更新がしばらく止まってましたが、
理由(わけ)があります。
ロンドンに行ってました。
22日の朝に発って、
29日の朝までロンドンに。
そして、
30日の朝に関西空港に帰ってきました。
帰ってからの数日は、
荷物の片付けや整理と、
そして、
ちょうど月末・月アタマなので、
仕事の処理関係や、
月はじめに必ずしている事などに追われて、
ようやくひと息。
来週アタマにイラストの〆切りが1つあって、
そのあとも〆切りが続くのでその前に、
ちょっとここらで記録をし始めておきます。
今回、ロンドンでお世話になったのは、
Msちゃんとその家族です。
Msちゃんは、
昔働いていた大阪の会社で一緒だった女性で、
英文を取り扱う「コピーコーディネーター」という仕事をしてました。
お客さんである企業の担当者の作った文章と、
最終的な文章を作る出入りの外国人コピーライターとの間で、
橋渡しをしながら調整する仕事です。
当然当時から英語はペラペラでした。
彼女がその会社に入ってきた頃というのは、
バブルがはじけた後で、
会社の状態も悪くなりはじめていた時期で、
それまで社内の色んな仕事に企画書や絵コンテで関わっていた僕が、
社長の命で、CGを作る仕事以外からは手をひいて、
デザイナーのMmさんの下でアシスタント的に働くのが、
メインの業務になった頃です。
そのチームにMsちゃんもいたのだけれど、
他にデザイナー見習い的にチームにいたIsちゃんなども含め、
若手は結構仲良くしていました。
やがて僕が会社をやめてフリーになり、
そのうちにそれぞれもやめてバラバラになり、
会社自体も無くなります。
けれど、
MsちゃんとIsちゃんの若手女性2人は、
それぞれその後も、
僕に時々「サノさーん元気ー?」「会おうよー」なんて、
気にかけてくれてその後も時々声をかけてくれるのです。
で、
Msちゃんはというと、
当時から付き合っていた、
僕も数回会ったことのあるイギリス人のRくんと結婚して、
イギリスのロンドンに住むようになりました。
今から20年くらい前のことです。
それでも、
日本に帰国するたびに「佐野さん会おうよ」と連絡をくれて、
当時僕がやっていたCD-ROMの作品を見てもらったり、
食事したり飲みに行ったりしていました。
Msちゃんに子供が生まれたここ数年も、
だいたい毎年のように彼女の一家と会って、
飲んだり遊んだりしていました。
去年も芦屋川で遊ぶ子供たちをみながら、
大人はビールを飲んで楽しみました。
で、そんな中、
もう随分と長い間、7.8年くらい前から、
「佐野さんロンドンに遊びにおいでよー」
「うん、行きたいなー」
という会話が交わされていたのです。
その約束が、
とりあえず金銭的なことで可能になって、
ようやくかなったのが、
今回のロンドン行きなのです。
僕は高校生の頃にビートルズが大好きで、
ロンドンに行けばもちろん、
ビートルズのアルバムジャケットや映像に出てきた、
いろんな場所を見に行きたくなります。
けれど、
それはあくまで結果的なことであって、
「ビートルズが好きだったから行きたい」
というのがメインでは無いです。
人に簡単に話すにはそのくらいが丁度いいんですが。
つまり、
今回のロンドン行きがどういうことかというと、
「かつて知り合った人が、
何かのご縁で今でも関係が続いていて、
なおかつ〝おいでよー〟って言ってくれてる
しかもそれが昔ビートルズでアタマになじんだロンドンで、
本人も行ってみたいと思っている」
という状況があるのに、
行かない手はないだろう?
ということなんです。
こういう状況がある、ってこと自体が、
珍しく、希な事だと思わない?
ってことなんです。
ねぇ、これって、よくある状況?
で、
「でも、時間とかお金とか環境とかめんどくさいのでどうのこうの」
とか言う人は、
たぶんそういう状況とかと縁の無い人か、
しかもそもそも、
そういうのに興味の無い人なんじゃないでしょうか?
僕は、やはり
「行きたい」と思ったなぁ。
「見たことの無い国」に行ってみたいと思ったなぁ。
しかも「ビートルズ」が好きだったしなぁ。
そして、
さらに何より、
「そう言ってくれる人たちに会いに行きたかった」のです。
まぁ、そうは言っても、
今回が初海外。
英語だってほぼ全くしゃべれない。
国際線も初体験。どういう仕組みなのかさえ知らない。
なのにツアーとかではなく一人の単独旅行。
おまけにアムステルダムでの乗り継ぎありで、
何もかも初めてでかなりハードルが高くて、
ちょっとしたアクシデントもあったりで
往き帰りはヘトヘトになりました。
けれど、
向こうに滞在中は、
MsちゃんR君家族のおかげで、
ほんとにいい数日をすごせた、
そんなロンドン行きなのでした。
行って良かったなぁ、
とほんとに思います。
ロンドンの話は、
また続けます。
そんなこんなです。