「クロスワード mini」誌のイラストが完了。
編集部からのお題は、
「お調子者のイルカくん」
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編集部からのお題は、
「おはようございます! あなたの"朝の定番"は?」
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編集部からのお題は、
「パッと名前が浮かぶ有名人 ○○といえばこの人!」
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編集部からのお題は、
「記号でしっかり憶えよう 身の回りにある元素」
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編集部からのお題は、
「イマドキの恋愛の悩み… 告白はメールで!?」
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(このブログへの掲載は編集部の許可を得ています)
前の記事で、
この写真を載せた。
↓
芦屋の浜手にあった昔住んでいた家の前の道路を挟んで東側に、
もともとは大きなお屋敷で、
その後川崎製鉄のテニスコートになった広い敷地があったのだけれど、
その外周に沿って内側に、
「昔の芦屋浜の松林の名残り」と思われる松が沢山あって、
家から外に出ると必ず正面に見える松の並んだ姿に、
僕は知らず知らず癒やされていたんだなぁ、
という、話の、
その証拠としてこの写真を載せた。
こんな松があったんだよと。
けれど、
これはその敷地内の写真には違いないが、
写真の少年の向かって左に見える松は、
敷地からみれば北側の辺にあたり、
家から見た正面のもの(敷地から見れば西側のもの)ではない。
で、
きっとその位置の松の写真もあると思うから、
また見つかったから載せよう、
と、前回書いた。
探してみると、
すぐに見つかった。
だからさっそく載せよう。
正面にあった松の並びは、こんな感じ。
↓
これは家の2階から写した写真。
右の方に昔のスバルが停まっている。
1970年頃の写真で、当時はまだ白黒フィルムも使っていたけれど、
そろそろ時々、カラーフィルムも使い出した、
そんな時代だ。
(昔の写真なのに色味がクリアなのはちゃんと色補正をしたから)
そう、この松。
ずっと家の正面に並んでいた松。
台風の時は、
この松が「ザーーザーーー」と大きく揺れるのを、
家の中から見ていたりした。
ここにとまったハトがトゥートウッと鳴き、
夏はここにとまったセミが鳴いた。
他の人が見たら「単に松ですやん」なのかもしれないが、
僕には「子供時代の日々」のセットの中に必ず含まれている、
心がちょっと安心する情景だ。
この松は今はもう無くなっている。
阪神淡路大震災の後のすぐくらいに道路の拡張工事が始まって、
昔は行き止まりだった旧堤防(写真の右手方向)を坂で通し、
今は芦屋市の中央を南北に貫く大きな道路に変わっている。
その折りに、
この松も切り倒された。
工事が始まる数年前、
市と工事関係者と「やや、反対」の市民との話し合いがあって、
心ある人たちが「あの松を残せないか?」と提案した。
そして住民の年配の1人が、
「あんな立派な松をタクサン切ったりしたら、バチがアタリます」
と言うと、
市か工事関係者かどちらなのかははっきり知らないが、
「フフンッ」と鼻でせせら笑った人がいたという。
母はその人の態度を見て無性にハラが立ったらしい。
「日本昔ばなし」のように直接的によくわかる形で、
バチがあたるかどうかは知らないが、
やっばり、
「そういう反応は良くないんじゃないかなぁ、
その鼻で笑った人は今どうしているのかなぁ」
と、ちょっと意地悪い妄想をしたあとに、
あ、ダメダメやめておこう、人を呪わば穴2つ、
なんて思ってあの今は無い松の景色を思い出して、
ほっこりしたりしたりするのだ。
そんなこんなです。