「ラッキー! クロスワード」誌の、
「コンビニヒーローパズル」が完了。
これが載る「ラッキー! クロスワード」誌は、
セブンイレブンにて8月後半頃に発売。
僕の一緒に暮らした母方の祖母は、
神戸生まれ神戸育ちで、
(しかも三宮生まれの三宮育ち)
ちょっと早とちりでオッチョコチョイなところのある、
おしゃべりで食いしん坊な神戸女だった。
彼女はよく年をとってから、
「最近はアカンわぁ、よく間違えたり忘れたりで〜」
としょっちゅう言っていたが、
それを聴くたびに血の繋がった僕の母は、
「よく言うわ、昔からそうやん」と言っていた。
その祖母の「おもしろ話」はいくつもあったのだれど、
年月が経つたびに次第に1つ1つ忘れていってしまうもので、
ちょっと残念だったりする。
けど、
いつになっても忘れない笑い話が1つある。
あれは僕がまだ当時の実家にいた頃、
もう20歳は越えていたんじゃなかったかな。
ある夕方に、裏の老人会の会長のクスノキさんが来て、
呼び出されたおばあちゃんが対応に出た。
家の中にいた僕らにもそのやりとりの声は聞こえていたのだけれど、
クスノキさんはこう言った。
「"あんまき"の特別販売が老人会であるのですが、購入しませんか?」
するとおばあちゃんはすぐさまこう訪ねた。
「はぁ、それ、おいしいんでっか?」
クスノキさんは「へ?」という感じになったらしく、
少しの間、沈黙になった。
そう、
その特別販売の"あんまき"とは、
あんまをする器具、つまり「あんま器」の事だったんだけど、
おばあちゃんは、
あんこがまいてある「あん巻き」という食べものだと、
思ってしまったのだ。
そのあとクスノキさんが説明しているらしき小声が聞こえ、
「いやぁ、わたしはてっきり餡を巻いた食べ物かと思いましたわぁあははははー」
とおばあちゃんの笑い声が続いた。
いやぁ、
やっぱり、
そういうのは歳のせいじゃないでしょうよ。
今は天国にいるおばあちゃんよ。
ちなみに、
のちに知ったのだけれど、
愛知県の方に餡をホットケーキ生地で巻いた、
「あん巻き」という和菓子がほんとにあるらしい。
そんなこんなです。
※本文とはぜんぜん関係ない上の写真は、
家と店の間の出入り口から「なにするの?」と覗いている、
アンジュちゃん。(2013年3月12日撮影)。