「冬っぽい寒さ」はまだ残っているけれど(特に朝夕)、
サクラは、「しゃあない、もういっとこか」てな感じで、
咲いている。
今日は天気自体は良かったし、
昼の日射しは暖かだったので、
花見はにぎやかだったかもしれないな。
けど、夕方からまた冷えてきた。
暖房をつけた。
いったい、いつまでつけることになるのか。
ね、ボク、どう思う?
で、
今日は、
生まれて始めて、
「狂言」を見てきた。
なんだか良かった。
今日の「狂言」はホールで行われたので、
ステージに「能舞台」が再現されていて、
その上で行われた。
「能舞台」は舞台と廊下と後ろの松の絵だけで、
その物語に合わせたセットみたいなものはない。
ので、
出てきた登場人物が、
まず自分が誰であるかを告げて、
そして場所がどこであるかも告げて、
見ている人にイメージをさせてから物語が始まる。
それを見ていて思った。
「これって、小劇場とかでするセットの無いアングラ劇とか、
芸人さんたちのするコントみたいだなぁ」と。
コントなんてまさしく、
そういうのってあるねぇ。
ステージには別にセットはなくて、
あってもせいぜい小道具で。
「ある駅のホームで!」
とか最初に言ったりしたり、
「私は○○、モデルよ」
なんて、
自分がどういう人かを最初に言ったり。
「ああ、そうか、日本のそういうののルーツは狂言か」
とふわっと思ったりしながら見ていた。
まぁ、
最小限の形でするとなると、
自然にそうなるか。
それにしても、
中ホールとはいえ、
満席。
日曜の昼過ぎ早い時間で、
演目は2つだけの2時間もない短い公演時間で、
チケット料も1500円とお手頃で、
「はじめての狂言」と題した幕でもあったからかもしれないけれど、
男性女性、年配や若い人、子供連れの家族などで、
イッパイになっていた。
「日本にしかないもの」が、
そんなふうにみんなに感心もって見られるのは、
「いいなぁ」と思って帰ってきた。
そんなこんなです。