ロンドン、
今回はもちろん初めてなので、
やはり観光地は回ってきました。
Msちゃんの案内で、
時に、単独1人で、
そして時に、Msちゃんの家族みんなで。
まずは、
ロンドンのイメージで良く出てくる、
タワーブリッジ。
Msちゃんに教えてもらって、
僕もずっと間違っていたことが解ったのだけれど、
これは、
「タワーブリッジ」であり、
「ロンドンブリッジ」つまり「ロンドン橋」ではありません。
よく、みな、勘違いしているらしいです。
そう、「♪ロンドン橋落ちた〜落ちた〜落ちた〜」の歌で有名な、
「ロンドン橋」はこれではなく、
こちら。
↓
ほんとに、何てことはない、
フツーの橋でした。
さて、
タワーブリッジ。
二つのタワーの間には歩行者用の通路が上部にあり、
今は観光用の施設になってます(入場料が必要)。
エレベーターもあったけれど、
あえて古い階段を上がっていくと、
上の通路は展示室になっていて、
中央部分の床はガラス張りに。
ちょっとコワイです。
東側の通路からはテムズ川を挟んだ東の地区が展望できます。
遠くは高いビルも見えるけれど、
近くの場所は古い町並みがあります。
そして、
反対の西側の通路からは新しく建った良く言うと近未来的な、
悪く言うとヘンテコリンな形のビルが見渡せます。
「キミはオシャレな加湿器かい!」とか、
「キミは昆虫の卵かい!」とか、
いろいろと突っ込みたくなります。
最近の日本でもそうだけれど、
どうしてこのごろのビルは「妙な形」にしたがるのでしょうか?
「フツーでステキ」はダメなんでしょうか?
それらと対照的に、
手前に見える古い城は、
「ロンドン塔」という中世に出来た要塞の一部です。
タワーブリッジを降りて、
街を歩きます。
おいおい、こらこら、
なんて日本でいうところの「オシャレな感じ」のオンパレードなんですか。
「いや、観光地だからでしょう?」
うん、たしかにそれも多少あるかもしれないです。
整備はしているでしょう。
しかし、
ちょっと横道にそれて普通の感じのところを歩いても、
おいおい。
こらこら。
その後単独行動になって、
タワーブリッジあたりから離れて、
ペーカーストリートやサヴィルロウあたりでも、
いやいや、
もう、カンベンしてくださいよ。
参りました、
ワタシが悪うございました。
許してください。
こうやってフツーな感じでしっかりと残っている、
ドカッと根を下ろした重みのある「昔ながらな西洋的な感じ」を見ると、
日本のショッピングセンターやレジャーランドによくある、
「なんちゃって西洋」がバカみたいに思えてきます。
これに、日本でちゃんと正面切って対抗できるのは、
たぶん、日本らしい木造建築や家屋なんでしょう。
けど、
「ちゃんとそのまま残していく姿勢」みたいなものが、
「観光地以外の普通のところのものも置いておく姿勢」みたいなものが、
根本的に日本の行政ではかなり欠けている気がしました。
以前にここでも書いた、
「有形文化財」に指定されていた神戸の木造酒蔵が、
金銭的理由ということであっさり無くなっちゃったのから見ても、
ダメですね。負けてますね。
それで、
お金かけて、
「なんちゃって西洋」を作って喜んだりしている訳ですから、
まぁ、コテンバンだなぁ、
と思ったりした訳です。
そんなこんなです。