今日、
画材とその他の買い物の為に、
三ノ宮に行ってきた。
で、
「ジュンク堂」という書店に寄ったら、
昔の神戸の写真のポストカードを復刻したものが売っていて、
「おっ!」と思って数枚買ってきた。
そのうちの1枚がコレ。
昔のものでよく見る白黒写真を彩色したポストカード。
↓
うーん、スキャナーでスキャンしたいなぁ。
でも、人の作ったものをスキャンして載せないようにしてるしなぁ、
けど、匿名性のポストカードだし、
ずいぶん古いものだからいいかなぁ、
ごめんなさい、ちゃんとスキャンしちゃいます。
ということで、
スキャンしたのがコレ。
↓
何年に写したものかは記載していないので解らないけれど、
調べてみると写真に写っている「そごう百貨店」、
元町あたりからこの三ノ宮に移ってきたのが昭和8年(1933年)だから、
それ以降の何年の間かなぁ。
とにかく、
「そごう百貨店」以外は建物が低い低い。
「そごう」が高い高い。
この風景、今はこうなっている。
↓
「そごう」のシェイプが一緒でしょ?
たしか、今のそごうは昔の建物のそのままの上に、
上のようなツルッと白い覆いをかぶせているんじゃなかったっけ?
いや、震災で中の部分がどうにかなったのだったけか?
ちょっと調べてみないと解らない。
それにしても、「そごう」、
キミも昔は高かったのにねぇ。
こんなポストカードもあったので買ってきた。
上の写真の丁度右側上空からの写真。
↓
ほんと、「そごう」以外は、
ほとんど民家な建物だ。
それに、今は写真の「そごう」左側のところに、
国道2号線に通じる道路と、JR線が走っているのだけれど、
なんか工事中じゃない?
工事しているのは道路の方か。
これは何年の写真だろう?
左下に「神戸そごうのあたらしき店」とあるので、
三ノ宮に移ったばかりの頃かな?
昭和8年(1933年)くらい?
で、現JRの三ノ宮駅の歴史を調べてみたら、
駅がこの地に出来たのが、
(正しくは、もともと少し違う位置にあったのが移転してきたらしい)
昭和6年(1931年)だからそごうより先にできているハズ。
うーん、もう写真の頃にはあるハズだ。
この写真の左側の見えていないところに駅と線路があるのかな?
ああ、そうだなきっと。
それにしても、
こんな低い建物の中でそびえている頃の「そごう」は、
近隣のヒトビトにとって価値があったんだろうなぁ。
ちなみに、今は、
周辺ビルだらけです。
あともう一枚、
ここに載せたいと思ったポストカード。
↓
歩いている人の服装を除けば、
今でも地方に行けばありそうな神社の近くの感じ。
ここ、
もう別れてしまったけれど、
3年ほど前に藤原紀香さんが式を挙げて有名になった、
「生田神社」の参道だと思う。たぶん。
で、もしそれで正しければ、
この鳥居のずっと奥に「生田神社」がある。
(正面の鳥居の向こうに小さくもう1つ鳥居が見えているよね)
この写真を写した場所、
「たぶん、あそこじゃないかな」と思う場所があるので、
また機会があったら写真を写してきて、
比較してみようか。
「昔の方がよかった」とは言わない。
ただ、
なんか「いいなぁ」と思う。
というか、
行ってみたい。
この頃の神戸。
大正から昭和初期の神戸に。
前から人に、
「タイムマシンがあったらいつに行きたい?」と聴かれたら、
必ず「昔の神戸」と答えている。
で、
若かりし頃の、
ウチのおばあちゃんを見つけて、
(どこに住んでいたかは調べがついている)
当時の彼女はどんな風なのか、
ちょっとついて行ってそっと見ていたいなぁ、
なんて思ったりする。
で、
その日、彼女、
家に帰ってから、
「なんかヘンな人がずーっとついてきて、こっち見てるねん。きしょく悪かったわぁ」
なんて言っていたりして。
そんなこんなです。