映画(劇場)
●「THIS IS IT」マイケル・ジャクソン
すごいなぁ。20〜30代のダンサーと踊っても、ぜんぜん負けていないダンスのキレ。そりゃ、マイケルだからそうなんだけど、よく考えたら50才。それを維持しようとするマインドがすごいなぁと。「年とったから」なんて言っていてはイカンよなぁと。(僕はあんまり言ったことないけれど) 一方で、スタッフにはとても丁寧に、一生懸命に、自分のしたいコトを伝えてて。世界のマイケルなんだから、もっとエラソに言ってもみんな言うコト聞くだろう。マイケルに比べたら全然「小金持ち」なくせにもっとエラソな人ってタクサンいるぞぉ。結局はそういうのって、何も訴えないよなぁと。いかに、その気になってもらうかと。その時、プライドなんていらないね。「一生懸命でバカみたい」になってもいいだよねと。そう思う。大きな目でみれば「バカにされた方が勝ちで、バカにした方が負け」みたいな気がしてきた。いや、勝ち負けの問題ではないか。人間レベルの高さというか。白人の女性のギタリストがもう、ウマイしカッコいい。音楽映像としても、CG特撮映像としても、充分に見応えがあった。DVDになったら必ず買おう。
CD
●「THE FALL」ノラ・ジョーンズ
実はまだあんまり聴き込んでないけど。すごく売れたファーストアルバムは当時買ってよく聴いていた。あれはオシャレな「Smooth Jazz」ぽい感じだったけど、今度のこれはもっと「ギターポップ」っぽい感じかなぁ。けど、ボーカルの処理の仕方が「JAZZっぽいなぁ」と思った。とにかく声がキモチいい。
[このご縁について考えてみたりする]
「さあ次の何かへ」みたいなコトを考えていて、一方で「自分のやれる作品つくりの範囲」みたいなことを思ったりもしているここんところに、「THIS IS IT」はとてもよかった。「地球」とか「愛」などのメッセージとか、そういうのを感じるところもあるのだけれど、「表現」みたいな方に居るものとしては、もうコレ。「バカの道」。マイケル、すごくマジメだけど、やっぱり「パカ」でもあるなぁと。あんな顔にしちゃってさ。50才で若者に負けないダンスしちゃってさ。そんでもって死んじゃってさ。バカだなぁ。けれど、だからこそ、訴えるものもある。ちょっと色んなものを学んだ。
ノラ・ジョーンズに関しては、別にキモチ的なご縁は別にないのだけれど、最近、彼女がシタール奏者の「ラヴィ・シャンカール」の娘だと知った。ラヴィ・シャンカールと言えば、ビートルズのジョージ・ハリスンのシタールの師匠だ。そういう意味ではご縁だな。ビートルズはこの秋にリマスターで再びそろえた。けれど、両親はノラが生まれてすぐに離婚しているので、「親の七光りデビュー」というワケではないみたいだなぁ。まあ、アメリカでは実力がないと出てこれないか。
そんなこんなです。