかかるようなメールで。
どう? そんなことない?
まぁ、
それは気にしないとしても、
その「情熱大陸」風ビデオという、
もう6.7年くらい前に彼が僕の部屋で映して、
自宅パソコン編集で作った素人動画というのが、
実はその時から個人的には少し「え?なんだかなぁー」と思い、
僕はあまり気に入ってはいないものだった。
でも、
その時は「かわいい後輩で友人」と思っていたので、
「まあいいかぁ」と思っていたのだけれど。
〝そうかー、
それをキミは自分ではめっちゃ気に入っているのかー、
なるほどなー。そうだろなぁー、キミなら〟
と思いつつ、ちょっと考えて、
珍しくイレギュラーに返事を書くことにした。
勝手なお願いですが、
プロからみれば、
あれはおちょくれているような印象があるので、
載せないでください。
絶対にお願いします
と、
そう書いて送ってみた。
送ったメールを再確認したら、
「おちょくれている」となっているのは誤字で、
本当に書きたかったのは「おちょくられている」だ。
しまった。
ちゃんと本当の意味を受け取れたかな彼は。
まぁ、いいか。
すると、
申し訳ありませんでした。
収録はいたしません。
DVDは今月中に作成して発送していきます
と返事が来たので、
そのように収録なしないよう、お願いします。
「なお、佐野さんにも依頼しましまが、
こうこうという文面で載せないでくださいと言われました」
という文面も載せないようにしてくださるように配慮をお願いします
と返事をした。
もう、
今みるとほんと誤字だらけで、
「収録なしないよう」はその時に気がついてたが、
「依頼しましまが」も本当は「依頼しましたが」だなぁ。
何だ?「依頼シマシマ」って。はは。
で、すると彼は、
わかりました
そのようにさせていただきます
と少し〝めんどくさくなった〟感じのメールが来たので、
「収録なしないよう」は「収録しないよう」の誤字です。
紛らわしくて申し訳ありません。
分かっていただいているとは思いますが、
改めて「収録しないでください」
とことさら丁寧に書いて送った。
すると返事はこなかった。
完全にめんどくさくなったかな?とちょっと思いつつ、
やりとりは終わった。
彼がDVDに収録したかった、
その映像というのはどういうものかというと。
それは、
僕をネタにしたもので、
「情熱大陸」のテーマ曲やスポンサーの告知などをそのまま使って、
僕が部屋で仕事をしているのをBGMも入れて、
「情熱大陸」のそのままマネッコして作った、
短い素人映像だ。
もう8年くらい前かなぁ。
2011年くらいか。
うちにやって来て、
「みんなに送るDVDに入れる映像を佐野さんを使ってここで映していいですか?」
というので、
まだ彼のことを「かわいい後輩で友人」と思っていた僕は、
「いいよ」
と気持ちよく引き受けた。
で、座っているところを映されたりしたのだけれど、
「何かイラストの仕事で描いたものも映させてください」
と彼が言うので、
イラストを見せてあげた。
その時に「おやっ?」と思ったことがあって。
彼は、
僕が出したファイルを開いて、
(イラストは引き出したのだっけなぁ、忘れた)
イラストをサッと映したらパタッと閉じて、
「さっ。自分に必要なコトは終わった終わった」
みたいな感じだったのだ。
無表情に。
正直「へっ?」と思った。
まぁもちろん人の感じ方はいろいろだが、
もし僕が今の仕事をしていなくて逆の立場で、
もともと絵を描いていたような同じサークルにいた、
その先輩がイラスト仕事のファイルを引き出して見せてくれたら、
きっと「おーっ」なんて思って興味津々で見て、
ははーっ、なんて大事に閉じて、
「他も見たいなー」なんて思うだろうなーと思うのだ。
いや、
別にこういう仕事をしていることを、
エラソにするつもりもないけれど、
ちょっと、
「あ、こいつ自分の目的さえ達成したらそれでいいんやなぁ」
となんとなく感じでピンと感じたのだ。
「僕が何十年も積み重ねて、
そして今でも時間と労力を使ってやっていることが、
こいつには単なる自分の素人ビデオのネタなんや」
となんかそんなことをフッと思った。
何だかすごく配慮のない失礼な感じがした。
最近、
よくテレビ業界の制作スタッフが、
「自分達が最初に描いた目的の映像にすることばかりで、
取材している人たちへの配慮が欠けて印象を悪くした」
という小さなニュースをたまに聴くけれど、
なんか彼は、
テレビの映像をマネッコするだけでなく、
そういう今のテレビ業界にありがちなヤな部分まで、
マネしちゃっているみたいな、
そんな感じだった。
多分そんなテレビスタッフが「え?、どこが悪いの?」
と思って配慮なんてしないのと同じように、
彼もきっと、
「どこが悪いんですか?いいじゃないですか。僕が映したいんですわ」
