雲が出ていたので、
日射しによる暑さはさほどではないけれど、
その分、湿度が多い。
ムシムシとする。
この国はほんとうに「水の都」だ。
山からの水や雨が多い、というだけではない。
この湿度の高さ。
古くからこの国を潤してきた。
その分、木々が潤って元気そうに見える。
いや、どうなのか。
それは人間の思いこみで、
苦しいと人の顔が赤くなっり青くなったりするように、
苦しくて緑が鮮明に出るとかではないか。
そんなことあるまいよ。
きっとあの色は喜びの色に違いない。
そういえば、
草木染めで絶対に出ない色があの「鮮やかな緑」らしい。
植物が普段普通に出しているあの緑はどこかに消えてしまう。
ただ、「藍染め」の工程で藍の液から出したほんの一瞬だけ、
あの「鮮やかな緑」を発するという。
そんなことをテレビで染織家の志村ふくみさんが言っていた。
買い物に行った帰りの3時ごろ公園を歩いていたら、
速めのウォーキングをした人が追い抜いていった。
年は僕くらいかもう少しだけ若いか。
「エライなぁ」
そう、僕の行動を司る脳みそが言った。
「お前もやれ」と、
最近めっきり運動不足の体が脳みそに文句を言った。
「そやな」
それにしても、平日のこの時間に、
体力作りをしている人はいったい何の仕事をしている人なのか。
あ、そか、人のコト言えまいよ。
平日のこの時間に買い物袋さげて公園歩いている、
ワタシはいったい何の仕事をしている人なのか。
牛が発するゲップに含まれるメタンガスが、
地球温暖化の原因の1つにもなっているらしく、
色んな対策が考えられているという。
人間というのは勝手なもんだ。
勝手に牛を家畜にした上に食べておいて、
そんでもって今度は「温暖化の原因」だという。
「温暖化」を止める一番の有効な方法は、
人間が「便利」の余分な部分をスッパリやめればいいのだモウ。
モウモウモウ。
もし、人間以外の生き物が集まってサミットができたのなら、
きっと「人間の数を減らしましょう」となるに違いないのだモウ。
モウモウモウ。
またそろそろ、
雑誌イラストの仕事の時期。
とりあえずは、
やはり、
するべき仕事をしたり、
ささやかでも生活を楽しんだり、
するしかない。
そんなこんなです。