帰ってきました。
神戸というところは、
細く長く、
六甲山にくっつくように存在している街なので、
ちょっと北側を見ると、
低い山並みにいつも緑を感じることができる。
けれど、
大阪の中心部のような大都会に行くと、
平野に街がただただ広がっていて、
なんだか息の詰まる思いをすることがある。
東京も、
基本的にはそうなのだけれど、
ただ、あそこには、
街のど真ん中のアチコチに、
「現・旧あわせて皇室関係の土地」とか、
「もともとは幕府・大名関係のお屋敷や土地で今は公園」とか、
そういう場所に緑がドンと固まって、
広大に存在していたりする。
そういうのが、
「ああ、いいなぁ」と思う。
新宿とか渋谷とか原宿とか六本木とか繁華街や最新スポット、
そんなところにはすっかり興味がなくなってしまったけれど、
便利で都会な場所と隣接して佇むそういう場所には、
非常に興味がある。
そういうところは当然歴史を持った場所で、
「ああ、もとお江戸だなぁ」と感じさせるところで。
今ではどこの大きな街も「小東京」みたいになってしまったので、
逆にそういうところに「東京だなぁ」と僕は感じたりする。
チョンマゲと脇差しの人がいた同じ場所にいるのがウレシイ。
そんでもって、
その緑の向こう側で、
ビルが高々とそびえていたりする。
そのあたりがオモシロイ。
写真は全て、
「小石川後楽園」。
東京ドームの近くで、
もと水戸藩の広大なお庭。
そして、木々の向こうに、
東京ドーム横の遊園地の、
大きなジェットコースターが、
チラリと見える。
さて、秋。
この秋は、
ゆるやかな秋になればいいなぁ、
いや、
したいなぁ、
とそんな風に思う。
そんなこんなです。