と思っているのかもしれない。
それから、
彼はそのあとも仕上がり前の確認を、
「こんな感じにしますがいいですか?」
と僕に確認することもなく最終までお家で仕上げた。
僕は皆と一緒に渡された完成映像を見て、
中のテロップの文章や映像の見せ方に、
「ん? 何それ、それはちょっとおちょくってる?」
みたいなものをちょっと感じた。
ネタさえ仕入れたら、
もう自分の思っている通りにするんですわ、
という感じがとてもした。
もちろん何度も言うけれど、
その頃は「かわいい後輩で友人」
と思っていたので、
〝まぁいいかー〟だったのたけれども。
最近よく思う。
近頃は色んなモノ作りの仕事においても、
それにかかわった人にちゃんと事前に確認をとって、
了解をもらってからという配慮ある制作をしないと、
これからは先々通用しない、と。
だから、そんな最近だから、
今では、
あの時の彼の感じは、
ますます「んー?あれは、〝なんだかなぁ〟だったなぁー」と思っている。
きっと彼にとっては、
僕自身のコトもそうだし、
部屋にある何もかもが「単なるネタ」なのだろうきっと。
僕なりに積み重ねてきたものも、
周りの人々とのアレコレも。
きっと、
彼はもし出来たら、
こっそり僕の部屋に入ってじーっと観察しまくりたいくらいかもしれないナ。
(あはは、でもそれは違法だしバチあたりだ)
前に彼が言った、
「娘が佐野さんみたいなことするゆうたら反対しますわ」とか、
「佐野さんのことうちの嫁も変わってるって言ってましたわ」とか、
「おねえさんもタイヘンですね」とか、
そのあたりの言動からも、
僕に対しての親しみや共感も無いようだし、
信用もして無いようだし。
「雑に扱ってもいい相手」と思っているワケか。
ので、
こちらも、
もう二度と部屋にはあげる気もしないし、
もう会う気もしないし、一緒にも飲まない。
素人マネッコビデオのネタも、
会での噂話のネタも、
自分から直接はあげる気もない。
というか、
親しみも共感も信用も無いなら、
彼も近づいてこなければいいのになぁ。
あっ、いや、
そうか、
ネタ欲しさか。
なんて品と創造力のない。
で、
そんな風に感じているところに向かって彼が、
「アレ、僕はすっごく気に入ってるのでまた使うの承諾してくださーいテヘペロ」
と言ってきたのだ。
(いやいや、「すっごく」と「テヘベロ」はゆうてへんやろっ!)
そして、
その後。
6月16日、
メールが来た。
それは僕単独に送った感じではなくて、
他のみんなにも同じものを送った感じのタイトルと文面だった。
要約すると、
「今まで送ったDVDの総集編を作りました。
これまで送った中から自分が気に入っているのを選んで
編集しただけなんですけれど、
これから順次送らせてもらいます。」
と。
でも、
宛名のところが一斉送信のCCじゃないんよなぁ。
単独送信なんよなぁ。
前もあったんだけれど、
時々、
皆にあてての文面でも、
一斉送信CCの時と単独送信の時があって、
実は最近では僕は疑っている。
どうも使い分けて場合によって内容を変えているんじゃないかコイツ、と。
普段は僕は、
「出来るだけ何事も額面通り」と思って、
フラットに受け取るのを心がけているけれど、
彼の場合は、
「佐野さんなんて信じてませんからねー」を、
他ではどう言っているかは知らないが、
一対一でいるときはあからさまに言葉や態度に表すので、
僕も同じように彼を信じなくていいだろう。
だから、
まずそれが何だか怪しい。
それに、
他にも思うことがある。
こういうコトがあった。
彼からの、
酔っ払って「今三宮にいますから出て出来てくださいよー」
の電話やメールはもう面倒なので、
5年くらい前から反応していない。
もちろん普段の「OB会的飲み会」の誘いのメールにも返事はしていない。
もちろん参加もしていない。
なのにしかしやっぱり、
「明日(再開した飲み屋の)●●に行くってあります???」なんてメールが、
(金曜9時くらいだったのでたぶん酔っている)
唐突に来たりしたので(2年とちょい前)、
一昨年くらい前から年賀ももう出さないようにしてみた。
さぁ、
普通はそろそろこのくらいで察してくれるものだけれど、
なのに去年の秋、
ちょうど父親の入院でアレコレしてて疲れていた時だ。
彼がその日一緒に飲みに行っていた、
(彼がみんなに送ったメールで知っていた)
同じサークルだった同学年を使って、
夜10時半くらいに、
「出てきてくださいよ」的な電話とメールを彼にさせた。
もう「おいおいやめてくれ」だった。
同学年の彼に心で詫びつつも、
もちろん反応せずにいた。
そんな風に、
なかなかしぶとくあきらめない彼が、
僕が気に入らないからといって、
「自分のすっごくお気に入りの映像テヘペロ」を、
みんなにあげるDVDに入れることを簡単にあきらめるだろうか?
