暑い。
が、
たまに、
なんか秋っぽい風が吹いたり。
オリンピックは、
シンクロナイズドスイミングが始まった。
見ていてつくづく、
「人間ってヘンな生きものだなぁ」
と思う。
ピンで鼻をつまんでおいて、
ニコニコ笑いながら潜って、
足だけ出して回ってみたり。
みんなも拍手してみたり。
もちろんシンクロナイズドだけがヘンってワケではなくて、
鉄板を丸くくぼませてそこに小麦粉などとタコを入れてくるくる回すタコ焼きとか、
すでに建っているものを壊しては新しいものを建てて後で困っている様や、
携帯電話をかけながら車を運転しているときのその全体のポーズとか、
キレイな川や地下水を飲めなくしておいてペットボトルの水を買っているとか、
プラスマイナス全部含めて近代以降のその営み全てがヘンテコだ。
あっちこっちであんなコトしたりこんなコトしたり。
他の生きものに類を見ない。
神さまがいて雲の上のベランダから見ているとしたら、
きっと「ヘンテコー」なんて思っているに違いないな。
そういう僕も、
ペットボトルの水を買っている。
この、飲んだ後のペットボトルがまたやっかいだ。
あっ、という間に「空ペットボトル」がタクサンたまる。
最近はゴミの分別が進んだので、
昔は月に2回の「燃えないゴミ」で捨てられたペットボトルも、
今では月に1回の「缶・ビン・ペットボトル」の日にしか捨てられない。
その日に出せないと次の回収日まで2ヶ月分たまってしまうことになる。
これってなんとかならないのかなぁ、と思う。
誰か、「自動自己回収ペットボトル」というものを作ってくれないだろうか?
飲んだ後のペッボトルが勝手に「回収所」まで帰ってくれる。
ドアを開けてあげて「気をつけて帰りな」なんて見送ると、
「うん」なんてって歩いて自分で「回収所」まで帰ってくれる。
道路をトコトコトコとタクサンの空のペットボトルが歩いて帰る。
けど、ペットボトルだって人の子だ(?)。
出来るだけ最短距離で早く帰りたいと思う。
すると民家の裏手とか家と家の間の隙間とか通ることになる。
そのクチコミはたちまちペットボトル仲間の間で広まり、
空のペットボトルの大勢がその「裏道」を通る。
が、しかしそれは、
大量のペットボトルに家の裏の隙間を通られる家の人にとっては迷惑だ。
でもリサイクルの一環でもあるので文句も言えない。
そこで考えて、
ペットボトルの通り道に「ネコ」をおいておくのだ。
これではペットボトルも怖くて通れない。
となると、ペットボトルによっては、
「ネコがいて帰れなかったの」
なんて泣きながら帰ってくるコがいたりする。
そうなるとこっちだって自分が見送った空のペットボトルだ。
だまってそのまま引き下がるワケにはいかない。
「うむっ、まってろ」なんて言いながら、
そのペットボトルに水を入れてキャップをしてあげて、
「よしっ、これでネコも怖がるぞ、もう1回行ってこいっ」
なんて再び見送るのだ。
書いていて、
自分でもワケがわかんない。
かように、
ほんに人間とは、
みんな「ヘンテコ」なのだ。
そして、
こんなコトを一生懸命、
ブログに書いている僕も、
正真正銘、
「ヘンテコな人間」の内の、
一人だな。
かなり。
ガンバレ、ヘンテコ。
そんなこんなです。