昔、お世話になった人から、
「関西に行きます。ちょっとお茶しませんか?」
と連絡があって、
連休後半の日に会うことになった。
ゴールデンウイークもできるだけ作業はしたかったので、
予定ではそのあとすぐに帰ってくるつもりだったのだけれど、
朝に家を出たときからとてつもなくいい天気で、
「少しくらい満喫しないともったいないなー」なんて思って、
「帰りはメリケンパークでも軽く散歩してから帰ろうかな」と、
考えたりしながら待ち合わせに向かった。
で、
その方と神戸駅の近くでお会いしてお茶をして話をして、
午前11時すぎには別れた。
ということで、
神戸駅から海方向に向かって行って、
ハーバーランドの方から海方面に出た。
定番の観光ショット。
それから、
ポートタワーを見上げながら横を通って、
メリケンパークへ。
この日は、
「ビーフとワイン」なんて感じのイベントが行われていて、
肉やワインやビールなどの販売のテントが並んでいた。
それから焼きそばやたこ焼きや焼き鳥などの屋台も出ていた。
人も沢山いたけれど、
場所も広く連休で他の場所にも人が散っているからか、
そう混雑しているという感じはしなかった。
大阪のアチコチで行った「グルメイベント」の混雑ぶりに比べたら、
ぜんぜん楽勝、な印象。
これはもう仕方ない。
そんな予定は無かったけれど、
せっかくだから、
ビール1杯くらいならいけなくない。
ニコニコと購入。
そして鉄板で焼いたビーフも1カップ。
手にもって。
お昼ごはんだ、ふふ。
このメリケンパークは、
去年だったか再整備されて、
こんな新しいモニュメントも出来たりしている。
それにしても、
堂々とベタにデカデカと恥ずかしげも無く、
そのまんま自分のところの名前「KOBE」ってやっても、
それなりにシャレてサマになる土地も、
まぁ、そういくつも無いだろう。
それをまた本当にやっちゃうなんて、
ズルイぞ神戸。
だいたいキミは。
妙に楽しげでチャレンジャーなのにシレッとしてて。
ん?
オレ?
とかなんとか思いながら、
いい天気の下、パーク内をテクテクうろうろ歩く。
神戸はかつて、
ブラジルへの移民の船が出て行く港だった。
それを記念した家族の像↑。
他にもここには「映画発祥の地」のモニュメントや、
「海援隊のシンボル像」などいろんな記念碑があったりする。
ちょっと座って、
残りのビールとお肉も全部お腹に納めて。
それにしても天気はいいし、
風は適度にあるし、
それから空のところどころの雲がまたいい感じだ。
でも、
キレイになったなー。
ここらの感じも。
昔はなんかもっと「ゴチャッ」とした感じだったり、
「労働者の領域」みたいな感じもあったりしたけれど、
それはすっかり薄れてサラッとした感じになったなー。
さて、
歩いたり太陽の下にいたりして、
ビール1杯もさほど酔いはなく、
駅へと向かうことにする。
高速道路の下。
ここは、
村上春樹さんのデビュー作が原作の、
映画『風の歌を聴け』の1シーンで映っていた場所だ。
横には小さな船。
なんとかギリギリ港らしく。
昔はここらは、
小さな船がもっとわしゃわしゃわしゃと、
停泊していた。
メリケンパーク自体がまた海だった頃には、
もっともっと。
大きな船だけが港じゃない。
街へと向かおうとしていたら、
ちょっと向こうに何かお店が。
少し寄り道。
オシャレだなー。
今日は無理だけど、
いつか入ってみよう。
ん?「Haji」?
おしりに「me」が足りない。
カリフォルニアスタイルオーガニックキッチン?
〝あっさり〟なのかなぁ。
最近は〝こってり〟より〝あっさり〟がいいんよなー。
でもまぁ、もし〝こってり〟でも、
たまにならいいか。
ほんといつか来よう。
と思いつつ、
また先ほどの場所にもどって、
メリケンパークを離れて北側の街方向に向かう。
街との境目の堤防になったところに、
タイルの絵。
うーーーん。
ポートタワーが少し残念。
そして、
こんなところにお地蔵さん。
日本は、
あらゆるところにお地蔵さん。
ちょっと歩けばお地蔵さん。
石を投げればお地蔵さん(こらこら)。
一家に一台お地蔵さん(おいおい)。
いいなぁ。
「海岸通り」まで出て、
その南側の歩道を東へ。
しばらく行くと、
まるで「20世紀中頃モダン建築」みたいな小さなビル。
シュッとしてるなぁ。
欲しいくらいだ。
(佐野おまえ買えるのか?!!)
で、この「海岸通り」は、
通りの北が「旧居留地」。
昔、開国して港として開かれた当時に、
外国人が住んだり商館にしたりした区画で、
もともとは洋館が並んでいたところ。
その後日本に返還されてから、
洋風建築の社屋ビルがいくつも建ったりした。
数は少ないけれど今でもいくつか残ってる。
でもって、
神戸の街は結構、
彫刻が街なかに設置されているところでもあり、
この歩道にも、
何体も彫刻が置いてある。
後ろは「商船三井ビルディング」。
コチラも角度違いで「商船三井ビルディング」。
この彫刻のお顔はいいなぁ。
ちょっと奈良の興福寺の阿修羅像を思わせるような。
タイトルと作者を見るのを忘れたけれど、
「調べて解るかな?」と思ってネットで見たら、
すぐ解った。(すごいぞネット)
峯田義郎さんという作家の、
「THE HORIZON'88」。
改めてまた行って、
全身をマジマジと見てこよう。
とかではなくて、
彫刻と、
うしろは「神港ビルヂング」。
そして、
この後ろは「チャータードビル」。
さらにもう少し歩くと、
「京橋」に出る。
もちろんここに「京橋」という橋がある。
橋の欄干の端の部分。(親柱?)
模様がオモシロイ。
京橋のすぐ横には、
「海軍操練所跡」の記念碑がある。
簡単に言うと、
幕末に勝海舟が願い出て、
幕府が作った海軍操練所がここら辺りにあった。
坂本龍馬も関係している。
といった感じかな。
で、この「京橋」から北に延びた南北の道が、
「京橋筋」。
京橋筋をまっすぐ北に歩いて、
センター街の途中の、
「京橋筋商店街」のアーケードからセンター街に入って、
そんでもってさらに駅へと向かって、
電車に乗って帰った。
以上、
そんな感じの、
「めったに行かない休日の有名スポット」の、
ひさびさ「今の神戸」報告でした。
そんなこんなです。
That's all for now.
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