ワタシの道具たち(その5)
アーロンチェアー
ひさしぶりに、
自分が使っている(使っていた)道具たちを紹介する、
このシリーズを。
今回は、
「アーロンチェアー」。
ふだん仕事に使っている椅子です。
これを買ったのは、
たぶん12年前。
「デスクワークには最適」と雑誌で紹介されているのを見て、
欲しいなぁと。
けれども
コレ、13万円。
「高いなぁ」と思いながらも、
当時、思い切って買ったのでした。
けれど、
買ってヨカッタ。
それ以前までは、
1万そこそこの事務用の椅子を使っていたのだけれど、
長時間座っていると腰が痛くなった。
それに、
年に一度くらいだいたい冬あたりに、
数日間、腰痛が治まらずに寝たままになったりしていた。
それが、
この椅子を使い始めてからというもの、
12年の間、
一度もそんな風になったことが無い。
13万は高いけれど、
本格的に腰を痛めて通院などすることを考えれば、
そして年をとって持病になって残りの数年苦しむことを考えれば、
決して高くはなかったなぁと。
この椅子は僕が買ったころあたりから、
デザインやITの現場でも使われるコトが多くなり、
どこかの事務所とか取材のテレビや雑誌などで、
向こう側に見かけたりするようになった。
はじめて座ると、
ちょっとオシリのあたりがムニッとしていて、
慣れるまでちょっと時間がかかる。
それから、オシリ部分がメッシュなので、
冬は少しスースーするし、
おならをすると「ブスッ」と下に抜けるのが、
最初は妙におかしかったりもした
そんな「アーロンチェアー」。
けれど、効果はあったなぁ。
ところで、
去年の終わり頃だったか、
この椅子に座って作業をしていて、
ぐっと体の重心を動かした瞬間に、
「ゴキッ」と大きな音が下の方で音がした。
「何?」と思って見てみると、
両脇にあるアームの様になった部分の一方が、
ブラブラとぶらさがっていた。
さらによく見るとそのアームと本体との連結部分の、
ネジが中で折れて外れてしまっていた。
折れたネジも床に転がっていた。
「あー、修理しなきゃなぁ」と思いつつも、
数ヶ月そのまま使ってきたけれど、
「やはりそろそろしておいたがいいよなぁ」と、
ようやく先日メーカーに連絡してみた。
で、昨日、
メーカーから届いた梱包箱に入れて、
修理に出した。
いってらっしゃい。
で、
アーロンチェアーがリハビリに出ている間、
フツウの椅子に座って作業をしているのだけれど、
2日目の今日夕方あたりから、
さっそく腰のあたりに負担を感じる。
僕の腰にリハビリが必要となる前に、
早く帰ってきておくれ、
「アーロンチェアー」。
そんなこんなです。