今日は、ブロッコリーの話。
そう、野菜の、
ブロッコリー。
ブロッコリーと言えば、
同じような形をしていて、
でも色の違う、
白い「カリフラワー」という野菜がある。
ところが、
僕は何故かいつも、
「カリフラワー」の名前が出てこない。
だから、
「えーっと、ほら、
"ブロッコリーの白いの"、
なんやったっけ?」
と言ってしまう。
僕にとって、
「カリフラワー」が印象が薄いだけなのかもしれないけれど、
もしかしたら、
逆に「ブロッコリー」が印象的で、
存在感をもったヤツなんだろうか?
この間も、
ブロッコリーが料理に入っていたみたいな話をしていて、
「ブロッコリー」という言葉を連発している中で、
「〜の、角っこの」と地理的な話をしようとしたら、
「〜の、角っこりーの」と言ってしまった。
いや、ほんとに。
「ブロッコリー」という野菜は、
もしかしたらなんか、
吸引力をもっているのだろうか?
例えば、
ここが今、
中学校、もしくは高校だとしよう。
「山本」くんというヤツと「重内」くんとヤツが、
仲良しでいつも一緒にツルんでいたとしよう。
(いや、この名前はあくまでも便宜上なので、
もしこれを見ているこの名字の人、気にしないでね)
で、
「山本」はとにかく目立つヤツ。
「重内」もけっして地味なヤツではないのだけれど、
「山本」がとにかく何故か目立つ。
同じクラスのヤツだけでなく、
他のクラスの前を通りかかっても、
みんなから「山本ーっ」「山本ーっ」と、
声をかけられるタイプ。
また、
グランドで何かしていてたりすると先生から大声で、
「こらー、山本ーっ」と最初に名前を呼ばれてしまうタイプ。
なもんで、
いつも一緒にいる「重内」は、
なぜか印象が薄くなってしまう。
他のクラスの人間同士とかが、
何かの拍子に「重内」の話になるんだけれど、
名前が出てこなくて、
「ほら、えーっと何て名前やったっけ?
ほらほら、"いつも山本といるヤツ"」
と言われてしまう。
それから、
たまに「山本」が一人でいると、
他のクラスのヤツから、
「あれ?今日はアイツは?
ほらほら、"お前といっつも一緒にいるヤツ"」
と言われてしまう。
なんか「ブロッコリー」って、
そんな力があるんじゃないんだろうか?
カワイソウなのは、
「カリフラワー」。
「ブロッコリー」の力に引っ張られて、
「ほら、"ブロッコリーの白いの"」だなんて、
なんて失礼な言われ方なんだ。
いや、
僕がしっかりと憶えればいいのか。
「ブロッコリー」に力があったとしても、
それをはねのけるくらいにちゃんとしっかりと。
ごめんね、
えーっと、
「カリフラワー」。
そんなこんなです。