▼今は、
魚のことを「さかな」と言うが、
もともとは、
「さかな」というのは「酒菜(さかな)」のことで、
酒のあてのことであった。
▼そのうち、
よく酒のあてにつかわれる魚がそのまま
「さかな」と呼ばれるようになった。
▼では、「さかな」と呼ぶ前に、
魚の事は何と呼んでいたか?
「うお」。
「出世うお」「うお市場」など、
今でも使う「うお」である。
なんて、
こういう話をしたときに、
いつも思うのが、
「まぁ、たぶんこれは
本当の事なんだろうけれど、
でも、
ほんとにそうだったのかどうかは、
実際わかんないよななぁ、
昔のどっかの時点で、
すっごくアタマのいい、
しかも茶目っ気のあるヤツが、
みんなにそう思い込ませただけかもよ」
なんて、
思ったりして。
そこんところが今となってはワカンナイのに、
自身満々に人に教えたりしていいんたろうか?
なんて、
つい思ったりする。
だから、
酒のんでウンチク言っているおじさんも、
美術館でヨコのおネエちゃんにウンチク言っているおじさんにも、
その人が嫌いじゃなくっても、
ニコニコ聴いていたとしても、
心の中のスミッコにいる小さな小さな僕がひっそりと、
「でも、そうは言われているけれど、
それは100%ホントニホントニほんとにほんとぉ〜?
ゼッタイ〜? キミは直接見たんか〜? 直接聴いたんかぁ〜?」
と小さな声で、
言ったりしているのです。
まぁでも、
そんな事を実際、
「ほんとかー?ほんとかー?ほんとかー?」なんて、
実際口にしてその人に言っちゃったりしたら、
それはそれで身もフタもないし、
もしかしたらその通りなのかもしれないし、
もし間違いであっても元ネタが間違いならその人のせいでもないし、
解る大人同士はそういうのを踏まえて、
黙っててもなんとなく、
ちゃんとやりとり出来るものであるからして、
ということでニコニコしているワケです。
それに、
魚が昔は「うお」としか呼ばなかったにしても、
「さかな」の語源が「酒菜」であったとしても、
結局のところは、今現在、
ニコニコとお酒が飲めたらいいんです。
そこんところが正しいであれば、
それでいいんです。
うーん、
うまくまとめようとしたけれど、
イマイチうまく行かないな。
実は、
今回の記事は、
↑の絵が先にありました。
なんとなく描いた絵です。
それを挿絵にして、
あとづけで文章をつけてみようと、
そういう試みでした。
そして、
小さく二転三転していく文章。
まだまだだな。
そんなこんなです。