「コンビニ限定クロスワート」誌のイラストが完了。
編集部からのお題は、
「高級っぽい!? マンション名にありがちな」
↓
編集部からのお題は、
「類似品にご注意!? 似たもの同士の違いを探す」
↓
(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
で、例によって、
パズル誌のイラストを紹介した記事のときは、
そのタイトルや絵から何か言葉を拾って何か書く。
「似たもの」<ふと思ったりすること>
昔から、
例えば子供の頃に駄菓子屋に行ったりすると、
なんとなく「ウルトラマン」に似ているけど、
どう見てもウルトラマンではない、
「なんちゃってウルトラマン」の絵を描いたパッケージのお菓子、
なんてのが売られていたりしたものだ。
駄菓子屋に限らず、細かくは覚えて居ないが、
大きくなっていく過程の中で、
他にもいろいろ「なんちゃって」は見かけた気がするなぁ。
もちろん、元ネタは国内のものからばかりではなくて、
「なんちゃってミッキーマウス」とか、
「なんちゃってチャーリーブラウン」とか、
海外モノが元ネタの「なんちゃって」も多く見てきた気がする。
アジアの大国の「なんちゃってドラえもん」のことを、
僕らもあまり悪く言えない。
例えば音楽の世界でも、
昔は「なんちやってプレスリー」みたいなのに人気があったり、
「なんちゃってビートルズ」なバンドたちもあったり、
「なんちゃってロック」だって沢山あった。
いや、そういうのは、
日本のことだけではなくて、
かのゴッホは「なんちゃって浮世絵」を描いているし、
ビートルズだって「なんちゃって黒人音楽」から出発した。
だいたいの場合、
「なんちゃって」から始まる。
まぁもちろん、
「表現と商売は別」で、
「人の考えたものをネタにちょっとだけ変えて商売するのはヨロシクない」
と言われると、
「視点や立場を考えると、それはそうとも思えるよなぁ」とも思う。
それから、
表現で「なんちゃって」をしたとしても、
ずっとそのままではなく、
「そこから何か自分のものを積み上げてということがあるではないですか」、
と言うこともまぁ、正しい。
けど、
一方で表現だって、
「私たちはもう40年以上この店で愛するビートルズのコピーバンドをしてます」
というのも、それはそれでひとつりあり方として正しい。
さらに商売にしたって、
「なんちゃって」を土台にして、
色んな経済活動が活発になることもあるだろうし、
実際戦後の日本はそうだったんじゃないかと思ったりもする。
と、こんな風に、
「マネがほんとに悪いのか?」ということを考えだすと、
だんだんと解らなくなる。
もやもやする。
それについて、
「著作権とかビジネスマナー」とか、
解った風な理屈で「マネは絶対ダメである」と言われると、
なんかこう「心にすっきりしないもの」が残る。
だいたいそもそも人は、生まれてから、
「周囲の大人のマネ」で育っていくところもあるしなぁ。
しかし、逆に、
「なんでもバンバンマネしたら別によろしいやんー」と言われても、
「ちょっとなんかそれもなー」と思ったりもする。
で、
まぁ、
唯一このもやもやを一番納得させてくれる「マネ否定」の理屈は、
「僕は、法律とか著作権とか利益とか、そんなことより単純に、
勝手にマネされたらされた方はなんか気持ちが悪いですやーん!
例えば喫茶店で友達としゃべっていたら突然向こうの席の見知らぬ人が、
僕のしゃべり方をマネして喜んでたらなんイヤな感じしますやーん。
そういう感じで、僕はマネされるんはイヤですわ!」
だけかもしれないなー、
なんて思ったりするのだなぁ。
|まぁ、どっちでもよろしいやん /
|とにかくよく拝んでおきなはれ/
そんなこんなです。