どうかなー。
彼は何とか入れたいんじゃないかなぁ、
形は変えたとしても。
だとしたらどうだろう。
彼は、どうしただろう。
色んなことが考えられる。
●メールには「自分が気に入ったものを編集した」
と書いているけれど、
僕がお願いしたとおりみんなと僕に送ったDVDに、
あのシーンはメールの約束どおり「入っていない」
のか?
●それとも、
「そんなん僕が好きやねんから入れる!
いろいろ佐野さんも気に入らなくても、
僕も佐野さん気に入らないからお互い様や」
と皆と僕に送ったDVDにもゴリ押しで入っているのか?
●それとも、
他の皆に送ったものと僕に送ったものの内容を変えたのか?
5月アタマの時点で、
「1週間くらいで送ります」とあったのに、
こんなに届くのに時間がかかったということは、
僕に送ったDVDと皆に送ったDVDは内容が違っていて、
制作上、皆と僕に送った時期に時差があって、
それで僕には一斉送信CCではなく、
単独メールで発送のお知らせが来たのか?
さぁ。
他のみんなの所に、
DVDが届いたのはいつなのか?
さぁ、
僕が映っているあの「情熱大陸」は、
全てのDVDにお願い通り入れずにいてくれたか?
さぁ、
なのだ、
---------
が、
もう、どうでもいい。
僕に来たDVDにもみんなのDVDにも、
別に入っていようがいまいが何であっても。
本当はもうそんなことはどうでもいいのだ。
もうー、
そんなん、だいたい、
「情熱大陸風」ビデオって。
自分のお気に入りの「飲み会映像総集編」って、
なんだそりゃ。
マジでクリエイティブしてる人間にそんなもん送ってくるな。
どうせなら、
マネッコでないオリジナルな編集の映像を作って、
唸らせてみろってんだ。
そもそも、
最近彼が送ってくれたDVDはここ数枚、
まったく観ていない。
もう興味がわかないのもあるけれど、
ただでさえいろいろとすることが忙しくて、
仕事、生活の他、
自分の絵を描いたりSNSにあげたり、
ブログもしたり本も読んだり、
それでもたまに「おっ」と思うテレビがあったり、
観たい映画があれば録画したりレンタルで借りたり、
そんなだから、
そういうのを観ているヒマもない。
行っていない飲み会の映像なら特に。
しかも、
今回のはもしかしたら不愉快なものかもしれない。
観ない観ない。
観ないどころか封も開けてない。
封筒のまま、
しばらくだけおいておこうと思う。
「そんなこと書いてますけど
本当に観てないんでしょうかねぇ?
本当は開けてDVDも観た上で、
そんなこと書いているとちゃいますかねぇ」
いやいや、
それはない。
ここに「こうだ」と書いているのに、
実は「他のことをしている」
というような「策」は、
できるだけ避けたい。
何故ならば、
「策士、策におぼれる」
それだけは、
気をつけないと。
それにしても、
もう「OB会的飲み会」に今後も彼が理由で行かないし、
DVDも送ってくれなくてもいいのだがなぁ。
5年以上はシャットアウトしているのに、
そろそろ察してもらいたいなぁ。
●
さぁ、
なんとなく「これはやっておこう」というのも片付けつつ、
今日はひさびさに絵の具の絵を描いた。
絵の具で絵を描くのは、
時間的にも空間的にも身体的にも、
ホント、いい。
そんなこんなです。
That's all for now.
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